最近、感じること2016/09/15 08:59

役所、病院、、、といった機関で説明をしてもらう機会がある。

気のせいと言われれば、そうかもしれない。

が、相手が壮年期の男性の場合、共通して感じるものがある。
それは、説明をはしょろうとする傾向。

先日は、健康保険料の支払い方法のわけのわからない変更があったので、役所に問い合わせの電話をした。
最初は、悪い感じの対応ではなかったのだが、
なんだか、テキトーな説明をするので、
「えっと、そこがわからないんですが、、、」と、さらに質問をすると、
だんだんめんどくさそうになってきて、
「何か、これで問題ありますぅ?」と聞き返してきた。
「少ない収入でやりくりして暮らしているのですから、保険料についても、ちゃんとわかっておきたいんです」と答えた。
「こちらでは、それ以上、わかりませんねぇ」と、話を終わらせようとするので、
「では、どちらにお尋ねしたら教えていただけますか?」ときいたら、
急に、「それ以上、わかりません」と言っていたデータを出してきた。
わかるんじゃないの!

結局、違う人になって、最終、結構ていねいに説明をしてくれた。
「最初のあの人は、邪魔くさそうだったからいやです」と、私も言ったんだけど。
おまけに、話がほぼ終わりになったとき、急に電話が切れた。
まぁ、ほとんど話は終わったからいいや、向こうも忙しいんだろうと思っていたら、すぐに電話が鳴って、
「すみません、子機のバッテリーがなくなって、切れてしまいました」と、今度は丁寧な謝りの電話。
うるさいばあさんだから、ちゃんと言わねばまたうるさい、と思ったのかな?
(笑)
説明さえ聞けば、別にそれくらいで文句言わないんだけど。

テキトーな説明で済ませようとする人にちょくちょく出会う感じがある。
それも、男性に多いように思う。
うがち過ぎた見方だと思う人もいるかもしれないが、
どうも、そこに女性(特に高齢者)を侮っている感じを抱いてしまう。
現職でもくやしい思いをしている女性は多いと思うけれども、
「おばあさん」ともなると、さらに適当にあしらう感じがあるように思う。
私の母の世代の女性は、適当にあしらわれることに慣れていて、
それに合わせたコミュニケーション術を心得ていた。
「難しいことは、息子に言ってください」なんて平気で言い、実は息子を操縦していたりするしたたかな「おばあさん」もたくさんいただろう。
私の母も
「難しいことはわかりませんねん」と言って、かわいいおばあちゃんになりきっていたが、
ちゃんと私を使って、うまく自分の思う通りに運んでいた。

が、今のおばあさんは、そうはいかない。
操縦する相手もいないし、そもそもかげで操縦するなんてスキルもない。
ダイレクトに自分の疑問を相手に提示するしかない。
きちんと説明してほしい。それだけ。

テキトーに説明を済ませようとする男性が多いと思うのは、
コミュニケーション能力が劣っている男性が多いせいか?
もちろん、あくまで傾向だから、個人によるのだろうけど。

それとも、男は高齢女性を侮っているのかな、やっぱり。
若い女性だと、張り切って説明するのだろうか。
そう言えば、若い頃、「そんなこと聞いてません」と思うようなことまで、
延々と教えたがるおじさんとかいたなぁ。
うーん、使えないおっさんが多すぎる。
(あ、どんどん口が悪くなってるわ。)

高齢女性に対する思い込み、というものはあるのかもしれない。
ちょっと前の世代のおばあさんのイメージが、まだ強いのかもしれない。
ちょっと前の世代のおばあさんが愚かだったのではなく、
上に書いたように、その時代の価値観に沿って、したたかだっただけなのだが。