自分が標的でないときの心がけ2017/03/02 11:29

今日は、久しぶりに朝寝坊しました。
こんなにぐっすり寝たのは最近、珍しいです。

どこかで熟睡できない懸案をかかえていたみたいです。

で、熟睡すると、ちょっと余裕のある想念がわいてきます。

それは、標題のこと。
先日、小さな研究会でパワハラについて話をしていたとき、
あるハラッサーを共通の知人に持つメンバーがいました。
一人は、その人の攻撃対象になったことがある人、
一人は、その人の攻撃対象になっていない人

ハラスメントの構造も、ハラッサーの行動類型も了解しあった上での話ですが、
やっぱり温度差があり過ぎました。

攻撃対象になっていない、むしろ、その人と良好な関係を持っている人は、どちらかと言うと、そのハラッサーを擁護しがち。
結局、攻撃対象になったことがある人は、ハラッサーが擁護されるのに耐えられなくて、
自分からその話題をひっこめます。

こういうとき、自分は被害に遭ってないので無傷なのだから、
被害に遭っている人の話に耳を傾ける、くらいのことはした方がよいなぁと思ったのでした。
何も一緒になって悪口を言う必要はないけど、
ハラスメントを受けた人は傷ついているのだから、話くらいはちゃんと聴こうよ、という感じを持ちました。

ハラスメントについて勉強会をしようという仲間ですら、このお粗末。
パワーポリティクスも行動パターンもよくわかっているのですから、
ここは、メタレベルで分析し合いたい感じです。

人の情動とは、まことに御しがたいもの。
私も、そこは間違えないようにしたいと思いました。
自分が被害を受けていなくても、加害と被害の関係性についてはちゃんと見据えたいと。

先日の空2017/03/02 22:19

一昨日、友人が誘ってくれたので、ランチを食べに行きました。
とてもよいお天気の中、思わず、空を撮りました。
こんな美しい空をしみじみ見上げるなんて、あんまりないかも。



雲一つない青空。なんだか、幸せでした。

アンチアンチエイジング2017/03/05 09:46

嫌いなものの一つに、アンチエイジングの化粧品のCMがある。

人口の多い団塊世代が、劣化する見かけを気にし始めている今、
化粧品業界には、ビジネスチャンス。
「この人、何歳に見えますか?」というような始まり方をする化粧品のコマーシャルに遭遇すると、
高齢女性の焦り、失望感、弱点に付けこんでくる商法に嫌悪を感じて、
即、チャンネルを切り替えてしまう。
すごく、バカにされている感じ。

健康の衰えもそうだ。
若さを保ちたい、という欲求に、「この商品があなたの希望をかなえます」という感じで、売りに売り込んでくる。

テレビCMの莫大な費用を考えると、
「利益を上げているんだなぁ」と、思わず嘆息。
テレビCMを15秒間一回流すと、200万円くらいかかるんだそうだ。
これはあくまで目安。
時間帯、視聴率、製作費などで、変動するらしいが、
とにかく、なかなかの金額だということはわかる。
これって、商品価格に含まれているわけだよね。
莫大なCM費用を払わされていると思ったら、アンチエイジングの化粧品やサプリを買う気にはならない。
しかも、こちらの弱点に付けこんでくるのがいや。

でも、いろいろ、自分の劣化が気になるのも確か。
この葛藤のゆえ、さらに気分を悪くして、アンチエイジング系のCMは嫌い、となる。

「マイ・インターン」というアメリカ映画がある。
どうってことない映画だけど、
良いおじいさんのお手本のような人が登場する。
良いおばあさんのお手本って、どんなかなぁ?

