過去の出来事ばっかり、、、2022/06/08 17:42

もう、思い出ばっかりになると思う。
今後は、そんなに書きたい出来事を経験すると思えないので、
振り返りのブログになりそう・・・

で、思い出したこと。

もう20年くらい前のことだ。
一人で、メルボルンの学会に行った。

で、向こう見ずなのか、ただのアホなのか、
自分でも呆れるのだが、
まず、メルボルン空港に降り立ったとたんに、目の前に自分が泊まる予定のホテルが建ってると思い込んでいたお目出たさ。
んなもん、あるわけない。
ずっと後で、このことを息子に言ったら、
「関空でも伊丹でも、大阪市内まで電車とかバスに乗るやん?」と言われて、なるほど、と思った。
「メルボルンは、小さな都市だから、どこでも歩ける」という観光ガイドか何かを鵜呑みにしたのだった。
で、困り果てて、空港の観光ガイドカウンターに駆け込み、
ホテルの名前を言っても、知られていないとわかり、呆然。
住所は? と聞かれて、
日本を離れる少し前に、何かの書類に書いたので、住所は辛うじて覚えていたので、伝えることができた。
で、住所を言ったら、
「あのバスに乗りなさい。あなたの行きたい通りを通るから」と指示された方向を見ると、一台の小型のバスが止まっていたので、
それに乗るべく近づいたら、外にいた運転手に、
前払いだと言われた。
日本の空港でチェンジしたトラベラーズチェックを出したら、
トラベラーズチェックは扱っていないと言う。
「え、そんなの聞いてない」と言いたいところだけど、どうしようもない。現金は持っていなかったので、VISAで払うことにした。
で、彼が、用紙を取り出して、私の住所を聞くので、
アルファベットで住所を伝えようとするが、
そこは、オーストラリア。
発音が通じない。
「A」の文字すら伝えられない。「A」は、「エイ」じゃないんだよね。
でも、「ア」も通じなかった。
何度もやり取りしたが、彼はもう、お手上げ、という感じで、
「もう、ええわ、乗って」と言った。(オーストラリア英語で(笑))。

車中で、メモ用紙を出して、自分の住所、名前、電話番号を書いて、
「あんたの泊まるホテルは、あそこやで」と運転手がバスを停めて、
指さしたので、
私は降りるときに、
「これが要ったんでしょ」と、住所を書いたメモを渡したら、
彼は初めて喜んで、
「おー、ビューティフル!」と言った。

日本人は、筆記はうまいのだ。
発音はヘタだけど。

で、何とか、無事にホテルについて、
まあ、いろいろあったのだけど、
ある日、どうしても行きたかった動物園に行くことにした。
(学会はどうした、という感じだが、なにしろ、しばらくは物見遊山に余念がなかった。)
で、またもや、徒歩で行けると信じて、ずっと歩いて行った。
行けども行けども、たどり着かない。
そもそも、地図に出ていたすぐ近くのはずのランドマークすらない。

やけに広い道路を歩き続けていたら、向こうから人が来たので、
この際、人種も性別も関係ない、と、縋りつくように尋ねた。
「メルボルン・ズーはここからどう行けばいいですが? 歩いて行くの」と言ったら、
相手は、超びっくり。
「歩いて? 歩いてはいけないよ」と、言って、
割に近くに見つかったトラムカーを指さして、
「あれに乗ったら行けるよ」と教えてくれた。

で、お礼を言って、トラムカーに乗って、無事に動物園に行ったのだが、
オーストラリアは広いんだ、というのが実感だ。
メルボルン・ズーでは、孔雀が、日本の鳩のようにそのへんにいて、屋根とかにも何羽もとまっていて、
誰かが食べ物を投げると群がってつついていて、
「孔雀のプライドはないんかい」と、心の中で突っ込んだりしていた。
初めて見るウォンバットなんかに魅入られて見た記憶が残っている。

