朝から連投。 ― 2019/07/31 08:47
昨日、会議の後、昔からの知り合いの職員Yさんと立ち話。
私以外にMさんも一緒に。
Yさんは、長く同じ仕事を続けているベテランだ。
しっかりしていて、意欲的で、はきはきした人だ。
職場では最も長い。
が、ポジションは変わらない。
非正規職員で、地位も、おそらく給料も変わらないだろう。
○十年、その職場を支え続けても、昨日、採用された新人と同じ給料だと、別の同じような非正規の人が言っていたことがある。
しかも、正規職員が上司として、何の知識もないまま赴任して来て、指示を出す。
長く勤めていると、上司が自分の子どもほどの年齢だったりする場合もある。
そして、知識のない上司にいろいろ教えてあげて、
ある日突然、指導した若い上司は、出世してその場を去る。
給料は、自分の3倍くらいはあるだろう。
ベテランのYさんの気持ちが、やるせないのは無理もない。
報われなさに、気持ちが萎えるだろう。
「もう辞める」と、明るく私たちには言っていたが、おそらく煩悶した時期は長いだろう。
で、しかも、新しく彼女の上司になった人が、がんばりやの幹部候補生の人。
この人は、とても真面目で、全力で仕事に取組む人だ。
むしろ、以前の上司のようにそれほどやる気のない男性上司だと、
「専門的なことはお任せします」と、ほとんど口を出さなかったが、
そして、Yさんのような人にはそれはやりやすかっただろうが、
今度はそうはいかない。
やる気満々の女性上司。
今度は、もう、がんじがらめの感じがしているそうだ。
私は、そのやる気いっぱいの女性上司に当たる人と、一緒に仕事をしたことがあるので、彼女の頑張り屋さんの感じをむしろ評価していた。
ほんとうに意欲的で、いろいろ自分でものを考えていて、頼もしい人なのだ。
が、あらためて思った。
そうか、Yさんのような現場で頑張って来たベテランの人は、
「専門的なことはよくわかりませんので、よろしくお願いします」と、丸投げされた方が動きやすくて仕事のしやすさにつながるのだ。
下手に上司にやる気があると、現場の人の裁量範囲が縮小される。
上司のタイプというのも考えものだ。
特にYさんが働く専門機関は、それを統括する上司は、素人の方がよいのかもしれない。
専門家の上司というのも考えものなのだ。
そういう意味では、まだまだマネジメントのスキルが、組織そのものに足りない気がする。
専門家同士がタッグを組むと最強になるが、意見が対立すると、時には最悪の状態になる。
トップが専門家なら、それをサポートする人材だけでよいが、
現場に専門職を配置したら、トップはそれをサポートする度量が要る。
が、Yさんのような立場は微妙だ。
本当は、いろいろ現場のことはわかっているのに、
専門職としてのポストにいるわけではないから、
上位団体は、Yさんをテキトーに扱うことに慣れてしまっている。
最初から、専門職として位置づかなければ、扱いは軽い。
安い給料で、使い続けられる人になる。
あとで、Mさんとも、これが課題なんだよね、と話をした。
女性たちが、主婦としてのかたわら、パートとして働いていた時代とは違い、高学歴でやる気満々の職員がたくさんいる。
その人たちが報われないのは、組織としても大きな損失だ。
が、この問題は放置され続ける。
そして、職員たちの目に見えないネガティブな怒りがじわりと漂う職場となる。
私には何も力がないのに、事態をどうしたら改善できるのか、焦る感じがある。
管理職として病気になって敗退して以来、考え続けていることだが、
今は、そうした組織の問題を横から見る立場になって、
やっぱり、なんとかしたいと、切に思う。
焦るのは、まだなんとか自分が動ける間に、という意味だ。
私以外にMさんも一緒に。
Yさんは、長く同じ仕事を続けているベテランだ。
しっかりしていて、意欲的で、はきはきした人だ。
職場では最も長い。
が、ポジションは変わらない。
非正規職員で、地位も、おそらく給料も変わらないだろう。
○十年、その職場を支え続けても、昨日、採用された新人と同じ給料だと、別の同じような非正規の人が言っていたことがある。
しかも、正規職員が上司として、何の知識もないまま赴任して来て、指示を出す。
長く勤めていると、上司が自分の子どもほどの年齢だったりする場合もある。
そして、知識のない上司にいろいろ教えてあげて、
ある日突然、指導した若い上司は、出世してその場を去る。
給料は、自分の3倍くらいはあるだろう。
ベテランのYさんの気持ちが、やるせないのは無理もない。
報われなさに、気持ちが萎えるだろう。
「もう辞める」と、明るく私たちには言っていたが、おそらく煩悶した時期は長いだろう。
で、しかも、新しく彼女の上司になった人が、がんばりやの幹部候補生の人。
この人は、とても真面目で、全力で仕事に取組む人だ。
むしろ、以前の上司のようにそれほどやる気のない男性上司だと、
「専門的なことはお任せします」と、ほとんど口を出さなかったが、
そして、Yさんのような人にはそれはやりやすかっただろうが、
今度はそうはいかない。
やる気満々の女性上司。
今度は、もう、がんじがらめの感じがしているそうだ。
私は、そのやる気いっぱいの女性上司に当たる人と、一緒に仕事をしたことがあるので、彼女の頑張り屋さんの感じをむしろ評価していた。
ほんとうに意欲的で、いろいろ自分でものを考えていて、頼もしい人なのだ。
が、あらためて思った。
そうか、Yさんのような現場で頑張って来たベテランの人は、
「専門的なことはよくわかりませんので、よろしくお願いします」と、丸投げされた方が動きやすくて仕事のしやすさにつながるのだ。
下手に上司にやる気があると、現場の人の裁量範囲が縮小される。
上司のタイプというのも考えものだ。
特にYさんが働く専門機関は、それを統括する上司は、素人の方がよいのかもしれない。
専門家の上司というのも考えものなのだ。
そういう意味では、まだまだマネジメントのスキルが、組織そのものに足りない気がする。
専門家同士がタッグを組むと最強になるが、意見が対立すると、時には最悪の状態になる。
トップが専門家なら、それをサポートする人材だけでよいが、
現場に専門職を配置したら、トップはそれをサポートする度量が要る。
が、Yさんのような立場は微妙だ。
本当は、いろいろ現場のことはわかっているのに、
専門職としてのポストにいるわけではないから、
上位団体は、Yさんをテキトーに扱うことに慣れてしまっている。
最初から、専門職として位置づかなければ、扱いは軽い。
安い給料で、使い続けられる人になる。
あとで、Mさんとも、これが課題なんだよね、と話をした。
女性たちが、主婦としてのかたわら、パートとして働いていた時代とは違い、高学歴でやる気満々の職員がたくさんいる。
その人たちが報われないのは、組織としても大きな損失だ。
が、この問題は放置され続ける。
そして、職員たちの目に見えないネガティブな怒りがじわりと漂う職場となる。
私には何も力がないのに、事態をどうしたら改善できるのか、焦る感じがある。
管理職として病気になって敗退して以来、考え続けていることだが、
今は、そうした組織の問題を横から見る立場になって、
やっぱり、なんとかしたいと、切に思う。
焦るのは、まだなんとか自分が動ける間に、という意味だ。
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