ちょっといい話2024/06/01 22:00

ICOCAを落とした。
落としたのには気づかず、友人を待って、京橋駅のホームにいた。
すると、私の前を通り過ぎた男性が、しばらく歩いて、しゃがんで何かを拾った様子で、すぐに鞄に入れているのを見た。
明らかに自分の歩く方向に何かを見つけた感じの拾い方。
「?」と私は思った。
周囲に人はたまたまいない時。
あのサラリーマン風の男、何かを拾って自分の物にしたのかな、、、と。

で、待ち合わせの友人が来たので、一緒に北新地まで行って、駅の改札を通ろうとしたら、
ICOCAがない! 
ない!
ない!
鞄をひっくり返してもない!

こういうミスはしたことないのに、、、。
で、思い出されたのは、京橋駅で見たサラリーマン風の男性の不審な行動。
あれは、私のICOCAだったか、、、。
呆然として、ショックを受けて、泣きそうになりながら駅のカウンターのことろにいた駅員さんになくした旨を伝え、教えられた紛失センターというところに電話をかけた。
なにしろ、口座と紐づいている。
使われたら困るのだ。
で、全機能を停止してもらった。
「後から出てきても、もうもとに戻せません」と念を押された。
新しいカードの再発行と事務費用で1020円だか、かかるとのこと。
もうそんなの、気にしてはいられない。
一刻も早く、機能を停止して、悪用されるのを防ぎたいので、
「はい! 急いでお願いします!」と懇願。

センターの人は、先にカードがどこかに届いていないか、調べてくれたが、届いていない。
だって、あの不審なサラリーマンが拾って持って行ったんだもん!

長めの電話を終えて、意気消沈して、
それでも北新地の改札を出るために、駅のカウンター内にいる駅員さんに声をかけた。
別の人に交代していたので、
その人にまた事情を説明して、お金を払って改札を出ようとした。
すると、その駅員さんは、どこかに届いていないかを調べてくれようとするので、
「さっきもう、調べていただいたんです」と言ったが、再度、調べてくれたらしい。
そして、
「京橋駅に届いています」とのこと。
えーっ!とビックリ。
届けてくれたの?
あの不審なサラリーマンが?

とにかく、京橋にとって返して、届いていたカードを受け取った。
なんか、カードが出て来ただけでも、ホッとする。
既に機能停止したカードでも、戻って来たのがなんだかうれしい。
届けてくれた人に感謝。

で、また北新地に戻ったら、同じ駅員さんだった。
機能停止しているので、カードは手元にあるが、もう使えない。
現金を払って、改札を出た。

この間の駅員さんの親切なこと。
ほんとうに気持ちが温まる対応だ。

そして、しばらく梅田で用事をしていて、ふと電話を見ると、
着信履歴が、通常、法人などで使われる電話番号から。
二回も入っているので、電話を入れたら、
紛失センターからだった。
カードが届いていて、私が受け取りに行ったことも把握している様子。
「ありがとうございます。先ほど、受け取って来ました」と言うと、
「そのカードは機能停止をしたのですが、お手元に戻ったとのことですので、停止を全部、キャンセルしました。今まで通りお使いいただけます」とのこと。

え? え? え?
また使えるようにしてくれたの?

もう、今度はうれしくて泣きそう~!

何度もお礼を言った。
そのことを伝えるために、スマホに二回、家に帰ったら、家の電話にも紛失センターからの電話が留守電に。

なんて親切なのぉ~

JR、いい仕事をしている!
拾って届けてくれたサラリーマンさん、駅員さん、紛失センターの人(それも複数の人みたい)、みんなすごいじゃないか!

久しぶりにうれしい出来事だった。
世の中、いい人がたくさんいるじゃないか。
ちょっとどころじゃない、かなりいい話。

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