艱難汝を玉にす2025/01/05 09:42

タイトルの言葉を知ったのは、たぶん、中学生の頃。
そして、今もずっと私の心の中にある。
子供だったが、あまりにも辛い日々を送る自分に向けた言葉のように思えたから、心に刻み込んだのだろう。
格言の類を収集するのが癖で、何か自分に希望を与えてくれる言葉に出会いたかったのだろうと思う。

が、今、改めて思う。
艱難は人を強くも美しくもしない。
艱難だけでは人は弱るばかりだ。
生きる力を失う。

人を強く美しくするのは、
共感やあたたかい心遣い、慰撫の時間だ。

先ほど、Huffpostの記事を読んで、しみじみそうだよな、と思った。
他人の不幸に出会うとき、無責任な慰めがあったりする。
その中の一つがこれかもしれない。
他人の不幸をほっときたいが、あんまりつれないのも気がひけるので、無責任な言葉を放つ。

それが結構、罪深い。
自戒もこめて、わかったような気がした今朝。

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