新型コロナウィルス2020/03/05 09:41

私が直接関わるパブリックなイベントなどは、全部中止、延期になった。
忙しかったのに、急に手持無沙汰。

私も主催者の一人である、あるイベントは、
高齢者二人が、やる気満々だった。
危機感が全くなくて、完全にいつも通りのふるまい。
当然、マスクもつけていない。
会議中、それで、咳をされると、思わず、椅子ごと距離をあけてしまう。

で、結局、比較的若い世代の人に、
今の社会的状況で、イベントを開催することの責任というものをこんこんと説得され、
多数が開催反対だったので、高齢者二人も中止を決定した。
わたしも、中止の方に気持ちが傾いていたが、
強力に中止を主張する人が複数いてくれたので、
ふだん、勢いの良い御大が、結局そっちに折れてくれたかたちだ。
わたし的には、結構、肩にずしんとかかっている事業だったので、急に軽くなってしまった。
まぁ、延期の部分があるので、またやるのだけど。

もう一つの仕事は、せっせと準備をしていた。
が、7割がたできていて、翌日あたり、資料を主催者に送らねば、と思っていたところに延期の連絡がきた。
そのあとも、頼まれていた公的な事業は、延期の連絡。
マンションの管理組合の総会も、出ないでよくなった。
私的な集まりも、軒並み、中止だ。
すっかり手が空いた。

が、私の関わる団体で、全く中止、延期の気配のないところもある。
こちらは、私は一参加者なのだが、参加するつもりでいた。
で、ここ2,3日、様子を見ていて、一つ、思うことがあった。
中止にするか実施するかは、
リーダーシップをとっている人の頑丈さに、ひとえにかかっている気がするのだ。
これまでの人生で、タフにやってこれた人。
風邪をひいても、しばらくゴホゴホしているだけで、復活してきた人。
人の体力には、驚くほど個人差があるから、
こういう人は、弱る、ということを知らない。
怪我は多いけど、病気は知らない、という人もいる。
基礎体力が違うのか、とにかく、私から見ると「頑丈」なのだ。

こういう人は、集まりを中止する気もなく、
むしろ、周りを過剰反応とすら感じているかもしれない。
で、わかった。
これは、自衛しないといけないところなのだ。
主催者が頑丈だと、中止にはならない。
いつも通りだ。
特に、感染への配慮もない。
だから、自衛するべきなのだと、やっと気づいて、参加をやめた。

発表されているより、はるかに上回る潜在罹患者がいると思う。
その時の体調によっては、感染すれば重くなる場合もある。

感染してもさせてもいけない。
たぶん、すごく試されている時期なのだろう。

でも、この騒ぎが収まったら(収まるのか)、
何事もなく過ぎた頑丈な人たちは、また何も学ばないのだろうな。

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