私は、家庭菜園などやらないし、観葉植物も枯らすし、
おふくろの味なんてのも持っていないし、伝統的な「和物」への興味もない。
平成のおばあさんって、モデルがいないから難しい。
と言うか、ずっとモデルがない中で生きてきたのがこの世代かも。
あ、だから、「いつまでも若く美しく」というアンチエイジング商品に付け入られるのか。

昨日の団体の会議後の飲み会は、団塊前後世代の女性がほとんど。
話題の多くは、噂話で盛り上がる。
誰の噂って?
それはもう、時の人、某国の首相夫人だったり、その夫だったり(あ、だから首相ね。)
夫婦の力動まで想像たくましくして、饒舌に語る人がいたりする。

アンチエイジング系に取り込まれる気配もない、
元気いっぱいの人たちだ。

昨日の梅2017/03/09 16:25

年に一度、梅見で会う古い友人がいる。
昨日は、その年に一度の日。
よりによってこの寒さは何だ! と言いたくなるような冷え込みだったが、
でも、天気は上々で気温が低く、梅見にはぴったりの日だったのだろう。




もう終わってる花が多いかと思ったが、満開だった。

久しぶりの友人は、今までで一番元気なように見えた。いつも、ちょっとひかえめで、病弱な感じさえしていたが、昨日はテンションも高め。
ノンストップで喋る。

こういう感じの人だったかなと、一年ぶりのせいか、少し戸惑う。
話は面白い。
私と同じような仕事だが、分野が違うので珍しい話も聞く。

やっぱり、私自身が体力が落ちているのかもしれない。
昨年はそうは思わなかったのに、相手の元気さに圧倒されているのは、
おそらくこちらの低下のせいだろう。

彼女曰く、
最近、会いたくない人と会わなければならない機会が多いので、
本当に自分が会いたいと思う人に会おうと思って、急いで連絡をとってくれたそうだ。
会いたい人というのは、
「M吉さんのように」と、彼女は言う。
「でしゃばらないで、相手に気配りもできて、控えめだけど、でもちゃんと自分の考えを持っている人なの」とのこと。
そ、そんな立派なんですか、私、と、褒められ慣れない私は落ち着きを失う。

毎年、梅の季節は、もの悲しい感じがある。
友人が亡くなったのがこの季節で、
そのつながりで、もうこの世にいないあの人この人がふと思い出されるせいか。
それとも、古木のような梅の枝振りが、自分の老いと重なるのか。

義姉の話2017/03/10 18:02

義姉には気分の波があります。

今日は、病院に行く日。
昨夜から、じゅんじゅんとなぜ病院に行くのかを説明し、
服薬について話すと、
「あ、薬は飲みたい」と大乗り気。
でも、朝が起きられないと言うので、今朝は9時に一度電話を入れると約束しました。
そのあとも、不安だとか、背中が痛いとか、深夜に電話がかかってきましたが、とりあえず、安心してもらって寝かせつける感じです。

で、今朝の9時。
予想したことではありますが、昨夜の話はすべて消え去っています。
そして、他の人と約束したから、と、猛烈にしぶります。
ダブルブッキングしてしまった、と、大変な狼狽ぶり。
急に不安定になってほぼパニックの感じなので、
一生懸命、落ち着かせようと話をします。

で、突然、電話は切れます。
そこから、私も予定より早く高速で支度をし、約束よりも早く電車に飛び乗ります。
何かわからないけど、とりあえず、彼女の近くに行かねば、と気が気ではありません。
電車に乗っていても電話がかかってきます。
もう一人の人との約束が気になってたまらない様子。
こちらの病院の方をキャンセルしたいようなのですが、
もう一人の人の約束の方は実にあいまい。
何時に約束したのかもわからないようです。
質問するたびに、話の内容も変わります。

電車を降りて、歩きながらも電話で話し続けます。
そして、彼女のマンションの入り口に到着しました。
「もう、下に来たよ。支度できる?」と言うと、なんとか身支度を始めてくれるようです。
もう一人の人とは、S姉も地域包括支援センターの人も怪しんでいる男性です。
その人が、印鑑と通帳を持って出てくるように言っている、とのことで、怪しさいっぱい。
でも、ころころ話は変わりますから、何が確かな情報なのかわかりません。
できたら、病院をキャンセルしたいようなのですが、
こちらは、できることなら、予定通り、病院に連れて行きたい。
病院で処方箋をもらわないと、彼女の服薬は始められません。
なるべくこのチャンスを逃したくありません。