それにしても、私って、無謀なのか、ただのアホなのか、、、。

この調子で出かけまくり、
学会の直前に焦って準備をして、ミッションは何とか果たして、
そのあとは、仕事の待っている日本にばたばたと帰って来た。
帰国した時、やけに日焼けしていた(笑)

向こうでは、やたらベトナム人だと思われたが、
実際、ベトナムから働きに来ている人が多かったようだ。
一度、学会で知り合った、東大に留学しているという現地の人と知り合って、
夜の食事会に誘ってもらって出かけたが、
降りた駅はものすごく鄙びた田舎の無人駅だった。
すると、同じトラムカーから降りた東洋人がいて、
「ベトナミー?」と声をかけてきて、
何かわからない言語をしゃべった。
ものすごく不安げで、心細そうに立っていて、縋るように私を見ていた。
「いえ、日本人だけど、英語は話せますか?」と尋ねたら、
もういい、と言うように、手を横に振って、恐れるように遠ざかって行った。

ものすごく気になったが、私も先を急いでいたので、そのままになった。

こんな、日本では経験しないことをたくさん経験したが、怖い目には合わなかった。
トラムカーでは、購入したチケットを車内の機械でvalidateしないと使えないのだが、
どう見てもこっちの人だろうと思える金髪青い目の女性に、
「このチケットどうして使うの?」と聞かれた。
機械の操作を説明して、わかってもらえたが、
多人種に慣れている人たちというのは、
アジア系の者にでも質問してくるんだなとおかしかった。
まぁ、滞在数日後、出かけてばかりで、
もう、トラムカーには何度も乗っていたから、慣れているように見えたんだろうな、、、、。

そう言えば、友人たちとアメリカに旅行した時も、
青い目の人に、地下鉄の乗り方を聞かれた。
その時は、英語が話せる友人が教えてあげていた。
そのうち、日本でも、明らかに外国人と見える人に、道を尋ねる日が来るんだろうか。

メルボルンは、もう一度、ゆっくり来たいと思うところだった。
広々して、ゆ~ったりしていた。
が、もう行くことはないんだろうな。。。

浜松の男性2017/06/07 09:31

浜松へプチ旅行した時に思ったことの一つ。

出会った男性がとにかく、優しい。
いえ、大した出会いとか、ではありません。
皆、道を聞いただけ(^^)

駅員さんに乗り換えのことを聞いたり、
通りすがりの人に鰻屋さんの場所を聞いたり、
交通整理をしているガードマンみたいな人に目的地の行き方を聞いたり、
ワンマンカーの運転手さんに次の電車のことを聞いたり、
行き当たりばったりの旅で、予習していないので、
実にいろいろ、お尋ねしました。
なぜ、男性ばかりに聞いたか、、、、
今、思い出すと、女性は皆、忙しそうで、
聞きやすい所にいたのが男性だった、というだけのことですが。

とにかく、皆さん、揃いも揃ってとてもソフト。
微笑みをたたえた優しい表情で、
親切に、おっとりとした物言いで、教えてくださる人ばかり。

たまたまでしょうか?
それとも、静岡の男性はこういう人が多いのでしょうか?
実は、浜松オトコはいい男、というような隠れた評判があるのでしょうか?

大阪のがさつな男性
(オッと、いけない。皆が皆、がさつではありません^^;)
を見慣れていると、浜松のおっとりしたソフト路線の男性が実に新鮮でした。

ウナギに夢中の友人に同意を求めましたが、
「そうかな? べつに何とも思わないけど」と、
人間のオスにはいたってクールでした(^^)

富士山2016/02/07 15:50

「一人旅」というコンセプトの「団体旅行」に参加しました。
一人旅? 団体旅行? どっちなの? と友人たちに怪訝な顔をされました。
一人参加限定の団体旅行なのです。だから、知り合いはいません。
それも、女性限定。
一泊二日で、富士山を見に行ったのです。

