かしこまりました!2018/02/11 01:37

学生とか、今、母の家に住んでいる親戚の若者とか、
年の離れたライン友だちがいる。

連絡を取るのに楽なので、
私もラインが有難い。

で、面白いことに、
最近の若者は、
「かしこまりました!」という言葉をよく使うのだ。

ん? そこは、「ありがとうございます」と言うべきだろう、と思うシチュエーションで、
「かしこまりました!」とくる。

かしこまっていないで、
礼を言え、礼を、、、。

どうも最上級の敬語として使っているふしがある。

文脈考えて使えよ。

言葉の意味は知っていても、シチュエーションを取り違えている可能性もある。
センスの違いと言うか、、、

ことばは時代と共に変わる。
センスも変わる。
私にとってなじみのある話法や場を読むセンスが、時代を超えて通用するとも言えない。
私の時代がもう過去のものになりつつある、と
実感することは増えてきた。

マンションの管理人さんの妻の方と話をすることがあった。
ビジネスライクなことだ。
が、彼女は、よくわからない文脈で笑い声を上げる。
ん? 何がおかしい?
事務手続きの話をしている。
冗談は言ってない。
が、おほほほと何度も笑う。
どうも、らちがあかん。
そこへ、夫である管理人が事務所に戻ってきた。
二、三の言葉のやり取りで終わった。

その場を立ち去りながら、妙な違和感に包まれていた。
そして思い出した。
その管理人の妻は私より若い人だと思うが、
彼女の話法は、一昔前によく見かけた女性の話法だ。
笑い声を上げることで場を持たせる、よくわからないことは笑って済ませる、相手の言っていることと自分の言っていることに齟齬が生じても笑って済ませようとする、、、
ビジネスの世界から排除された女性たちの社交術だった。

論理的にものごとを進めなくてもよい、
角が立たなければよい、
なあなあで済ませておけばよい、、、
そいういうポジションに置かれた人のコミュニケーション術だ。

もちろん、今は管理人の妻のような女性が希少だ。
久しぶりに、こういうタイプの女性を見た、という感じ。
まだこういう人がいたのだな。

「かしこまりました!」を多用する若者に時代を感じるが、
管理人の妻の方にも、別の意味で時代を感じる。

50歳以上の女・・・2018/02/11 10:21

昨夜は、久しぶりに昔から所属している団体の事務会議へ。

終わってから、男性メンバーは先に帰り、
女性4人で飲みに行った。

やっぱり、この業界は飲む人が多いなと、頼もしい。
そして、いろいろな話がはずむが、
とても印象に残った一つ。

私とほぼ同年の女性が言う。
「私の周りには、50歳を過ぎて、夫と一緒に住んでいる人ってほとんどいないのよ」と。

その時飲んでいた4人のうち、1人はまだ若くて、事実婚。
世間に流通する「奥さん」とか「ご主人」などという単語に、うんざりしている。

あとの3人は60歳代。
1人は私だから、独居老人(^^)。
もう1人は、娘の要請で、夫と別居。
同居年数は10年くらいとのことだが、夫と仲が悪いわけではなく、
彼女が主催するイベントなどには、夫も手伝いに来ている。

もう1人も、だいぶん前から別居。
理由は聞いていないが、子どもが大きくなったら、他人と暮らすのがめんどくさくなったのだろう。

で、その彼女が言うのだ。
「50歳を過ぎると、離婚していなくても、夫と別居している女の人が多いよ」と。

確かに、私の友人にも、夫婦そろって一緒に暮らしている女性って、いるかなぁ、、、。
ある共通の友達の話が出た。
「○○さんは夫と仲が悪いわけではないけど、ひとりで仕事に集中したり、自分のためだけに使う時間空間が必要、と言って、小さな部屋を借りている」と。

わかる!
世の中には、「男の隠れ家」なんて言われるようなお店があったりするけれど、
女にも隠れ家が必要な時がある。
「男の」と強調されると、それだけで気分が下がる。
「隠れ家」も「ロマン」も、男の専売特許ではない。

それにしても、50歳を過ぎた女性は、夫と同居していない人が多い、
という新(珍)説が面白かった。

時代は少しずつ動くんだな、と思う。