オジサンが嫌い2022/08/03 21:41

オジサンは、私には天敵だと思われる。
いやいや、最初から、そんな偏見で人を見ていたわけではない。
私は、結構、受容的で共感的なタイプだと思う。
で、結構、いろいろな場面で、オジサンが近寄って来ることがあった。
が、これまでに出会ったオジサンで、
がっかりしなかった人はいない。
どうして、こうも、皆さん、厚かましくて、自分だけは特別と思っていて、
自分のことを反省したりしないんだろう。

でも、こんな本音を言うと、オジサンから攻撃されるから、
通常は、何も言わない。
オジサンは、怒らせたら怖いから。
権力、筋力、腕力、恫喝力、、、物理的なパワーがあるからね。

で、オジサンに困っている、というようなことを書くと、
今度は、
「自分だけは違う」と思い込んでいるオジサンが、
コメントを入れたりする。

昔、ある、複数の男性と恋愛関係にあるモテ女の友人が言っていた。
恋人の一人に、男のひどいところ、ダメなところを語っていたら、
「そうか、、、そんなひどい奴がいるのか」と、他人事みたいな顔をして
びっくりするので、
「あんたのことや」と言ってやった、と。
まあ、それでも、男と恋愛をするのだから、それとこれとは別だったのだろう。
あんまりにもモテるので、
「すごいね、そんなにモテて」と、素朴に感心していたら、
「あなたが捨てるような男を、私は拾っているだけよ」と言っていたその友人は、本当にリアリストだった。
男は拾うに足りないことをわかっていて、男とつきあっていたのだから、この友人は、すごくよくわかっている人だったな、と改めて思う。
早くに亡くなったけど、、、。

今、なぜ、こんなことを書くかと言うと、
あるイベントで、ある女性講演者が、
オジサン社会の問題性と、それをどのように解決していくか、ということを講演したら、
女性の聴衆には非常に高評価だったのに、
たった一人、めちゃくちゃ辛口の感想があって、それを書いた人が、
まさにオジサンだったからだ。
そのオジサンが、講演者の話の内容を批判したのだったら、正面から
来たのだとわかるのだが、
講演者の話し方とか、早口すぎるとか、そういうことばかりなので、呆れた。
「自分は、オジサンだから、オジサンとしての言い分がある」というのなら、まだましな気がする。
客観的な批評を装って、自分の不快感だけを辛辣に表現して憚らない。
これがまさにオジサンなのだ、というサンプルみたいだ。

あ~、やだやだ!
だから、ますますオジサンが嫌いになる。

コメント

_ M吉 ― 2022/08/06 13:18

これには後日談があって、この感想について、
その女性講師が気にするようなら気の毒なので、
オジサンの批判癖について書いて、あなたの講演が問題なのではないという意味で、
彼女に共感的なメールを送っておいた。
私が、その感想を何とかしないといけない立場だったから、なのだけど。

すると、批判とは思っていない、
助言だと思っています、と、いうお返事。
これも、デジャブだ。

女性の味方をして、女性に共感的になっても、
相手は、男の側に立つ。
女性に共感的になろうとした、自分のおバカぶりだけが見える。

昔、女性ばかりがお茶を汲む役目をしなければならなかった頃、
そろそろ、進んだ職場では、男性も飲みたければ自分でお茶を入れる、あるいは、会社自体が飲み物のサーバーを導入し始めた時代の話だ。
友人が、女性ばかりがお茶を入れる習慣をやめさせようとして、
女性たちは、男性社員より早く出勤して掃除をする習慣も、仕事を中断してお茶を入れる習慣もやめさせようと、女性だけで団結して、その役割をボイコットしたことがある。
が、どうしても、「私はお茶を入れるのが好きです」という女性が現れて、
そういう女性にその役割が集中して、
「なんか、私たちがいじめてるみたいなの」と、頭をかかえていた。

女性が女性のために、なんて、なかなかうまくいかないのだ、と思わせる出来事。
本人は、女性の団結を裏切っている意識はない。

が、本当は裏切っている。
そして、男側についている。
男の味方になって、女たちを苦境に追い込んでいる。
しかし、そういう意識はない。

あ~、意識低いって、いやだわ~。

先述の女性講師、
私のようなフェミの申し子のような年代の年配の女と連帯するより、
個人的にうまいこと、男ともやっていく方がいいのだろう。
ああ、とんだピエロだったわ、私。

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