強さって、何?2025/02/10 20:02

私より、年上の人が書いているエッセイを読んだ。
賢くて、読書意欲が旺盛で、読んだ本について、いろいろ思い出をまじえながら、エッセイを書かれている。

短いエッセイだが、読み応えがある。

で、歴史に残る女性の哲学者や革命家について語った後、
最後に、日常に戻ったご自分の暮らしの風景を書かれている。
それによると、98歳の叔母さんがこの頃、骨粗鬆症になって
歩くのがいささか辛そうになられたとのこと。

で、M吉、「ん?」「98歳で?」と思わず、年齢のことろを再読する。

骨粗鬆症にはぎりぎりまだなっていないそうだけど、
予防のために薬を服用し始めた私、、、
98歳の人が、私より、ちょと先を行っておられる、、、。

その人が若くて強靱な身体の持ち主なのか、、、。
私が早く追いつきそうになっているのか、、、。

思えば、そのエッセイを書いた人も、
シャープで、頭脳の衰えはなさそう。
よく旅行もされるようで、どう見ても、お金持ち。
先日、ものすごく久しぶりにお会いしたが、
少し背中が丸くなっておられたけれど、
お元気そうで、溌剌としておられた。

お金持ちって、きっと、からだも強いんだ。
いやいや、健康を維持できる資力がある、ということだろう。
旅行も行ける、温泉も行ける、趣味も楽しめる、、、
未来への不安もなければ、強さも維持できるのだろう、、、。

と言うのは、もちろん、一部の人の話で、
人の強さ、弱さは、測るのは難しいし、意味もないかも。

まだ現職だった頃、仕事上の困難が次から次、目の前に立ちはだかった。
闘わないといけない相手が複数いて、毎日、ファイティングモードだった。
が、身のうちから、力を感じることがあった。
何だかわからないが、ものすごく、気の強い自分を感じていた。
私って、強い! と、自分で驚いていた。
闘志満々だったのだ。
人生の一時期でも、そういう自分を感じられたのは良いことだろう。
自分の強さに自己陶酔できたなんて、、、。

強くなったり、弱くなったり、一人の人間でもいろいろある。