今更だけど、しみじみ、、、2021/05/19 13:34

また、某団体の話。

みんな頭もいいし、尊敬すべきキャリアをお持ちの方々。
率直で、口が悪い人もいるが、悪気がないとわかっているので、わりに気が楽。

だが、やっぱり、未だに、「へえ~!」とか「え??」となることはある。

昨年来、同じ場所で、2台のパソコンでzoomに入ると、
ハウリングを起こす、ということは、何度も話題になった(はず)。
で、先日も、ハウリングを起こしたミスについて、
メモを書いて皆と共有し、
一台のオーディオを完全にオフにしないといけない、ということも、
共有した(はず)。

再三再四、そんな話題は出ていたので、
すでにメンバーの誰もがもう既知のことと思い込んでいた。

が、「おっと!!」という感じ。
御大に、全く、その情報は入っていないことが判明。
なんでやねん! とわたし的には思ってしまうが、
毎回、その話題になるたびに、御大の脳はその話題をスルーしたのだろう。

こっちはひっくりかえりそうになるほど驚いているが、御大は平然。
彼女の年代の中では、パソコンをよく使いこなしておられる方なので、
うっかり、そんなことはわかっている、と思うようなことで、
びっくりさせてくれる。
え? それ、知らんかった? と言うようなことが起こる。

誰でも、自分が使い慣れているところには習熟するが、
そうではない部分では、知らないことが多い。
それは当然のことなので、
無知だとか、自分の方が良く知っている、とか、そのような思い方をする必要はない。
知識のデコボコは誰にでもある。

ただ、再々、話題になっていることは、共有されていると思い込んでいた。
あんなに、話題にしていたのに?
私だけでなく、他の人も言っていたのに?

で、あらためて、今更だけど、気づくのだ。
関心が薄いと、届いた情報も意味がない。
一定の関心と一定のベースになる知識があった上で、情報が意味を持つ。
当たり前のことだが、それだけのことなのだが、
なんだか、しみじみ思った。

誰かが探し物をしていて、一緒に探してあげているのに、自分の目の前にある「それ」に気づかないことがあったりする。
「それ! 目の前にあるやん!」と言われて、
「え? これ? これを探してたの?」というような意外性に打たれることが、これまでにもあったような気がする。

御大の問題ではない。
たぶん、御大にとって当たり前のことで、何度言われても私が理解していないこと、というのがあるに違いない。