朝から、、、2014/05/23 07:00

 まだ寝ていたら、母から電話。「お風呂に入ろうとして、お湯をためていたら、急にお湯はりのスイッチがピコピコしだした」とのこと。「すぐ来てくれる?」と言うので、とりあえず、パジャマを服に着替えて、駆けつけた。実は、これは二回目。
 壁に取り付けられたお風呂のスイッチを切って、少し経って、再度スイッチオン。元に戻った。何らかの誤作動のようだが、以前にも、「こういう時は、一旦スイッチを切って、再度、スイッチを入れると直ることが多い」と説明したのだが、覚えていなかったみたい。

 今回も帰る時に、同じことを説明したら、「わたしもスイッチを押したけど、わたしが押すと、切れないのかしら?」と真顔で言う。
「スイッチは、誰が押しても切れるよ」と言いながら、ひょっとしてこの人はアホなのだろうか?と一瞬、不安になった。「力が弱かったのかも。しっかり押してね」と、言ったが、たぶんこれはもう聞こえていない。

 まだまだしっかりしているが、耳が遠いのと、機転が利かなくなっているのは確かだ。それにしても、時々、わけのわからない非科学的なことを平気で言い出すことがある。それは、若い頃からの彼女の話法だ。幼いもの言いをすることによって、免罪されようとするのか、こういう場面は見慣れた感じがある。
   こんなに電気関係が疎かったわけではない。昔は、アイロンが壊れても、自分で中を開けて直していた人だ。VHSが登場した頃から、次第にできないという意識が出てきたように思う。ついていけなくなったのだろう。
 ということは、私もいずれ行く道?

 「子ども叱るな、来た道じゃ。年寄り笑うな、行く道じゃ」という名言は、誰の言葉なんだろう?
(今調べたら、どこかのお寺のビラか何かを、永六輔が自著で広めた、と書いてあった。なるほど、町のお寺にも、なかなかの名言が書いてあったりするが、あの類なのか。)