立場2020/03/04 12:55

前のブログで、行政職員の仕事について、愚痴を書いた。

私は外部からアドバイスをする立場で、組織の一員ではない。
私の部下ではないから、指導、というようなことはできない。

相談されれば、助言をする程度の位置だ。
が、私の名前で公表される文書であれば
私の責任になるから、ほっとくわけにはいかない。

以前、別の自治体で、今の私と同じ立場の人が、
とうとう怒りで辞められた、と聞いたことがある。
その人の怒りはわかる。
名前は出るのに、(つまり、利用されるのに)、
やってることがあまりにもおざなりだと、
「ちゃんと、仕事せんかーい!!!」と言いたくなる。
部下ではない人を指導できるのか、
指示が出せるのか、
せいぜい、助言止まりだ。

が、責任はあるのだ。
結局、もう、こんなことでは責任が取れない、ということになれば、
辞めるしかなくなる。
ある旧知の人が、
「行政の仕事だけはしたくない」と言っていた。

別の先生については、
ある行政パーソンが、
「〇〇先生は、自分たちにとってやりやすいから、ずっとお願いしている」と言っていて、
長年、今の私と同じ立場の仕事をやっておられた。
行政の立場もわかるし、気難しくない人だ。
私もたぶん、そういう感じで、頼まれているのかなと思う。
が、限度がある。
行政パーソンの苦しい立場は理解するが、
あまりにもお粗末な仕事を容認するわけにはいかない。

最近、真剣さが足りないのか、
能力が足りないのか、よくわからない現象に出会う。

たぶん、少しずつ、やりにくい人になっているだろう、私。
だって、責任があるんだもの、いい加減なことをしてもらっては困るのだ。

しばらくは責任を全うしないといけない時期が続くので、
ここで放り出すことはもちろんしないが、
そろそろ潮時なのだろうな、と思うこの頃。