義姉をめぐって ― 2017/05/25 09:36
後見も無事に始動である。
で、後見人が調べ上げた義姉の資産を見て、
想像もしなかった高額に、ショック!
ケアマネさんも、何度も書類を見直して、
「たくさんあるんですね」と驚いている。
若いケアマネさんにすれば、ほんとうに驚きだろう。
貧乏な私が、この人にお弁当やお菓子を買って行き、
時間を割いてきたのだな、、、
もちろん、義姉は、気を使って、
「M吉さんの名前で一つ口座を作って、そこからお金を出してもらうようにしたらいいんやね」とよく言ってくれていたが、
どうせ忘れるし、そんな手続きが彼女にできるわけがないし、
認知症になった人のお金で口座を作ったりしたら、こっちが問題になる。
「いえいえ、こんなお金くらい、大した額じゃないから」と鷹揚な返事をしていたが、
ん? ちょっと、鷹揚さが薄くなってるぞ、わたし。
義姉は、独身で大手の会社でずっと働いてきて、
特に物入りの趣味もないから、預貯金が多くても不思議はないが、
それにしても、自分の貯えの少なさをあらためて認識し、ガーン!
まだ調べきっていないようなので、まだまだ出てきそう。
う~、耳をふさぎたい気分。
親切にしたくない、という気分になりそうな自分がいや!
後見人の調べで、
怪しまれていた男性は、特に何も不審な動きがないとわかった。
むしろ、認知症が進んでから、義姉が滞納していた督促状を見て、
立て替えて払ってくれたりしている。
それで、お友達づきあいを再開してもらいましょう、と提案した。
義姉は、ほんとうに張り合いをなくしていたみたいだから、
元気な時からの友人との交流は大事に思えるのだ。
後見人もケアマネさんも異議なしで、
その男性に連絡を取った。
S姉は、まだ、
「あんなに何回も電話をしてくるのは、やっぱりおかしい」とか
いろいろ疑問を出してくる。
疑おうと思えば、いくらでも疑えるものだ。
自分の想像の及ばないこと、自分の尺度に合わないことは、
全部排除しようとするS姉の感じが苦手だ。
後見人のFさんについても、ずっと不満を言っている。
先日は、
「時間を守らないから嫌いやねん」と言っていた。
べつに、大幅な遅刻をしたことはない。
ただ、1~2分、遅れてあわてて入ってきたことはある。
私の目から見ると、
Fさんは人がよいので、予定した時間より延長して私たちに付き合ってくれていたことがあり、あわてて次のクライアントとの約束にとんで行ったことがあった。
私たちの会合にぎりぎりで現れるのも、前のクライアントにぎりぎりまでつきあっていたからだろうと想像できる。
が、暇で時間より早く到着するS姉は、そのあたりは想像できないらしい。
先日は、会合の時間よりずいぶん早くメールが来て
「近くまで来ています。もう出かけました?」とあった。
出かけるには早すぎる時間だったのだが、
とにかく、大急ぎで家を出た。
Fさんの事務所に着くと既に来ていたS姉は、
「Fさんに会う前に、話をしたかった」とのこと。
(そんな気まぐれに付き合えないよ)と私の心の声。
世の中には、「自分がルール」という人が結構いて、
周りが振り回されているが、S姉もそれかも、、、、。
まぁ、今、私という味方を失ったら相談する相手がいなくなるので、
今のところ、私にはとても気を使ってくれるが(^^)
自分が直面した出来事とまったく同じ出来事に限ってのみ、
他人に共感できる人がいる。
こういう人の思考の組み立てが理解できない。
で、後見人が調べ上げた義姉の資産を見て、
想像もしなかった高額に、ショック!
ケアマネさんも、何度も書類を見直して、
「たくさんあるんですね」と驚いている。
若いケアマネさんにすれば、ほんとうに驚きだろう。
貧乏な私が、この人にお弁当やお菓子を買って行き、
時間を割いてきたのだな、、、
もちろん、義姉は、気を使って、
「M吉さんの名前で一つ口座を作って、そこからお金を出してもらうようにしたらいいんやね」とよく言ってくれていたが、
どうせ忘れるし、そんな手続きが彼女にできるわけがないし、
認知症になった人のお金で口座を作ったりしたら、こっちが問題になる。
「いえいえ、こんなお金くらい、大した額じゃないから」と鷹揚な返事をしていたが、
ん? ちょっと、鷹揚さが薄くなってるぞ、わたし。
義姉は、独身で大手の会社でずっと働いてきて、
特に物入りの趣味もないから、預貯金が多くても不思議はないが、
それにしても、自分の貯えの少なさをあらためて認識し、ガーン!