やがて約束の時間に、地域包括支援センターのNさんが現れて、二人でマンションの下で待ちます。
もう支度はできたかな、と思う頃に電話を入れてみると、
「誰かが、うちのマンションの下に来て待ってくれてるから、出て行かなあかんねん」とのこと。
「私が待ってるよ~」と言うと、
「あら、M吉さんが待ってくれてんの?」と安心した声。

それからさらに待っていると、やっとこさでマンションの玄関に現れます。
その時にはすでに、もう一人の人との約束というのは、けろりと忘れています。

3人で歩き出しながら、
「どこ行くの?」と言うので、
病院だと言ったら、「行きたくない」と言い出します。
それを励まして、なんとか一緒に歩きます。

そして、病院で地域包括支援センターのMさんやケアマネージャーのSさんと合流します。
やっと診察。
義姉曰く、
「忘れっぽくても気にならないし、私は何も困っていない。
基本的に呑気だし」と、
昨夜の不安も今朝のパニックも、なかったことになっています。

無事、診察も終え、処方箋ももらい、薬局も済み、
さあ、帰ろうかというところに、件の男性から電話。
やはり、約束はあったようです。
でも、義姉はもう忘れているので、
「何? 今、病院を出たとこ。4人も付き添ってくれてるねん」と、気楽な声。
それで、「家に帰ってたらいいの?」と、話を終えます。
「今の人、どこにおられるんですか?」と、Nさんが聞きます。
義姉とのやりとりで、相手が大阪市内にいることはわかっています。
でも、義姉は、「東京」と答えます。

そして、義姉をマンションまで送って行って別れました。
ほんとうは、その男性と、午後に会いそうだったので、
私も待ってみようかと思ったのですが、
寒さの中を屋外に長くいたせいか、寒くて調子が悪く、
なんだかものすごく疲労を感じて、
何時に会うのか、会わないのか、全く読めない午後の予定を見計らって動くのは、もう無理でした。

それで帰ってきました。
昼食を終えた頃、S姉から電話がかかってきました。
今、銀行からNさんに電話があり、
義姉と男性が二人でお金をおろしにきている、とのこと。
地域包括支援センターから、銀行に、わけを話して、
出金しないように依頼してあったので、銀行が通知してきてくれたのでした。

Nさんともう一人の同僚が、
銀行に急行してくれたようです。
そして、二人が座っているところに声をかけると、
その男性は想像よりも若い人で、実に堂々としていて、
名刺を差し出して、義姉をサポートしているのだと説明したとか。
S姉から聞いたその名刺の主の断片情報で、
ネット検索してみたら、この人だろうと想像のつく人が存在しました。
職業上の登録情報で検索できたのです。

それから、義姉に電話をしましたら、
上機嫌で張りのある声で、出てきました。
件の男性のことをさりげなく質問したら、
「いい人なの。素直な性格で、おばあさんに人気があるの」とのこと。
実害がなく、義姉をこんなに楽しそうにしてくれるのならいいじゃないか、と思えました。
まだS姉やセンターの人たちは、不審に思っているようですが、
意外に、ただの善い人かも、とも思います。
義姉のお金がなくなると困るけど、
お金を勝手に引き出せないなら、まぁ、いっか~と、私なんかは思いますが、他の人はまだ疑いの目を厳しくしています。

私は今日は疲れてしまいました。
変な疲れ方です。

実は町内会の次期班長を決める、という、これほど憂鬱な仕事はないだろうと思うくらい憂鬱で、先送りしてきたのですが、
今日こそやろうと思っていたのですが、
明日こそ、やろうと思います。
次期班長の候補者にお願いに行って、承諾してもらったら、同じ班から5軒以上の承認印をもらわないといけないのです。
う~、もう、やだよ~。