しみじみ思うこと・・・2017/06/12 10:28

って、まぁ、しみじみ思うことばかりなのですが。

昨日は、久しぶりの仲間とランチ。
ずいぶん以前に、一緒に活動していた仲間で、
当時の残金があるので、それをどうしようかとの相談です。
昨日集まった人たちとは、楽しく和やかに過ごせて、
幸せな時間を持てました。

しかし、ワケアリで、もはや会うことがなくなった人が何人かいます。
解散してから、
帰りが一緒の友人二人と、立ち話をしました。

そして、新たな発見が。
その、ワケアリで会わなくなった一人のTさんのことをめぐって、
つい、話が長引いたのです。
事情を知らないWさんが、
「Tさんと何があったの?」と聞いたので、
説明が難しく、
私などは、特にTさんともめたわけではなく、
他の人のトラブルが原因で会うことがなくなった人です。

でも、もう一人のMさんは、最近Tさんと会うことがあったらしく、
どうもTさんの口からいろいろ聞いた様子です。
Tさんは、職場でOさんをいじめていた、というのが、私などがなんとなく知っている話ですが、
Mさん曰く、
「Oさんは、事務能力がない。それなのに、同じポジションで仕事をしているから、Tさんが見えない部分でたくさん仕事をカバーしてきた。
だから、正面から苦言を呈することが多かったのだと思う」とのこと。
あ~、そういう言い方をすると、Tさんがとても正しく聞こえるなぁ、と感心したのです。
Mさんは、Tさんから、そういう説明を受けたのでしょう。
Oさんの事務能力のなさを日ごろ知っているMさんは、しみじみ、
Tさんの話に納得したのでしょう。

ほんとに、私もしみじみ感心したのです。
Tさん側からは、そういう物語になるのだ、と。

私は、「う~ん」と唸ってしまいました。
Tさんの決めつけ方、怒りの表明の仕方には、やはり、彼女独特のものがあります。
私はTさんと働いたことはありませんが、仕事を発注する側だったことがあって、
彼女の仕事の成果には満足しましたが、なんとなく、
一緒に働くと、「難しいかもしれない」という印象を持ったのでした。
なんとなく、なので、明快にそう思っていたわけでもないのですが。
あの明るいOさんがトラウマをかかえるまでになるには、
Tさんはよほど、きつく当たったのだろうと想像します。

嘗て、専門職として自治体で働いていた時、
同時に採用された事務職の若い人が、とても自己顕示欲の強い人で、
私と同じ立場になりたかったのか、結構、迷惑をかけられました。
その人は事務能力が高いのですが、
事務だけでは飽き足らず、
人に「教える」ということをしたかったようです。
それで、私が不在の時に、相談に来た市民にアドバイスをしたりするのですが、
結局、市民の人が、後日、私のところに、
「変なアドバイスをされた」と訴えに来る、というようなことがありました。
また、別の市民グループは、私にレクチャーしてもらいたいのに、
ずっと、その事務の彼女が
「M吉さんは忙しいから、皆さんのそのレベルでは来てもらえませんよ」とシャットアウトしていたようなのです。
その市民グループは彼女が事務担当をしていて、
私は彼女の要請があればレクチャーに出ていきますが、彼女を飛ばして市民グループとやり取りすることは、
彼女の職域を侵すと思って、しないようにしていました。
彼女は、そうして、自分の職分を権限のように使っていたのだと、後でわかりました。
怒らない私も、何度か、注意をしたことはあります。
あまりのことをされても、しかし、きつく当たったりはしません。
立場上、彼女は、私には一見従順にふるまっていました。
が、新たに採用された専門職で、私の補佐的なことをしてくれる人を、私のいないところでひどくいじめたようでした。
結局、私がそこを退職したとき、その補佐をしてくれていた人も辞めてしまいました。

こちらは相手を侵犯しないように公正に運ぼうとしていると、
自分の感情を優先する人がどんどん越境してきます。
友人のカウンセラーがいみじくも言いました。
「パワハラ、モラハラは、上品な方が負ける」と。

結局、Oさんは職場を去り、Tさんはまた新しい人に猛威を振るっている、と聞きます。
仕事には他人の尻拭いの部分もありますが、余力があればこそ、できること。
困ることはありますが、相手をびびらせるほど責めてよいとは思いません。
Tさんは、他責的な人なのだと思います。
あまり近寄りたくない人だと思っています。

トラブルには、能力や適性の問題がからんでいることが多々あります。
「意地悪」や「怠慢」でやらないのではなく、「できない」からやらないのだったり、
苦手な仕事だから、効率が悪かったり。
そうしたことは叱ったり、責めたりすることではなく、職場の工夫が要るところなのでしょう。
まぁ、そういうマネジメントのできる管理監督職が少ない、ということでもありますが。
管理監督職の者がそもそもトレーニングを積んでいないのですから、
一筋縄ではいかない中途採用の人を適材適所で上手に配置するなんて、手に負える仕事ではないのですよね。
と、これは深く深く反省を込めて思います。

コメント

_ ぺん ― 2017/06/12 21:29

楽しかったですね。
さて、仕事って、得意な分野もあれば苦手な分野もあって、相補って進めていくものだと思います。いや、そう心がけたいと思っています。うむ、しかし、、、仕事ができない人と一緒に仕事をしたら、その人についての愚痴はこぼすでしょうね。でも愚痴をこぼすことと、その人に強く当たることはまた別のことで・・・ などなど、考えさせられてしまいました。

_ M吉 ― 2017/06/13 20:23

ぺんちゃん

そうなんですよね。愚痴ったり、嘆いたりは、したいですよね。
でも、それは相手を責めることでは解決せず、その人を適所に配置する工夫が要るのでしょうね。もちろん、マネジメントの側の責任として。
ずっと考え続ける問題のような気がしています。

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