まだ調べきっていないようなので、まだまだ出てきそう。
う~、耳をふさぎたい気分。
親切にしたくない、という気分になりそうな自分がいや!
後見人の調べで、
怪しまれていた男性は、特に何も不審な動きがないとわかった。
むしろ、認知症が進んでから、義姉が滞納していた督促状を見て、
立て替えて払ってくれたりしている。
それで、お友達づきあいを再開してもらいましょう、と提案した。
義姉は、ほんとうに張り合いをなくしていたみたいだから、
元気な時からの友人との交流は大事に思えるのだ。
後見人もケアマネさんも異議なしで、
その男性に連絡を取った。
S姉は、まだ、
「あんなに何回も電話をしてくるのは、やっぱりおかしい」とか
いろいろ疑問を出してくる。
疑おうと思えば、いくらでも疑えるものだ。
自分の想像の及ばないこと、自分の尺度に合わないことは、
全部排除しようとするS姉の感じが苦手だ。
後見人のFさんについても、ずっと不満を言っている。
先日は、
「時間を守らないから嫌いやねん」と言っていた。
べつに、大幅な遅刻をしたことはない。
ただ、1~2分、遅れてあわてて入ってきたことはある。
私の目から見ると、
Fさんは人がよいので、予定した時間より延長して私たちに付き合ってくれていたことがあり、あわてて次のクライアントとの約束にとんで行ったことがあった。
私たちの会合にぎりぎりで現れるのも、前のクライアントにぎりぎりまでつきあっていたからだろうと想像できる。
が、暇で時間より早く到着するS姉は、そのあたりは想像できないらしい。
先日は、会合の時間よりずいぶん早くメールが来て
「近くまで来ています。もう出かけました?」とあった。
出かけるには早すぎる時間だったのだが、
とにかく、大急ぎで家を出た。
Fさんの事務所に着くと既に来ていたS姉は、
「Fさんに会う前に、話をしたかった」とのこと。
(そんな気まぐれに付き合えないよ)と私の心の声。
世の中には、「自分がルール」という人が結構いて、
周りが振り回されているが、S姉もそれかも、、、、。
まぁ、今、私という味方を失ったら相談する相手がいなくなるので、
今のところ、私にはとても気を使ってくれるが(^^)
自分が直面した出来事とまったく同じ出来事に限ってのみ、
他人に共感できる人がいる。
こういう人の思考の組み立てが理解できない。
人を見送る ― 2017/05/27 16:26
昨夜、仕事の後、コンサートに行ったので、
ブラームスの余韻でいい感じで帰宅した。
そして、いつもより遅い時間にメールをチェック。
そうしたら、訃報が、、、。
「え!?」と思わず声が。
団体の活動を通じて知り合った人だ。
昨年、癌が見つかり、治療困難とは聞いていたが、
まだそんな日が来るとは思っていなかった。
もっと先のことだと思っていた。
私が団体の運営メンバーに加わると聞いたときは、
「M吉さんが入ってくれたら、雰囲気が変わる」ととても喜んで、メールをくれた。
優しくて、面白い冗談を言える明るい人で、
この人に会うのは大好きだった。
そういう人だからこそ、夫さんともうまくいっているようで、
おのろけとも思えるような夫さんとのやり取りを、
とても面白く披露してくれて、私たちを笑わせてくれていた。
現役時代は組合運動でバリバリ活動していたらしいが、
私が知り合ったときは、絵が上手で、焼き物が趣味の人当たりの良い、
朗らかな人だった。。
もっともっと交流させてもらいたかった。
今日、お葬式に行って、初めて、私とまったく同い年だったのだと知った。
あまりにも急な訃報だったので、
道すがらも何も考えられず、ぼんやりとしていた。
共に労働運動を闘ってきた仲間は、ショックで立ち直れない様子だったそうだ。
惜しい人が逝ってしまった。
覚悟も何もできていなかったので、今でも茫然としている。
何人も見送ってきた。
式場で会った友人たちと一緒に帰りながら、
こうして一人欠け、二人欠け、していくのだなぁと思う。
いや、自分が先に欠けるのかもしれない。
病弱の年上の友人と「元気?」と言い合いながら、
ほんとに、誰が先に逝くかわからないものだなと思う。
