サプリとか健康飲料とか、、、2017/06/08 11:58

義姉は、サポートしてくれる人たちに質問されても、
「サプリなどは一切飲んでいない」と言っていたが、
彼女の家に行くと、長年配達されているらしい通販サプリの瓶がごろごろ。

S姉が掃除をすると、
サプリや健康飲料などの請求書がいろいろ出てきたそうだ。、
弁護士からの催告状が見つかって、
あわてて、お友達が払ってくれたこともあった。

もちろん、本人は、嘘を言っているのではなく、
認識がないのだ。
で、私が彼女の家に行ったとき、
リビングのテーブルの上にサプリの瓶があり、
話をしながら、彼女は、何錠か錠剤を取り出して、ポイと口に入れた。
ほとんど無意識の行為に見えた。

その中に、脳を活性化するというサプリがあった。
義姉の愛用していたサプリは、
あまりテレビなどで大々的に宣伝をしていないので知らなかったが、
その商品名から、脳の活性化をうたっている、ということはわかる。
家でネット検索してみたら、
その会社のHPがあって、
やはり、脳の活性化に効果がある、と書かれていた。

例のごとく、いかにそれが効いているか、というレビューもたくさん出ている。
ある人が、
「しっかり者の姉が長年愛用しているので、私も購入しました」と書いていたので、、
「長年愛用していた義姉が認知症になったので、私は購入しません」って、思わずつっこむ。

「80歳を超えた今も、経理のお仕事をしていられるのは、これのおかげ」と書いてあるレビューも。
たぶん、これを飲まなくても、この人は経理のお仕事を続けられるんだろうな、なんて思いながら。

以前にここにも書いたネットワークビジネスの○ニジュース。
私が目に傷がついて、痛みに苦しんで、学習会とやらに行けなくなったあと、
そのジュースを目にたらすと良い、と、メンバーの男性からライン。
ジュースなんか目にたらしたくない私は、病院で処方された目薬をせっせと差していたが、その男性はけっこうしつこい。
いろいろ、効果があった、という人のレビューなどをラインで送ってくる。
「これって、薬事法に抵触しませんか?」と、それとなく警告。
「いや、個人的な感想だから」と、抜け道的言い訳。
さらに、目の悪くなった猫の目にこのジュースをたらしたら、
見事に回復、という事例を示し、
「猫だから、プラシーボ効果とは言えないでしょ」と、迫ってくる。

反論したい気持ちをおさえて、その人からのラインをブロックした。
反論しても、向こうは私を勧誘したい一心だから、あれこれ、また言ってくるのはわかっている。
相手をしている時間がもったいないので、切ったわけだ。

後日、その○ニジュースを紹介してくれた友人に会ったので、
その男性をブロックしたよ、と報告した。
「レビューに書いてあるようなミラクルが起これば、私も参加するけど、
特に何も変わらないし」と言うと、
友人も、
「私も特に効果があると思えないんだけど、、、」とのこと。
でも、彼女は進行中の病気があるから、まさに藁にもすがる思いなのだろう。
ほんとうに「藁」だ。
「藁」でもつかんでおかないと、不安なのだろう。

その藁ジュース、もとい、○ニジュースは、アマゾンでも買える。
いや、アマゾンで買うと、ネットワーク経由よりもはるかに安価だ。
ネットワークでは、独特の計算でキャッシュバックシステムを作っており、長期間続けると、安くなるらしく、
ネットワークのメンバーは仲間を増やすのに必死。
たぶん、バックマージンが発生するのだろう。
しかし、こういう困った人につけ入ってくるネットワークビジネスのやり方は、やっぱり嫌い。

良い商品は普通に売った方がよい。
下手なネットワークの末端メンバーにかかると、商品イメージ自体が悪くなる。

プラシーボ効果は、それはそれで良いと思う。
でも、○二ジュースの場合、もうちょっとうまく暗示をかけてくれなければ、逆効果だわ。