ソフトバンク2017/04/05 12:17

ネット配信されている経済新聞のデジタル記事をたまに読む。
経済記事にはほとんど興味がないが、
女性活躍推進法なんていう、GGIをとにかく上げたい姑息な政策(だから、時限立法?)についての記事とかが出たりするので、
たまに読む。

が、流れで大手IT企業の裏話なんかが出ていたので、つい読んだ。
スティーブ・ジョブズの映画なんかもつい見たくなる、そのノリだ。
海外の政治家、トランプやプーチンなども巻き込む経済戦略の裏話を読んでいると、
壮大なグローバル企業計画、莫大な投資額などに一瞬、目が慣れ、
世界を動かしている企業家の目線になって話の筋を追う。
で、ハッと我に返る。
Ymobile のルーターの3年縛りにいらついていたのではなかったか?
ソフトバンク光に変えて、故障対応してもらうのに、めんどくさい思いをしていたのではなかったか?

はっきり言わせてもらうが(私がはっきり言ったって、何の影響もないわ。ごまめの歯ぎしりだわ・・・)、
ソフトバンクはエグい仕事をしている。
近所の代理店は、二人のスタッフが必死で客対応に追われているが、
直営ではない。
間に代理店を任されている小さな会社が入っていて、
ソフトバンク本社の人とは、直接話もできない仕組みになっている。
客との板挟みになっている代理店のスタッフを見ていると、かわいそうになる。

Y!mobileはブランド名で、もはや会社名ではないそう。
よーわからん!
が、とにかく、一消費者としては後悔している。
孫さんは、300年続く経済組織をつくりたいんだそうだが、
こういう天下を動かす人の記事なんか読むと、
一瞬、自分のささやかすぎる暮らしを忘れるのがこわい。
何年も慎重にしていたのに、気がついたら、固定電話の回線までソフトバンクと契約していたのがこわい。

病気2017/04/07 19:30

今日から、仕事です。

2コマ続けて、というのは結構しんどいので、
昨年は、1日1コマにしていましたが、
やっぱり、連日出かけていくのもしんどいので、やっぱり2コマ連続にしました。
どれが一番楽だろう、と考えてしまう体たらくです。

3限が終わって、やれやれ~と思ったら、
すぐに4限。
90分しゃべりっぱなしで、10分の休憩をはさんでまた90分しゃべりっぱなし。
科目が違うので、久しぶりの授業は、けっこう体力を使います。

実は、昨夜、寝る前から頭痛が起こっていたので、
早く寝ようと、床に就きました。
でも、頭痛が激しくなってきて、眠るどころではありません。
起き出して、ロキソニンを飲みました。
が、あまりの頭痛に吐き気も。
結局、何度も嘔吐。
夕食はずいぶん前に食べたので、もう消化して吐くものはないのではないかと思ったけど、吐きました。
胃の下方に降りてしまっている物を吐いた感じで、
胃が異様に痛い。

嘔吐を伴う頭痛は良くない病気の場合がある、と聞くけれども、
それを心配する余裕もありません。
一人暮らしはこういう時に不安ですね。
この激痛の果てに死ぬのはいやだなぁ、ちょっと楽になってから死にたいなぁ、などと、思いながら、
少し眠れそうになってきたので、また寝る体勢に。
結局、朝まで眠れました。
朝になったら、頭痛もなくなっていて、とにかく仕事に。
食欲はなく、結局、また不穏になったので、
駅で水とロキソニンを買って、電車の中で飲みました。
4時頃に大学の食堂で、今日の唯一の食事、きつねそばを食べましたが、半分残しました。

昨夜、ねじれにねじれた胃が、まだもとに戻っていない、という感じです。

そろそろ、私もサ高住への住み替えを考えようかな、と、
こういう時は思います。
でも、お金持ち用には入れないし、
少ない年金と少ない貯金で可能かしら?

義姉からの電話2017/04/08 19:11

一昨日の昼過ぎ、義姉から電話がありました。
ちょっと間があいたので、久しぶりの感じです。

「今、困ってるの。姉のことで、、、」と、心細げな声。
「M吉さんも、うちの姉にはいろいろな目に遭ったでしょ?」と、同意を求めてきます。
しかし、他のことはともかく、
これには同調しにくい。
義姉の中にすでにある、自分の姉に対するネガティブな記憶や感情は、もう消せないのかもしれません。
私が同調しようがするまいが、関係がないのかもしれません。
でも、同調して、感情が増幅するのは避けたい。
強く否定するのもよくなさそうなので、あいまいな返事になります。
彼女は、私が同調しないので、私に対してはあまりS姉のことは決定的な言い方はせず、言葉を選んでいます。
誰に何を言えばいいのか、そのあたりのことはとても心得ている感じです。
S姉の娘には、
「お金が無くなった。もう、死ぬしかない」と、極端なことを言って窮状を訴えてくるようです。
で、駆けつけて、サポートをしているようです。
先日もそのことで、私に電話がありました。
S姉の娘はS姉と、どうも未だに関係が修復できていないらしく、
自分の母親ではなく、私に相談してきます。
S姉に、あなたの娘から電話があった、なんて言えば、S姉はいやだろうなと思うので、気を使います。

義姉から、「姉のことで困っている」という電話がかかってきたとき、
用事で出かけるところだったので、
「今ちょっと出かけないといけないので、用事はすぐに終わるから、それからでもいい?」と言いました。
「あ、急いでないから、用事が終わってからでいいよ。そっちからかけてくれてもいいし、、、」とのこと。
で、用事が終わってから、電話をしました。
まぁ、もう予測はつきましたが、電話をしてきたことも忘れていました。
「お姉さんのことで困ってるって、言ってたよ」と、思い出すかと思ってヒントを出しましたが、
「何に困ってたんやろ?」と不思議そうな声。
とにかく大丈夫そう。

