ニュース・・・2018/11/24 13:23

なんだか、喜んでいる人が多い。

大阪万博、、、そうか、決まったか、、、
なぜ、決まったんだろう、、、

維新がまた勝利だね。

わからないんだけど、これって、まずいんじゃないのか。
予算も人手も、潤沢にあるわけではない。
だから、弱者は置き去りにされて、人権を軽んじられている。
それなのに、また、デカい新規事業をやるんだね。

いや、別に
現知事の前歴がどうとか、
親族がどうとか、
そういうことは、政治的手腕には関係がない。
むしろ、ある種の手腕に長けているから、今、知事なのだろう。

が、一有権者としては、良い行政を望むわけだ。
公正で、理知的で、筋の通った説明責任を果たせる人でいてほしい。
いや、この人に、票を入れたことはないけどね。
だから、私が望むのとは、真逆の人が当選したんだろう。

政治家は、公正で理知的で、筋が通っている人でない方が良い場合があるのだろう。
地方都市の首長には、ガラの悪い、いかにも山師みたいな人が結構いる。
そういう人の方が、「庶民的」だと、人気があったりする。

いや、いいんだ。
外貌の問題ではないし、家柄の問題でもなく、偏差値の問題でもないはずだ。
政治に何を望むのか、ということなのだが。
大阪府の現知事の顔をテレビで見ていると、トランプとダブるなぁ。
「○○の品格」という類の言葉がだいぶん前に流行ったけど、
この語を言いたくなったわけがわかる気がする。

巷でささやかれているように、
この人の政治活動は、利権と結びついているだろうと、私も思っている。
万博をやれば、この人の親族の会社は確実に潤うだろう。
だけど、あまりにも大きな国際規模のイベントなので、
この人の利権のお手伝いをすることになるとは、あまり人々は思わないのだろう。
カジノを持ってくるのも、WTCを何とかしたいのも、
この人の個人的な経済基盤と結びついているだろうと、多くの人はわかってると思うけどね。

でも、この人を首長に選んだ人たちはそんなことどうでもいいんだね。
おこぼれがあると思っているんだろうね。
トリクルダウンの理屈は結果的にウソだったけど、
(その理屈だけでも、誇り高き庶民はむかついてもいいだろうけど)、
今度は本当におこぼれに与れると思うのかな?

大阪府内でも、介護保険制度の露骨な改悪を実施している自治体がある。
大阪市の教育制度はひどいことになっていると、現場の教員が嘆いている。
国から下ろされた制度改悪の数々を、自治体レベルで止めてよ、
とこの人に言っても、空しいのかな。
やること、いっぱいあるはずなんだよね~。
一応、自民党じゃないしね、維新だしね、改革派だもんね。
これに目くらましをされてる人もいるみたいだ。

人々は現体制を支持する。
極小額の自分の証券の金利が下がらないように、一票をささげる。
頭の良かったのは誰?
直近で言うと、やっぱり、竹中平蔵? この人がグランドデザインを描いたんだよね。
今、彼の設計したデザインで、経済が進んでいる。
着々と進んでいる。

嫌なんだなぁ、今回のニュースも。

年末2018/11/24 15:59

生協が、おせちはどうされますか? と聞いていた。
毎年、頼んでいたのだけど、今年は頼まない。
一人っきりのお正月だ。

多くの独居老人は、お正月どうするのだろう?
先日、娘が奈良旅行に誘ってくれたので、
たぶん、お正月はこっちには来られないのだろうなと思っていたら、
やはり、海外旅行するそうだ。
それはいいことだ。
若くて体力がある間は、どんどん外に出た方がよい、というのが、
昔からの私の持論。
親があまりにも私を縛り付けたので、その反動だろう。

で、年末、年始、どうするかな。
仕事しようか。
思い切り、仕事ができるな。

某自治体が、毎年、市民向けの映画上映会を開催するのだが、
その時に配布するパンフに解説を頼まれる。
が、今年は断ろうと思っていた。
公務員というのは、基本的に、事務処理に堪能なジェネラリストだから、
映画などのセンスはあんまり良くない。
もちろん人によって違うだろうけど、総じて、センスは良くない。
毎年、頭をかかえることが起こる。

それで、今年は断ろうと思っていたら、
それを察知したかのように、ずいぶん早い時期に頼んできたので、
意表を突かれて引き受けてしまった。

「解説」を書くにも、映画のパンフレットに書かれているようなことは、
重複するだけだから、当然書かない。
映画を何度も何度も観て、かなり深く読み込んで書く。
時代背景を調べ、監督を調べ、
パンフレットがある場合は、パンフレットも参照しながら、パンフレットとは違った視点を提示する。
なかなか精力を傾けているのだ。
時間をかければ、それだけ熟考する時間ができるので、
今年は、年末の時間をそれにあてようか、、、。

すでに、上映作品は決まっている。
それは、公務員が決めている。
「え?」と、思うような作品がよくある。
え? これの解説を書け、って?
まさか、すごいベタな人権尊重の文章を期待してるんじゃないだろうね、と見え透いていて、困惑することがある。
それなら、私に頼むな、という話なのだ。
で、公務員さんにとっては、想定外の視点が持ち込まれて、戸惑うのかもしれない。
私の解説文に、内部で戸惑いが走っているらしいのが目に見えるようにわかることがある。
それはそうだろう。
単純な人権尊重ストーリーでわかりやすいから選んだのかもしれないが、多くは単純な話ではない。
そもそも「人権尊重」のストーリーは、単線的なヒューマニズムの物語ではない。
階級闘争の歴史も含んでいる。
親密な生活圏でのパワーの話、人間存在の不条理の話などが織り込まれている。
「心温まる話」でもなければ、「感動の涙」で終わる話でもない。
そこを読み取って、観るべきいくつかの視点を、人々に指し示すのが私の仕事だと思っている。

だけど・・・(ため息)
今年の作品は、また、難しい。
いや、作品自体はわかりやすいものだけど、
鑑賞に値する映画として、問題意識の見える解説を書くとなると、
「これをどうせぇっちゅうねん!」と言いたくなるような作品。

まぁ、自治体としては、
上映権をクリアする、という最低条件があるだろうから、
好きなものを選ぶわけにはいかないだろう。
レンタルDVDを自宅の居間で観るのとは違う。
いくら入場料を取らないといっても、公共の場所で上映して、
多くの市民に鑑賞させるには、制約があるだろう。
そうでなければ、あそこまで、凡作映画を選びはしないだろう(^^;)

う~ん、ちゃんと観るかな、、、。
メジャー映画館では上映しなかった地味なフランス映画。
仕事しよう。