ブラームスの余韻でいい感じで帰宅した。
そして、いつもより遅い時間にメールをチェック。
そうしたら、訃報が、、、。
「え!?」と思わず声が。
団体の活動を通じて知り合った人だ。
昨年、癌が見つかり、治療困難とは聞いていたが、
まだそんな日が来るとは思っていなかった。
もっと先のことだと思っていた。
私が団体の運営メンバーに加わると聞いたときは、
「M吉さんが入ってくれたら、雰囲気が変わる」ととても喜んで、メールをくれた。
優しくて、面白い冗談を言える明るい人で、
この人に会うのは大好きだった。
そういう人だからこそ、夫さんともうまくいっているようで、
おのろけとも思えるような夫さんとのやり取りを、
とても面白く披露してくれて、私たちを笑わせてくれていた。
現役時代は組合運動でバリバリ活動していたらしいが、
私が知り合ったときは、絵が上手で、焼き物が趣味の人当たりの良い、
朗らかな人だった。。
もっともっと交流させてもらいたかった。
今日、お葬式に行って、初めて、私とまったく同い年だったのだと知った。
あまりにも急な訃報だったので、
道すがらも何も考えられず、ぼんやりとしていた。
共に労働運動を闘ってきた仲間は、ショックで立ち直れない様子だったそうだ。
惜しい人が逝ってしまった。
覚悟も何もできていなかったので、今でも茫然としている。
何人も見送ってきた。
式場で会った友人たちと一緒に帰りながら、
こうして一人欠け、二人欠け、していくのだなぁと思う。
いや、自分が先に欠けるのかもしれない。
病弱の年上の友人と「元気?」と言い合いながら、
ほんとに、誰が先に逝くかわからないものだなと思う。
母のホームドレス ― 2017/05/29 10:49
まだ母の住んでいた家はそのままにしています。
ちゃんと後処理をしないといけないと思いつつ、
片づけにいく気力がなく、たまにマンションの設備点検などで訪れる程度で、ふだんは放置しています。
高額ではないけど、固定資産税も要るし、光熱費も少しはかかるし、
毎月、2万円弱の管理費等とかも、私にはしんどい出費です。
なんとかしなければ、と毎日思いながら、
毎日、放置している有様です。
3LDKなので、母は一室をクローゼットにして使っていました。
そこに入ると、母の服がたくさんハンガーにかかっています。
一時期は、毎日のように服を買っていたので、
(だから、お金が残ってないんだ^^;)
とにかく服がぎっしり。
母が寝たきりになったとき、ケアマネさんは「衣裳部屋」と呼んでいました。
今は、そこに入ると、悲しみやら焦りやら、わけのわからない感情に襲われます。
母が最初に入院したときは、夏でした。
診察を受けてそのまま入院が決まったので、
生活用品などを私が持ってくることになったのですが、
そのとき、母が私にホームドレスを持って来てくれと言いました。
何年か前の母の日に、私が大丸で買ってプレゼントした半袖のちょっとおしゃれなホームドレスです。
着ている様子がなかったので気に入らないのかと思っていたのですが、
そうではなく、何かの時におニューをおろすつもりだったのです。
入院はその「何かの時」です。
重い子宮がんと言われていましたが、
本人は至って元気。
母は、病院内をおしゃれなホームドレスで売店に買い物に行く自分を想像していたようです。
でも、私が家からそれを持って行ったら、看護師さんが容赦なく、
「あ、そういうのダメ。前あきのゆったりしたパジャマか寝間着にして」と言われました。
なんだか、思惑がはずれてかわいそうでした。
思えば、その時以来、母の思惑はすべて外れて行きました。
思ったよりはるかに病気は重く、やれないことが増えていきました。
放射線治療のせいで、失禁も多くなり、
何もかも想定外で、自分の状態が進むのは、
ほんとうに失望の連続だったでしょう。
思い出すと、母がかわいそうになります。
ささやかな楽しみを見つけても
(たとえばホームドレスを着るというような)
それさえかなえられない日々が始まったのでした。
母の部屋に手を着けられないのです。
母の大事にしていたすべてが、そこにはあります。
どこかで踏み切らないといけないのですが、