とても良い旅行でした。
行きの新幹線から、隣り合った人とおしゃべり。
楽しかった、素晴らしかった、旅行です。

富士山を見たくてたまらない関西の女性たちが、一人で参加しています。
連れがいない、ホテルは一人一室、バスシートも一人で二席、隣はいません。
そして富士山、、、
たぶん、共通点の多い人たちが集まったのでしょう。
程よい距離感で交流ができ、しかも、旅は道連れの感覚で連絡先も教え合わず、その場かぎりの出会いの女性たちです。その程よさが気に入りました。

で、富士山。
写真が下手な私でも、富士山の美しさに撮らずにはいられない。
これは、「ダイヤモンド富士」と呼ばれる夕陽が富士山の山頂にきたところ。
山中湖です。カメラパーソンがいっぱい。

翌日の朝日です。
ホテルの部屋の窓から撮りました。

帰る少し前。富士山をおおっていた雲がだんだん、移動していきます。

何枚も撮りました。




立山黒部アルペンルート2013/05/09 11:47

 連休の後半、一泊であわただしくツアーに参加して旅行してきました。

 でも、大阪市内では真冬でもあり得ない、雪、雪、雪の風景は、かなりすごい! 無理してでも来てよかった、と思いました。

 忙しかったけどね、、、。連れて行ってくれるのは、きゃしゃな女性ですが、はきはきと、でも雰囲気はやわらかで、ベテランで、なかなかの名添乗員さん。年寄り向きかも? まぁ、誰にでも好感を持たれる人なのだろうと思います。親切で、人のお世話が好きでないとできない仕事だなぁと、モノグサなM吉は、ただただ感心していました。
 バスに乗る前には、必ずトイレに行くように、と再三注意があり、忠実に守っていたら、最後の方では、友人が「もう、トイレは飽きた」と、サービスエリアのトイレの行列を見て、立ち去っていました。
 集合時間に遅れないように、という注意も再三あり、何度も注意を受けた後、「では、再集合までに、20分ほど時間がありますから、お買い物などなさってくださいね~」とにこやかに言われたけれど、皆、その場を動かない。「萎縮しちゃってる」と、友人と大笑い。「日本人って、従順なんだ~」と、自分たちも、その場にとどまりながら、何でもネタに笑えるのは、友人と参加したからですね。家族連れが、最多。
 一人参加の男性がおられたけど、楽しめているかなぁと、ちょっと気になりました。「女性だったら、声をかけるけどねぇ」と、男性の相手をするのが苦手な私たち、無視しちゃいました(ごめんなさ~い)。

白馬村で宿泊しました。

翌日は室堂へ。雪だらけ! ↓よその子が写り込んでしまいました。




友人。のびのび~っ。

 
妖しいM吉

日本科学未来館2012/10/22 14:29

 昨日は、友人の要請で東京に行ったついでに、日本科学未来館というところの常設展を見てきました。時間はあまりなかったのだけど、とにかく、初めて行ったのですが、ほんと、近未来。面白いところです。今度はゆっくり、ここを目的に来たいかも。


 


未来館は5時で追い出されてしまいました。
学会の方に出ている友人を待って、しばらく未来館の前の公園のベンチに座っていましたが、
だんだん暗くなってきました。
猫が一匹いましたので、ちょっとおしゃべりしながら、音楽を聴きながら、iPadをいじりながらすごしていました。


明るいと、こんな所です。

 学会にも少し顔を出しましたが、自分の守備範囲とは全く違うので、誰も知らない人ばかりだろうと思っていたのに、古い知り合いに出会い、「あら~!」と、一瞬の会話。もっと話したかったけど、時間がありませんでした。残念でした。
 違う分野の学会でも、やっぱり思うことはたくさんあります。いつも、行けば行ったで、刺激を受けます。ぼんやりしていた問題意識の輪郭が明瞭になる瞬間があります。やっぱり面白い世界です。ただ、これを言語化できるのか、というと、なかなか出来ませんね。
もう、やれることは少ないのだろうと、人生の残り時間を考えてしまう今日この頃。