最初の電話の時とは打って変わって、明るそうな声。
ヘルパーさんが訪れてくれているそうです。

ヘルパーさんの訪問はありがたいです。
皆優しいので、一人暮らしの義姉には、とても良いお客さんです。
おかげで、とにかく、見守りはできています。
一度、「毎日来られるからいや」と電話をしてきたことがありましたが、
たまたま、訪問がうれしくない気分だったのでしょう。
その後は、また機嫌よく受け入れているようです。

記憶は消え去るし、気分も持続しません。
刹那を生きる人になってしまいました。
それでもまだ、認知症になる以前の記憶はあるので、
身内に起こったいろいろなことはわかっています。
ただ、その記憶も、とても単純化され、情景としてよみがえるらしいのです。
複雑な事情や出来事の推移は、もう忘れ去られているようです。

私の亡夫のこともよく話します。
でも、誤認も多く、事実とは違うことも語ります。
「あの子も亡くなる前、もう何もわからないって、悲しそうに言ってた。私もあの子も、そうなるタイプで似てるのかな?」と言います。
亡夫は、悪性リンパ腫で、肺から脳に転移したために、最後は認知機能に支障をきたしてしまったのです。
その分、不幸そうな感じはなくなり、
傍にいる者の気分を楽にしてくれていました。
義姉はそのあたりの詳しい事情は覚えていません。
ただ、弟と交わした会話などを覚えていて、それが繰り返しよみがえるようです。
何度か説明をしましたが、もう記憶にはならないのです。
「あの子も私も一緒で、最後は頭が悪くなっていくタイプかな?」と繰り返しています。
もう、事実を理解してもらうのは無理なのでしょう。

こういうふうになった人に、事実がどういう意味を持つのか。
人は見たいものを見、思いたいように思い、わかりたいことをわかるのだということを、如実に示してくれます。
もう思い込みを修正することは無理なのです。

すっかりネガティブな思い出だけにされたS姉は気の毒ですが、
あまり心傷つかないように、距離を置いてもらうしかありません。
その分、優しく接することのできるケアワーカーさんたちのサポートを受けながら、やっていくより仕方がないのでしょう。

こういう事態は、お勉強にはなりますね。

友人A2017/04/09 08:53

私より若い友人で、まだ現職ですが、
一人っ子という境遇が似ているので、昔から親しくしています。

性格はまったく違うので、
お互いに理解が難しく、ものすごく長いつきあいなのに、
未だに、「へぇ~!」と驚くことが多いです。

最近は彼女が、熱中タイプかなと思うようになりました。
それと、勉強好き。

仕事がらみでもあるのだけど、
このあいだまで、「AI」と「シンギュラリティ」の話しかしなくなって、
電話でも、会っても、その話題に夢中。
私もNHKでやっていた「AI」の番組を録画したので、
彼女のために、ダビングしていました。

が、一週間ほど前から、
新年度の授業は「倫理」でいく、とのこと。
もともと専門だったので、それはいいのですが、
私が、「AI」の話をしても、「シンギュラリティ」を話題に出しても、
もはや無反応。
今は、思想系です。
フロイト、ユングの話をしていたかと思えば、
レヴィ・ストロースに夢中になり、
今度は、「アドラーでいく」とのこと。
「後期はデカルトとカントをやろうと思うの。」

かと思えば、昨日は、アリエスの「<子供>の誕生」を貸して、と言ってきたので、
(実は、彼女はもう要らない、と自分の本も私の家に持ち込んだので、
二冊あるのです)
持って行きました。
「脈絡がわからない」と言ったら、「私も、、、」と(^^;)

「正統派で、ソクラテス、プラトンから順番にやればあ?」と、無責任にアドバイスしても、無反応です。
どうも、彼女は、よく知っていることより、
自分が今まであまり手掛けていなかったことに興味を持ち、俄然、学びに萌えるタイプのようです。

そう言えば、ある時は、電池や磁石や宇宙のことなど、
果敢に挑戦していました。
実験して失敗したりして、落ち込んでいました。
「どうして、そんなになじみのないことばかりやろうとするの?」と、私にはわけがわかりません。

ここしばらく彼女の話に付き合っていると、
懐かしい高校倫理に登場する人名のオンパレード。
まぁ、電池や磁石よりは、つきあっていても面白いので、
我が家の本箱を見まわします。
彼女の希望の本が皆無というわけではありませんが、
思い付きのようなラインナップです。
私の守備範囲と重なると、いくらでも資料を提供できるのですが、
アンテナを張っていない分野では、隔靴掻痒の感があります。

まぁ、こうして、学びに萌える、というのは良いことではあります。
私の守備範囲と交差する部分では、私もちょっと萌えることができるかなと思います。
萌えていると、孤独ではなくなるのですよね。

2017/04/16 09:16

水曜日に、買い物から帰って来たとき、
我が家の前(と言ってもマンションの前ということですが)の美しい桜に圧倒されました。
今やもう葉桜ですが。


下は、 お天気が良くて気持ちの良い仕事帰りに、京都で撮った写真です。
京都の北部は、大阪より少し気温が低いので、季節の風景に時間差があります。


スマホで撮ったので、画像はイマイチですが、目で見る風景はほんとうに美しい。

美しい花を見ると、心に滋養がいきわたる感じがします。
すばらしい贈り物をいただいた感じがします。
自然の恵みと丹精してくれた人に感謝ですね。