古い映画2016/09/26 11:09

80年代から90年代まででしょうか。
フェミニズムに立脚した映画や女性監督の映画が封切られる度に、
友人たちの間で話題になっていました。
当時、皆、まだ現役。
時間を見つけて、映画館に駆けつけました。
映画館で、知った顔に出会うこと出会うこと。

「あら、来てたのぉ?」というような会話をあちこちで交わしました。

その頃の映画を録画したVHSが、私の本棚で埃をかぶっています。
テレビの深夜番組で、マイナーだけどいい映画、というのを放送していて、劇場で観た後、また録画していたものがいくつかあるのです。

たとえば、ジョン・セイルズ監督の「リアンナ」。
これは大好きな映画でした。主人公の女優さんがまた素敵。
男性の監督なのに、ここまで女性視点で描けたのはすごい、と思います。

「ビビアンの旅立ち」という映画もありました。
日本では劇場未公開とか、、、。
たぶん、深夜映画で録画したのかなぁ、、、。

パトリシア・ロゼマ監督「私は人魚の歌を聞いた」
これは、なぜか、販売されたVHSが家にあります。

「月の瞳」のように今も、DVD販売されているものもあります。

これらは、女性同士の恋愛を描いています。
が、特にレズビアンという性事情に興味のある女性たちだけが歓迎したのではありません。
男性主導の社会の中で、
男性に評価されることを自己評価に結び付けるのではなく、
男性に依存せずに生きて行こうとする女性たちの姿に、
勇気とさわやかさを見出した女性たちがたくさんいたのでした。

1960年にアメリカで封切られた「噂の二人」は、有名な映画ですが、
オードリー・ヘップバーンとシャーリー・マクレーンの二人の女性の友情と、それがきっかけで事件が起こるストーリーでした。
ラストで、男のまなざしでしか事態をとらえられない、
ありふれた「いい人」の婚約者から毅然と立ち去るヘップバーンの姿が忘れられない名作でした。


古い映画をDVDにダビングして、保存しておきたいと、
以前から考えていたことを、ぼつぼつ実行することにしました。
もはや手元のVHSしかないものを優先的に。

で、このVHSの再生がまた、なかなか大変。
再生専用が一台、DVDにダビングできるレコーダーが二台あるのですが、ダビングできる機械の一つはDVDレコーダーが不具合で、
ちゃんと機能する方のを使ったけど、再生されたVHSの映像に横線が入って観られたものではありません。
う~ん、これはテープの問題でしょう。

平行して二つの映像を同時にダビングしようと目論んだものですから、忙しいこと。
壊れているDVDレコーダーは見限って、それでVHSを再生しながらもう一台のDVD専用レコーダーに接続して録画しようとしましたが、いずれも、しばらく使っていなかった機械なので、久しぶりに動かすと、あれこれ不具合が。
それをまた別のモニターに出力して観ながらチェックしようとしているのですが、あっちの機械、こっちのケーブル、、、とばたばたしている間にどっと疲れて、今日はこれまで、というような状態になっています。
元気になったら、やっぱり、これらの機械を全部一か所に集めて、レイアウトしよう、と、頭の中でおうちの中を整理、、、、。

10年以上も前のポータブルのVHSプレイヤーがちゃんと動いてくれたのはうれしい出来事でしたが。


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