またまた義姉ネタ2017/03/12 08:51

多くの認知症の人がそうらしいが、
新しいことはまったく覚えられなくなった。

地域包括支援センターのMさんもNさんも、毎回、自己紹介をして、名刺を渡している。
見た目や、ちょっとした会話では、まだしっかりしているように見えるので、つきあいの少ない人は間違ってしまうようだが、
実は、数分前のことも消えていることがよくある。

病院に連れて行くときも、前夜からずっと同じことを説明し続け、
朝も駅から歩きながら話し続け、
ようやく、
「M吉さんとMさんとNさんが行くのね」と、復唱できるまでになってくれてホッとするが、最後に、
「私も行くの?」と言われると、こっちの頭が真っ白になりそう。
そして、やっとマンションから出て歩き始めて、
「今日はどこへ行くの?」と聞かれると、脱力しそう。

インプットした情報は数分で消える。
ハードディスクはそれなりのものが搭載されているらしいが、
メインメモリーが100バイト(?)くらいなので、
ほとんど作業ができない、みたいな感じかなぁ。
ま、PCに例えるのが無理だけど。

義姉は、まだ昔の記憶は残っているので、
認知症になる前に知り合った人は、今も彼女の認識のうちで健在だ。

私のことは、
「よくぞ弟がM吉さんと結婚していてくれたものだと思う」と、感謝してくれる。
こちらこそ、まだ覚えていてくれて助かる、という感じ。
が、その記憶も時間の問題かもしれないと思う。
認知症が進むと、身内の顔もわからなくなるというのはとても有名な話。

彼女は自炊しないようなので、まだ一人暮らしが可能だが、
調理をする人が、この状態になれば、もうアウトだろう。

S姉やMさん、Nさんが怪しんでいる男性のことは、
とてもよくわかっているので、
古くからの知り合いだということはわかる。
あれこれ、手を打ったので、
私は特段、もうこの男性に興味はないが、
S姉たちはまだ厳戒中、という感じだ。
義姉を機嫌よくしてくれるなら、もういいんじゃないかと思うんだけどなぁ。