おじさん/おじいさん2015/12/02 21:22

 別に男の人の悪口を言いたいわけではないのですが、通勤途上で出会う男の人には、たいがい、閉口しているので、ちょっと愚痴を。

 通勤中というのは、みんな急いでいて、余裕がありません。
そして、駅はごった返しています。
結構、目的地に着くまでが大変です。

 そういう時に、一番、危険だと感じるのは、心のゆとりのなさそうなおじ(い)さん。
 ぶつかりそうになっても、絶対よけない。こちらがよけると思い込んでいるから、無理な状況でもこちらがよけるしかありません。
 うっかりぶつかってしまったら、体格的にダメージが大きいのは私の方なのですが、反射的に謝る癖がついています。おじ(い)さんは謝りません。それどころか、にらんでくる。

 少し前になりますが、電車の中で、後方から言い争っている声が聞こえてきたことがありました。私と同様、他の乗客も驚いてそちらに目をやりました。60歳~70歳くらいの男性と30歳~40歳くらいの女性が言い争っているのでした。
 はっきりした原因はわかりませんが、たまたま隣り合って座った人同士がもめ始めた、という感じでした。大声でどなって怒る男性に対して、女性は一歩も引かず、同じ勢いで言い返します。そして、とうとう男性は、降りるときに、「この女は、、、」と怒り心頭の感じで女性に唾を吐きかけました。
「あ」と思ったら、今度は女性が怒って、降りていく男性を追いかけて後ろから突き倒さんばかりに押しました。
 いや~、強い女性でした。男の人は、たいてい、この状況では女性が引っ込むと思っていたのでしょう。だから、互角に対抗してくる女性をどうしても許せない、というのが見ていてわかりました。

 私はそのなんとも天晴れな女性に心の中で拍手を送りました。後日、その出来事を女性たちに話したら、どの人も、やっぱり大喜び。

 優しくて紳士的な男性もたくさんおられるでしょうから、みながそうだとはもちろん言いません。
が、態度の大きな、世の中が面白くないんだ、という感じの不機嫌なおじ(い)さんによく遭遇します。
 で、不機嫌な理由もわかるような気がすることもあります。

 世の中は自分より若い世代が動かします。仕事でも出番は少なくなって、誰も自分を重んじてくれない。なんだか、用のない人間みたいな扱いを受けて、面白くないのかなぁと思ったりします。特に、会社で管理職だったりすると、ずっと他人からかしずかれてきたのですから、自分の落魄ぶりを受け入れることができないのかもしれません。
 面白くない毎日なんだろうな、と想像したりします。
 でも、不機嫌は自分で処理しなきゃ。

 通勤は、気が立ったようなおじ(い)さんにはなるべく近寄らないようにして、身を守ります。
 同じように面白くない毎日でも、おば(あ)さんはとりあえず、ぶつからないようによけるし、ぶつかってしまったら謝りますもん。

コメント

_ 天真爛漫童爺 ― 2015/12/03 07:27

その様なオッサン或は爺さんはなりません。
袖触れ合うも他生の縁。 明るい雰囲気を振りまいていたいものです。

_ M吉 ― 2015/12/28 08:42

コメント、ありがとうございます。

天真爛漫童爺さんみたいな人ばかりだったら、
どんなに世の中、住みやすいだろうと思います。
ほんとに、心から、思いますわ。

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