やっぱり気をつけなきゃ2020/01/22 10:34

耳鼻科に行った。
昔からあるらしい診療所で、
女医さんや薬剤師さんなど、女性ばかりの、なんか安心感のある場所。

ソファに座ってコートを脱いだ。
小さな女の子がおばあちゃんと思われる女性に連れられて来ている。
この子が大騒ぎ。
ちょっとはしつけろよ、と思いつつがまん。

で、コートをコートハンガーに掛けるために立ち上がった。
診察室の出入り口側には、診察を終えたばかりの年配の男性が座っていた。コートハンガーはその男性の直ぐ横あたりにあった。
その男性に背中を向ける形でコートをかけていると、窓口の人に名前を呼ばれた。
「はい」と返事をして、振り返ったら、私の後ろに座っていた男性が、いつの間にか私の座っていたソファの方にいて、まさに私のバッグに手を伸ばしていた。
え?と思った私の目に、伸ばした手を奇妙に宙でくねらせながら、もとの席に素早く戻る男性が見えた。
私は急いでバッグを抱えて呼ばれた方に行った。

一瞬のことだ。
おばあちゃんといっしょの幼児は、相変わらずひゃあひゃあ声をあげてるし、
その男性のソファと直角に置いたソファでは、さらに高齢の男性がうつらうつらしている。

バッグを置いたまま立ち上がったわたしが悪いのだと思ったが、
診察後、薬を待っていると、
あとから入ってきた女性がやっぱりコートを掛けるために立ち上がってコートハンガーまで行くのに、
バッグだけをポツンとソファに置いている。

そういう所なのだ。

ひょっとしたら、受付の人はこのタイミングで呼んでくれたのかと思ったりする。

診察室には数人が入るのだが、みな、無防備に、荷物を置いている。

これからここに来るときは、ウエストポーチにしようと思ったが、
あの、男性の行動は目に焼き付いて、ちょっと恐怖心。
危なかったんだもの。

吐きそう2020/01/22 22:13

学生から、いつもの何倍もメールが来ている。

多くが期末試験を受けられなかった理由をぐだぐだ述べ、
救済措置を、と頼んでくる。
期末試験が受験できなかった場合の再試験の制度は設けられているが、
それは、私の裁量の範囲ではない。
事務方が判断する。

で、それがなかなか厳しいらしい。
もちろん、インフルエンザとかで診断書のある人は、再試験が受けられる。
が、そうではない、本当かどうか確かめようのない理由を言ってくる学生は、事務の方で再試験が認められないのをわかっていて、
私に個人的に頼んでくるのだ。
が、大学も心得たもので、そのような救済措置が機能できない短期間で、成績をつけることを求めてくる。
もちろん、短期間に仕事をしないといけないので、私のように学生数が多い者は、結構しんどい仕事になるが、
それでも、要らぬ迷いを持たないで済むので、その点では助かる。
私は、事務室に事情を言って、指示を仰ぎなさい、としか答えない。

ろくに勉強しない、授業も聞いていない学生が、私をなめてかかっていて、何とか単位をもらおうとする。
授業の初日から、個人的な懇願は受け付けないと言ってあるけど、
そもそもこちらの話を聞いていない学生が頼んでくる。
たいていは、ちゃんとやろうとしているかわいい学生たちだが、こういう横着者には腹が立ってくる。

おまけに目も当てられないレポートのオンパレード。
読んでるといやになる。

今夜は、学生たちの個人的な懇願への返事と、
基本字数すら満たしていないような低レベルのレポート提出者に返事を書いていたら、
だんだん吐き気がしてきた。