天気予報2021/10/13 11:50

家事の中でも、洗濯ものを干すのは気持ちが良くて好きだ。

で、よく洗濯もする。(まあ、洗濯するのは洗濯機だけど(笑))

最近は家にいるので、朝の天気予報をチェックして、
薄物だけを洗ったり、ちょっと大物を洗ったり、と、
家事嫌いの割に、ここだけはこまめだ。
こういうところも父親に似ていて実にいやなのだけど。

が、この頃、天気予報にやたら裏切られる。
朝、起きてすぐに、スマホのグーグルアシスタントに、今日の洗濯指数をきく。
日本気象協会の指数情報につないでくれる。
すると、雨だから洗濯はNGとか、
今日は快晴だからTシャツなら3時間で乾く、とか、なかなか行き届いた情報が載っている。
しかし、このごろ、これがよくはずれる気がする。
今日は、洗濯をあきらめた日だった。
が、窓の外はカンカン照り。
これから、降るの? と思っていた。
パソコンの表示も「小雨」と。
でも、外はカンカン照り。

照りながら小雨が降る、というやつか、と思ったりしたが違うようだ。
やがて、パソコンの天気情報は、「くもりのち晴れ」と変わった。
窓の外は、ずっと秋晴れだもん。

まあ、これまで、仕事に行くことがメインで暮らしていたから、
今のように全天候型の暮らしになると、洗濯の指標に頼ったりする、ということが増えただけのことかもしれない。
いつも、折りたたみ傘をカバンに入れて出かけていた頃とは、心がけが変わったのだろう。

愚にもつかないことで一喜一憂する今日この頃、、、。

どんどん劣化する、、、2021/10/15 18:48

昔、某自治体の保育園民営化についての、
検討会議というのに委員として参加した。
知人の議員が傍聴に来ていた。

私はまだよく事態を飲み込んでいなかった。
と言うか、私の所属する課の課長が、
たぶん、私の反論がめんどくさくて、説明をしなかったのだろうと思われるが、
とにかく、ほとんどわけがわからないまま出席した。

で、話は、公立保育園は財政的に困難になってきた。
だから、保育園を民営化する案が出ているが、
それについて検討してほしい、との説明だった。
私にはわからなかった。
なぜ、民営化すると、保育園のコストが下がるのか?
保育園は幼い子供たちを保育する施設だ。
何をどう、節約するのか?
要るものは要るだろう?
何を言っているのかわからないので、そのまま質問をすると、
市の回答では、民営化すると人件費が下がるそうだ。
Why?
公営だろうが民営だろうが、同じことをするのに?

当時、私はそのような重要な分野にコスト削減の手が伸びていることが信じられなかったのだ。

公営だと、保育士はみな公務員である。
公務員は年功序列で給料が上がる。
で、公務員は辞めないから、年齢の高い保育士に高給を払わねばならない。
民営だと、保育士は若いから、賃金は安い、という理屈なのだが、
そこでまた、Why?
「次から次、私立の保育士は辞めるので、若い保育士が入って来るから」と当たり前のように言うのを、
呆然と聞いていた記憶がある。

次から次に辞めるのは、働き続けられないからではないのか。
それがよいことか?
なぜか、そこは議論にならない。

私は毎回意見を述べ続け、
最終回は、市が考えた通りのシナリオが登場した。
「え?」と私は出てきた資料を見てびっくりした。
毎回、出席しているのに、私は何回か休んだのか? と思うような最終まとめ案。
検討会議の結論として、民営化が決まったものとして、まとめ案が書かれていた。
「なんじゃ? これは!」

私の抵抗もむなしく、それまでの会議ではいいことを言っていた他の委員が、
最終会議では疑問を呈しなかった。
後で気が付いた。
他の委員は全員根回しが済んでいたのだ。
私のセクションの課長は、私に抵抗されるのがわかっていたので、
根回しすらしなかった。
一度だけ、
「行政の宛て職として出席しておられるのだから、行政の言い分に賛同してもらいたいようなこと、担当課が言ってました、あはは」と笑いながら言っていた。
課長は、私と喧嘩をしたくないから、根回しもせず、担当課の意向も笑いながら伝えただけだった。

最終会議で、知人の議員が
「わかってなかったの?」と言うから、わかってなかったと答えた。

なんという茶番だ。

行政は、初めから結論がある。
が、公務員だけで決めるわけにいかないから、識者などを集めて、
会議を催して、
検討した結果ということにしたいのだ。
会議はただのアリバイだ。

道理で、会議で出る委員の質問に対して担当課はやる気のない回答を繰り返していたわけだ。
担当課の職員は、茶番の会議につきあっていて、めんどくさいことこの上なかったのだろう。

今はわかる。
長年付き合って来て、行政の性格がだいぶん見えてきている。
それでも、度々怒りに震える。
ただ、私の分野が、誰かの生命にかかわるわけではないので、助かっているだけだ。

森友学園の赤木さんの事件は一向に解決しない。
ぬえのようにつかみどころのない怪物の公務員相手に、
赤木さんの妻は、ほんとうにがんばっておられる。
でも、公務員相手の裁判は、そのやりにくい感じがわかるような気がするのが自分でもこわいくらいだ。
国も地方自治体も、とんでもない組織だ。
ただ、一人ずつは一生懸命やっている人たちだったりする。
しかし、何が問題なのか。
この正体はつかみたい。

赤木さんの事件の真相をわかっている、あるいは垣間見えていた公務員はいるはずだ。
が、彼らは口を閉ざす。
言えない理由がある。
自分のためではない。利己的な理由ではない。
誰かのためだ。
その人的つながりが、日本の官僚組織には癌のようにある。
これが、人をがんじがらめにする。

何が問題かを迅速に抽出して、解決を図りたい、と
自分の経験からも思うのだが、
たぶん、生きている間は無理だろうなぁ、、、。
そして、独特の官僚組織の風土が育ちあがり、
どんどん、劣化する。
だって、意見を言う職員は切り捨てるのだもの。
アホな上司のアホな決定を黙って受け容れるアホな部下だけになるのだから、劣化するのは何の不思議もない。

シルバーデモクラシーだってぇ?2021/10/31 10:24

ここ最近、急に目につき始めたワード。

実感、ねえなぁ、、、。

若者に選挙に行こう、って、呼びかけるところで、
高齢者や社会福祉にばかりお金が使われて、
若者が置き去りにされているかのような煽り。

高齢者向け政策も社会福祉も、充実しているわけではないのに、
若者が割を食っている印象を植え付けている。
若者が割を食っている感があるとしたら、
結局は、この国は、
高齢者も、社会福祉が届いていない人たちも、
そして、若者も、
あらゆる人々が割を食っているのだ。

財政を出し惜しみ、
限られたパイを、若者と高齢者で奪い合いをさせるように、
方向づけ、煽っている、というのが真相だ。
その間にも富を蓄積している連中がいる、ということを忘れてはいけない。
ということを、どれだけの人が理解しているのか。

しかし、シルバーデモクラシーって、悪質な言葉だなぁ。