どうなってるの?2018/02/14 11:24

国民健康保険の加入者は、無料の人間ドックを受けられるのだが、ずっと何やかやと用事が入って、先送りしてきた。

昨年、一度、予約したのだが、行けなくなりキャンセルしたことがあった。

すると、何度か、「まだ受診されていない方へ」として、
大阪市○○○○協会から、封書が届いていた。
やっと、この休みの間に行こうと決めて、予約の電話を入れた。

以前、一度、予約したときと感触が違う。
「ありがとうございます」と言われる。
いえ、こちらこそ、無料でありがとうございます、という気分なのに。
とても丁寧。

予約電話を終えて、再度、封筒を見た。
この人間ドックという事業の主催者は、大阪市。
昨年は、市役所に電話をしたのだったが、
今回はその検査を行える機関の一つに電話をしたのだった。
一般財団法人とある。
大阪市の職員も対応は悪くなかった記憶があるが、
「ありがとうございます」とは言われなかった。

さらに位置づけを調べようと、
大阪市から届いた検査機関のリストを見たら、
その○○○○協会は、たくさんある中の一つ。

相手は行政機関だとばかり思って、電話をしていたのだった。
いや、かまわないのだ、財団法人で結構。
ちゃんとやってくれたら、それでいい。

ただ、気色悪いのは、法人制度そのもの。
2004年頃だったか、法人制度改革という言葉が登場して、
行政関係者は振り回されていた。
まだ制度整備をやっている最中だと言われていた時期に、
研修を受けた記憶がある。
当時、財団法人の責任者として研修は必須だったのだが、
確定ではないことを教わるのだから、
一緒に研修を受けた行政の管理職も
「ようわかりませんなぁ」と言っていた。
同じ行政の委託機関である別の財団の事務局長も来ていて、
彼も首をかしげていた。
制度改革の目的もわからないし、どのように変わるのか全く理解できなかった。

最終的に、法律ができたのが2006年、施行は2008年。

行政パーソンは、決まったことに従うだけだから、
この改革の目的は何なのだ?という疑問は共有してくれない。
結局、一般市民にとって、必要だったのか?

管理の一元化は、事務手続きはシンプルになるが、
一元支配は権力集中に陥りやすいので、それを避ける意味はわかる。
が、今度は、責任の主体はどこだ? というような問題が生ずる。
行政と仕事をしていたとき、
行政が責任を逃れるのに一生懸命だったのを覚えている。
誰も責任を取らない仕組み、だと思ったものだ。

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