悲しくて切なくて、何もできなくなるのです。
ちゃんと後処理をしないといけないと思いつつ、
片づけにいく気力がなく、たまにマンションの設備点検などで訪れる程度で、ふだんは放置しています。
高額ではないけど、固定資産税も要るし、光熱費も少しはかかるし、
毎月、2万円弱の管理費等とかも、私にはしんどい出費です。
なんとかしなければ、と毎日思いながら、
毎日、放置している有様です。
3LDKなので、母は一室をクローゼットにして使っていました。
そこに入ると、母の服がたくさんハンガーにかかっています。
一時期は、毎日のように服を買っていたので、
(だから、お金が残ってないんだ^^;)
とにかく服がぎっしり。
母が寝たきりになったとき、ケアマネさんは「衣裳部屋」と呼んでいました。
今は、そこに入ると、悲しみやら焦りやら、わけのわからない感情に襲われます。
母が最初に入院したときは、夏でした。
診察を受けてそのまま入院が決まったので、
生活用品などを私が持ってくることになったのですが、
そのとき、母が私にホームドレスを持って来てくれと言いました。
何年か前の母の日に、私が大丸で買ってプレゼントした半袖のちょっとおしゃれなホームドレスです。
着ている様子がなかったので気に入らないのかと思っていたのですが、
そうではなく、何かの時におニューをおろすつもりだったのです。
入院はその「何かの時」です。
重い子宮がんと言われていましたが、
本人は至って元気。
母は、病院内をおしゃれなホームドレスで売店に買い物に行く自分を想像していたようです。
でも、私が家からそれを持って行ったら、看護師さんが容赦なく、
「あ、そういうのダメ。前あきのゆったりしたパジャマか寝間着にして」と言われました。
なんだか、思惑がはずれてかわいそうでした。
思えば、その時以来、母の思惑はすべて外れて行きました。
思ったよりはるかに病気は重く、やれないことが増えていきました。
放射線治療のせいで、失禁も多くなり、
何もかも想定外で、自分の状態が進むのは、
ほんとうに失望の連続だったでしょう。
思い出すと、母がかわいそうになります。
ささやかな楽しみを見つけても
(たとえばホームドレスを着るというような)
それさえかなえられない日々が始まったのでした。
母の部屋に手を着けられないのです。
母の大事にしていたすべてが、そこにはあります。
どこかで踏み切らないといけないのですが、
悲しくて切なくて、何もできなくなるのです。
今度はもう一人の義姉 ― 2017/05/30 20:26
いえいえ、まだボケてはいません。
認知症になった義姉より4歳年上のS姉は、全く衰え知らず。
元気です。
ただ、自己中に拍車がかかってきました。
と言うより、今まであまりつきあいがなかったので、よくわからなかっただけかも。
義姉はS姉に対して、ずっと拒否的です。
いつぞやS姉に、「一緒に住もう」と言われて断ったら、
ものすごく荒れた、とか。
実は、ケアマネさんも同じ話を聞いていて、
ずっと、ケアマネさんも私も、義姉の妄想だと思っていたのです。
でも、先日、ケアマネさんがS姉に確かめたら、
S姉は、本当にその提案をしたとのことでした。
「あの人と一緒に住むくらいなら、刑務所に入れられた方がまし」と、
義姉は言っていました。
確かに、口うるさく、自分の考えを押し付けてきて、言うことをきかないと怒るような人なら、絶対同居なんかしたくない、と思うでしょう。
義姉の施設入居が現実的になってきていて、
今、S姉は熱心に施設を探しては、見学に行っています。
そして、自分の通いやすい場所にある、超高級の施設を探してきて、強く推奨しています。
「ホテルみたいやねん。あんなとこにあの子を入れてあげたい。私も毎日、世話しに行けるし」と、勢い込んで電話をしてきました。
(そもそも、なぜこの人は、いつも勢い込んで電話をしてくるのだろう。
もうちょっと、落ち着いて、
「今、電話だいじょうぶ?」とか言えないものか。)
後見人は、その施設に反対しています。
あまりにも高額過ぎて、賄えないと。
でも、S姉は、いろいろ言い立てて、とにかくそこに入れたい様子。
