今度はもう一人の義姉2017/05/30 20:26

いえいえ、まだボケてはいません。
認知症になった義姉より4歳年上のS姉は、全く衰え知らず。
元気です。

ただ、自己中に拍車がかかってきました。
と言うより、今まであまりつきあいがなかったので、よくわからなかっただけかも。
義姉はS姉に対して、ずっと拒否的です。
いつぞやS姉に、「一緒に住もう」と言われて断ったら、
ものすごく荒れた、とか。
実は、ケアマネさんも同じ話を聞いていて、
ずっと、ケアマネさんも私も、義姉の妄想だと思っていたのです。
でも、先日、ケアマネさんがS姉に確かめたら、
S姉は、本当にその提案をしたとのことでした。

「あの人と一緒に住むくらいなら、刑務所に入れられた方がまし」と、
義姉は言っていました。
確かに、口うるさく、自分の考えを押し付けてきて、言うことをきかないと怒るような人なら、絶対同居なんかしたくない、と思うでしょう。

義姉の施設入居が現実的になってきていて、
今、S姉は熱心に施設を探しては、見学に行っています。
そして、自分の通いやすい場所にある、超高級の施設を探してきて、強く推奨しています。
「ホテルみたいやねん。あんなとこにあの子を入れてあげたい。私も毎日、世話しに行けるし」と、勢い込んで電話をしてきました。
(そもそも、なぜこの人は、いつも勢い込んで電話をしてくるのだろう。
もうちょっと、落ち着いて、
「今、電話だいじょうぶ?」とか言えないものか。)

後見人は、その施設に反対しています。
あまりにも高額過ぎて、賄えないと。
でも、S姉は、いろいろ言い立てて、とにかくそこに入れたい様子。
自分が世話をしに行ってやれるところがいいから、と。
しかし義姉は、S姉に来てほしいとは、思っていないでしょう。
そのことを電話で言いましたが、S姉は、
「あの子がいやがる掃除をするからいやがるだけやねん。他のときは穏やかに昔話なんかしてるねん」と、主張します。

後見人もケアマネも、S姉の主張に困惑しているらしく、
後見人から私のところに電話がありました。
「おねえさんお二人は、今はほんとうに仲良くなられたのでしょうか?」と聞いてこられます。
「S姉の主観の中で、そういう話になっているのでしょう」と、私は答えます。
後見人もケアマネも、私と同意見のようで、ホッとされている様子がわかります。

でも、S姉は、その高級施設に入れることについて、私にも味方をしてほしいようなのです。
ホテルのような高級な施設に毎日のように出向いて、妹の世話を焼く自分の姿を想像している感じが伝わってきます。
「施設に入れば、世話は不要でしょう。しょっちゅう、行かなくてもいいでしょう」と言うと、
「あの子の好みがわかってるのは、小さい時から一緒にいる私だけ」とがんばります。

こら、あかんわ、というのが私の感想。
こういうことを言う人ほど、本人の意思や希望などに気持ちを向けないものです。

自分の暇つぶし、生きがいのために、妹を使おうとしているようにしか見えなくなってきました。
今、食べ物を作って持って行っているのも、
妹のため、と言うよりも、彼女自身の趣味、暇つぶしです。

今は、施設探しに一生懸命で、
私にも○○と△△の施設について、検討しといてね、とメールが来ましたが、私はそれはやりません。
ケアマネさんや後見人も探してくれていることだし。

今までS姉を甘く見ていましたが、
さぁ、これからどうなることやら。
血縁ではないし、私には遠慮があるようですが、
興奮する癖があるので、
思う通りにいかないとなると、荒れるのかもしれないし、
案外、我慢するのかもしれないし、、、、。

どっちにしても、私のスタンスは変わらないのですが。