言葉力2018/02/25 10:45

昨日会った古い友人に教えてもらった、朝日の記事。

『羽生結弦、高い修正力の源は「言葉力」』 とかいうなかなか興味深い記事だった。
実は、羽生結弦という人、世間が騒いでいるのは知っていたが、
私は全く興味がなく、
華奢なボクちゃんだな、衣装がきれいだな、としか思っていなかった。
が、なんか、すごい偉業を成し遂げたらしい。
その人がいろいろ負傷してきたけれど、
それを「言葉」の力で復元してきた(コンピューターみたいな言い方かな^^)らしいのだ。

短い記事だけど、読んで、う~ん、と考え込んでしまう。

「言葉」で仕事をしてきたので、
その言葉による仕事ゆえの後ろめたさを抱いてきた。
言葉で整理をすることによって、言葉では拾えないものを捨ててきた雑駁さにうしろめたさを感じてきたのだ。

スケートで踊るなんて、(フィギュアスケートだっけ?)
「からだ」が覚えるものだと漠然と思っていた。
それを彼は、からだの動きの軌跡を言葉に置き換えて、最大公約数を探り当てて、成功例の軌跡を言葉で構築する、らしい。(と、私は理解した。)
その自己洞察力がすごり。
意志力がすごい。

言葉にすることによって、まともに向き合う、ということは、
私たちの日常でもよくある。
言葉にしないで、うやむやにすることも多い。
が、こと、仕事に関しては、当然、うやむやではいられない。
あの、細っこい少年のようなプロの冴えわたった根性を見習わねばとちょっと身が引き締まる。

濃い一日2018/02/25 21:51

やっぱり、趣味というのだろうか?

ペイが出ない。
むしろ、持ち出しだから仕事ではないな。
が、趣味というにはシビアだったりする。

聞きたかった人の講演会に行ってきた。
結構、人が集まっていて、
あっちもこっちも知り合いだらけ。
挨拶ばかりしていて、結構忙しい。
知った顔は一人か二人くらい、と思っていたけど、
ものすごく久しぶりの人にも会って、おしゃべり。

講演者は、気さくにわかりやすく、話をしてくれる。
彼女のファンという若い人も来ていた。
テーマは介護保険法改正。
私は、あまり知識がない。
最初、花粉症の薬で眠そうになりながら聞いていたが、
後ろから小さなメモが回ってきた。
「今度の機関誌に、今日の講演について報告を書いていただけませんか」と。
「え?」と目が覚めた。
いかん、居眠っている場合ではない。
突如、メモを取り始め、スマホの録音機能も活用。
講演者は、熟慮された内容を語り、明快で、
胸がすくようだった。
(こんな講演をしたいものだ・・・)

懇親会でも盛り上がる。
私より年齢の高い人たちが、実に詳しく、
「介護をするより、される側の年齢になってきた」と言いつつ、
介護保険制度の問題について気炎を上げる。
皆、的確でシャープ。
厚労省交渉にも行ってきた強者もいる。

みな、手弁当でやっている。
機関誌をつくり、講演会を開催し、学習会を主催し、
行政との交渉に出向く高齢者集団。
私はいつものように、飲み負け食べ負け喋り負けして、
でも刺激を受けて帰って来た。

特に、今日のテーマは自分の守備範囲ではないので、
ただただお勉強をさせてもらう日だった。
あ、報告書かねば、、、。