自分が世話をしに行ってやれるところがいいから、と。
しかし義姉は、S姉に来てほしいとは、思っていないでしょう。
そのことを電話で言いましたが、S姉は、
「あの子がいやがる掃除をするからいやがるだけやねん。他のときは穏やかに昔話なんかしてるねん」と、主張します。
後見人もケアマネも、S姉の主張に困惑しているらしく、
後見人から私のところに電話がありました。
「おねえさんお二人は、今はほんとうに仲良くなられたのでしょうか?」と聞いてこられます。
「S姉の主観の中で、そういう話になっているのでしょう」と、私は答えます。
後見人もケアマネも、私と同意見のようで、ホッとされている様子がわかります。
でも、S姉は、その高級施設に入れることについて、私にも味方をしてほしいようなのです。
ホテルのような高級な施設に毎日のように出向いて、妹の世話を焼く自分の姿を想像している感じが伝わってきます。
「施設に入れば、世話は不要でしょう。しょっちゅう、行かなくてもいいでしょう」と言うと、
「あの子の好みがわかってるのは、小さい時から一緒にいる私だけ」とがんばります。
こら、あかんわ、というのが私の感想。
こういうことを言う人ほど、本人の意思や希望などに気持ちを向けないものです。
自分の暇つぶし、生きがいのために、妹を使おうとしているようにしか見えなくなってきました。
今、食べ物を作って持って行っているのも、
妹のため、と言うよりも、彼女自身の趣味、暇つぶしです。
今は、施設探しに一生懸命で、
私にも○○と△△の施設について、検討しといてね、とメールが来ましたが、私はそれはやりません。
ケアマネさんや後見人も探してくれていることだし。
今までS姉を甘く見ていましたが、
さぁ、これからどうなることやら。
血縁ではないし、私には遠慮があるようですが、
興奮する癖があるので、
思う通りにいかないとなると、荒れるのかもしれないし、
案外、我慢するのかもしれないし、、、、。
どっちにしても、私のスタンスは変わらないのですが。
認知症になった義姉より4歳年上のS姉は、全く衰え知らず。
元気です。
ただ、自己中に拍車がかかってきました。
と言うより、今まであまりつきあいがなかったので、よくわからなかっただけかも。
義姉はS姉に対して、ずっと拒否的です。
いつぞやS姉に、「一緒に住もう」と言われて断ったら、
ものすごく荒れた、とか。
実は、ケアマネさんも同じ話を聞いていて、
ずっと、ケアマネさんも私も、義姉の妄想だと思っていたのです。
でも、先日、ケアマネさんがS姉に確かめたら、
S姉は、本当にその提案をしたとのことでした。
「あの人と一緒に住むくらいなら、刑務所に入れられた方がまし」と、
義姉は言っていました。
確かに、口うるさく、自分の考えを押し付けてきて、言うことをきかないと怒るような人なら、絶対同居なんかしたくない、と思うでしょう。
義姉の施設入居が現実的になってきていて、
今、S姉は熱心に施設を探しては、見学に行っています。
そして、自分の通いやすい場所にある、超高級の施設を探してきて、強く推奨しています。
「ホテルみたいやねん。あんなとこにあの子を入れてあげたい。私も毎日、世話しに行けるし」と、勢い込んで電話をしてきました。
(そもそも、なぜこの人は、いつも勢い込んで電話をしてくるのだろう。
もうちょっと、落ち着いて、
「今、電話だいじょうぶ?」とか言えないものか。)
後見人は、その施設に反対しています。
あまりにも高額過ぎて、賄えないと。
でも、S姉は、いろいろ言い立てて、とにかくそこに入れたい様子。
自分が世話をしに行ってやれるところがいいから、と。
しかし義姉は、S姉に来てほしいとは、思っていないでしょう。
そのことを電話で言いましたが、S姉は、
「あの子がいやがる掃除をするからいやがるだけやねん。他のときは穏やかに昔話なんかしてるねん」と、主張します。
後見人もケアマネも、S姉の主張に困惑しているらしく、
後見人から私のところに電話がありました。
「おねえさんお二人は、今はほんとうに仲良くなられたのでしょうか?」と聞いてこられます。
