人を見送る2017/05/27 16:26

昨夜、仕事の後、コンサートに行ったので、
ブラームスの余韻でいい感じで帰宅した。
そして、いつもより遅い時間にメールをチェック。

そうしたら、訃報が、、、。
「え!?」と思わず声が。
団体の活動を通じて知り合った人だ。
昨年、癌が見つかり、治療困難とは聞いていたが、
まだそんな日が来るとは思っていなかった。
もっと先のことだと思っていた。

私が団体の運営メンバーに加わると聞いたときは、
「M吉さんが入ってくれたら、雰囲気が変わる」ととても喜んで、メールをくれた。
優しくて、面白い冗談を言える明るい人で、
この人に会うのは大好きだった。
そういう人だからこそ、夫さんともうまくいっているようで、
おのろけとも思えるような夫さんとのやり取りを、
とても面白く披露してくれて、私たちを笑わせてくれていた。

現役時代は組合運動でバリバリ活動していたらしいが、
私が知り合ったときは、絵が上手で、焼き物が趣味の人当たりの良い、
朗らかな人だった。。
もっともっと交流させてもらいたかった。

今日、お葬式に行って、初めて、私とまったく同い年だったのだと知った。
あまりにも急な訃報だったので、
道すがらも何も考えられず、ぼんやりとしていた。
共に労働運動を闘ってきた仲間は、ショックで立ち直れない様子だったそうだ。

惜しい人が逝ってしまった。
覚悟も何もできていなかったので、今でも茫然としている。

何人も見送ってきた。
式場で会った友人たちと一緒に帰りながら、
こうして一人欠け、二人欠け、していくのだなぁと思う。
いや、自分が先に欠けるのかもしれない。
病弱の年上の友人と「元気?」と言い合いながら、
ほんとに、誰が先に逝くかわからないものだなと思う。