「不思議な力」というやつ2016/09/22 10:21

からだの不調が重症化すると、
藁にもすがる溺れる人になってしまう。

友人が薦めてくれたフルーツジュース。
健康食品として、いろいろな病気に効能がある、という触れ込みだ。
説明を聞き、店も訪れ、
とりあえず、安くない瓶を一本買った。
7千円ほどする。
一か月4本くらい消費するとよいらしいが、た、高い!

友人のことも信頼しているし、友人が紹介してくれた、それを普及する人も、誠実な感じでいい。
騙して儲けようなんて、絶対にしていないと思う。

でも、説明に
「これには、不思議な力があって、、、」というような言葉が入ると、
もう、私の心は冷めていく。
その、ミラクルを強調するような表現、やめてほしい。

きっと、悪くないものだろう。
友人はそれで、痛みをあまり感じなくなったと、言っている。
だから、効果があるという実感を抱いている。
だから、私の痛みにも効く、と。
私の場合、元の病気が問題だから、痛みに鈍いからだを作ることが良いことかどうか、わからない。
薬の対症療法で十分です、という感じ。

やっぱり、もうちょっと、こちらの理解に届く説明がほしいなぁ。
「不思議」とか、「ミラクル」とか、そういう表現って、
近代科学に侵された私の頭が跳ね返すんだわ。

理解の枠組みを組み替えるにしても、
組み替えるきっかけをもう少しほしい感じ。
なんか、鶴が傷を癒しているのを見て、お坊さんが温泉を開いた、というようなローカルな温泉町の起源話を思い出す。
効果は本当にあるのだろうけれど、
即効性はなさそう。
時間と闘っている現代人には不向きなもののような気がするんだよねぇ。