「S姉の主観の中で、そういう話になっているのでしょう」と、私は答えます。
後見人もケアマネも、私と同意見のようで、ホッとされている様子がわかります。
でも、S姉は、その高級施設に入れることについて、私にも味方をしてほしいようなのです。
ホテルのような高級な施設に毎日のように出向いて、妹の世話を焼く自分の姿を想像している感じが伝わってきます。
「施設に入れば、世話は不要でしょう。しょっちゅう、行かなくてもいいでしょう」と言うと、
「あの子の好みがわかってるのは、小さい時から一緒にいる私だけ」とがんばります。
こら、あかんわ、というのが私の感想。
こういうことを言う人ほど、本人の意思や希望などに気持ちを向けないものです。
自分の暇つぶし、生きがいのために、妹を使おうとしているようにしか見えなくなってきました。
今、食べ物を作って持って行っているのも、
妹のため、と言うよりも、彼女自身の趣味、暇つぶしです。
今は、施設探しに一生懸命で、
私にも○○と△△の施設について、検討しといてね、とメールが来ましたが、私はそれはやりません。
ケアマネさんや後見人も探してくれていることだし。
今までS姉を甘く見ていましたが、
さぁ、これからどうなることやら。
血縁ではないし、私には遠慮があるようですが、
興奮する癖があるので、
思う通りにいかないとなると、荒れるのかもしれないし、
案外、我慢するのかもしれないし、、、、。
どっちにしても、私のスタンスは変わらないのですが。
義姉の不思議さは興味が尽きないが、疲れる ― 2017/05/31 13:07
最近はやったドラマのタイトルみたいに、ちょっと長めの、今日のタイトル。
義姉から電話。
長い電話。
繰り返しが多いから、長くなるのだが、
繰り返しが多いからと言っても、新しい発見もあるから、侮れない。
義姉には、とにかく事実を伝えるようにしている。
ごまかさない方がいいと思っている。
しかし、今回は、ちょっと失敗。次の手を考えなければ。
お金がなく、カードもないので、混乱していて、
悲しんでいる。
以前は、自分で紛失していたのだが、今回、カードがない理由を、私は知っている。
全部、後見人が預かっているのだ。
しかし、S姉が持って帰っている、と、声をひそめるように言う。
時には、「言ってはいけないんだけど、誰が持って行ったか、実はわかってるの」とも。
あまり繰り返し、犯人にされているS姉も気の毒なので、
後見人の説明をする。
少しはわかるようだが、やはりちゃんとは把握できない。
やがて、
「他人なんか、信用できない。M吉さんに預かってもらう方がいい」と言い出す。
かと思えば、S姉だってまだ身内だからいい、とも言う。
こういう「赤の他人」不信には、ああ、この人もその年代の人なんだなと、改めて思う。
社会制度が整っていない時代を長く生きた人は、身内意識が強い。
親族だから信用できる、と無根拠に思うのか、
親族だからお金を騙しとられても仕方がない、と思うのか。
そのあたりの考え方のベースがわからない。
「制度」というものに不慣れなのだろうな。
親族後見人の不正が多いから、職業後見人が選ばれることが増えたらしい。
また、親族後見人は、不正はなくても、恣意的に物事を運ぶと誤解されて、他の親族から不満を持たれたりすると、苦しいだろう。
だから、職業後見人に頼む、ということになると思うのだが、
それを義姉にわかってもらうのは至難だ。
義姉は、今日は日付がわかっていた。
S姉が、しょっちゅう食べ物を持って来てくれる、というのもわかっている。
が、何日もにわたって、掃除をしていたことは覚えていない。
だから、S姉が掃除をして見つけた通帳やカードを後見人に預けたことを説明するのは難しそう。
「誰が、私のカードを持ってるの?」と聞くので、
後見人の説明をそのつどするが、
すると、また、「他人に預けたくないわ。そんなんいやや」と繰り返しになる。
「自分で全部やれば、自分で全部わかるのに」と、言い張る。
自分でやれないから後見人をつけたのだが、
他人がそういうことをするから、
自分でわからなくなってしまう、と順序が転倒する。
あ~、難儀だ!
しかも、何度も何度も、空疎な内容の繰り返し。
そのあなたの認識は間違っているよ、と言いたい内容を、繰り返し聞かされると、だんだん、疲れて来て、首がうなだれてくる。
まだ、繰り返しが事実なら、首肯する意欲がわくが。
彼女が疑問を持たずに心安定して、
日々を暮らせるためには、
一定金額の、自由になる現金が要る、ということがわかった。
それさえクリアできれば、機嫌よく暮らせそうだ。
認知に障害が出る前の行動が可能な状態をつくっておけば、
つまり、いつでも出かけて美味しい物を食べ、服を買ったりしてお金を使う、というような行動が、
(実際にはできないのだが)、それが可能だと思えさえすればよいようだ。
そういう感じ。
今日は、朝から疲れた。
義姉から電話。
長い電話。
繰り返しが多いから、長くなるのだが、
繰り返しが多いからと言っても、新しい発見もあるから、侮れない。
義姉には、とにかく事実を伝えるようにしている。
ごまかさない方がいいと思っている。
しかし、今回は、ちょっと失敗。次の手を考えなければ。
お金がなく、カードもないので、混乱していて、
悲しんでいる。
以前は、自分で紛失していたのだが、今回、カードがない理由を、私は知っている。
全部、後見人が預かっているのだ。
しかし、S姉が持って帰っている、と、声をひそめるように言う。
時には、「言ってはいけないんだけど、誰が持って行ったか、実はわかってるの」とも。
あまり繰り返し、犯人にされているS姉も気の毒なので、
後見人の説明をする。
少しはわかるようだが、やはりちゃんとは把握できない。
やがて、
「他人なんか、信用できない。M吉さんに預かってもらう方がいい」と言い出す。
かと思えば、S姉だってまだ身内だからいい、とも言う。
こういう「赤の他人」不信には、ああ、この人もその年代の人なんだなと、改めて思う。
社会制度が整っていない時代を長く生きた人は、身内意識が強い。
親族だから信用できる、と無根拠に思うのか、
親族だからお金を騙しとられても仕方がない、と思うのか。
そのあたりの考え方のベースがわからない。
「制度」というものに不慣れなのだろうな。
親族後見人の不正が多いから、職業後見人が選ばれることが増えたらしい。
また、親族後見人は、不正はなくても、恣意的に物事を運ぶと誤解されて、他の親族から不満を持たれたりすると、苦しいだろう。
だから、職業後見人に頼む、ということになると思うのだが、
それを義姉にわかってもらうのは至難だ。
義姉は、今日は日付がわかっていた。
S姉が、しょっちゅう食べ物を持って来てくれる、というのもわかっている。
が、何日もにわたって、掃除をしていたことは覚えていない。
だから、S姉が掃除をして見つけた通帳やカードを後見人に預けたことを説明するのは難しそう。
「誰が、私のカードを持ってるの?」と聞くので、
後見人の説明をそのつどするが、
すると、また、「他人に預けたくないわ。そんなんいやや」と繰り返しになる。
「自分で全部やれば、自分で全部わかるのに」と、言い張る。
自分でやれないから後見人をつけたのだが、
他人がそういうことをするから、
自分でわからなくなってしまう、と順序が転倒する。
あ~、難儀だ!
しかも、何度も何度も、空疎な内容の繰り返し。
そのあなたの認識は間違っているよ、と言いたい内容を、繰り返し聞かされると、だんだん、疲れて来て、首がうなだれてくる。
まだ、繰り返しが事実なら、首肯する意欲がわくが。
彼女が疑問を持たずに心安定して、
日々を暮らせるためには、
一定金額の、自由になる現金が要る、ということがわかった。
それさえクリアできれば、機嫌よく暮らせそうだ。
認知に障害が出る前の行動が可能な状態をつくっておけば、
つまり、いつでも出かけて美味しい物を食べ、服を買ったりしてお金を使う、というような行動が、
(実際にはできないのだが)、それが可能だと思えさえすればよいようだ。
そういう感じ。
今日は、朝から疲れた。
最近のコメント