感情というやつ2017/10/25 10:20

感情をコントロールするというのは、ほんとうに難しい。

昔、女の人は、怒りを悲しみに変えて、表現していた、というようなことを聞いたことがある。
強い相手に怒りを向けても、返り討ちにあうだけだから、
よよと泣いてみせることで、相手の反省を促そうとしたのか。
まぁ、反省する相手だったらいいけど、よけいいじめてくるのもいるだろうから、悲しみに転換するのも成功するとは限らないだろう。

今回、義姉のサポートにかかわって、感情のコントロールの難しさをあらためて感じている。
S姉は、とにかく怒りのコントロールができにくい。
怒りで興奮していることが多い。
義姉いわく、
「ねえちゃんは、自分がせいいっぱいやねん」とのことだが、あたっているかも。
電話のときが顕著で、怒りで興奮している電話を受けると、
ものすごく、頭の悪そうな人に思えてくる。
メールだと、ごく普通に良識人に見えているのに。

義姉は、とにかくおろおろするタイプ。
不安やこわさで、パニックになる。

そして、今回、後見人。
この人が、チョイチョイ、自分の感情に支配される。
こういう立場の人って、もっと自分の気持ちをセーブしないといけないのじゃないかなぁ。
被後見人は認知に障害があるわけで一貫した思考はできない。
その親族は、プライベートな部分で被後見人とつながっている人たちなのだから、個人的な感情が行き交う。
その中で、ただ一人、公的な立場で、客観的に判断をしていく人として選任された職業人なのだから、
自分の感情は、横に置いといてほしいのだが、
チョイチョイ、感情を垂れ流してくる。

S姉は、またそれで怒りをためる。
先日も何か、電話で強くいやなことを言われたとかで、
私に、必死で訴えてくる。
ちょっとした口論になったのかもしれないが、
S姉がうまく反論できたとは思いにくい。
どうも、S姉が見つけてきた新しい施設のことで、
「ころころ変えて、ケアマネの○○さんも大変なのに、わかってるんですか」と怒られたとか。
そういうことを知らずに、私が、S姉推奨の施設に移ることを、
あらためてメールで提案したのだが、
それには、後見人も賛成してきた。
ただ、いつもの同報メールではなく、携帯メールで、
なんかこっそり、賛成のメールを送ってきた感じなので、
ちょっと変だなと思ったけれど、
直前にS姉にかました後だったので、S姉も入っている同報メールでは賛成しにくかったのだと、後からわかった。

S姉の方は、電話で後見人に文句を言われた後に、
私が賛成したので、溜飲が下がったらしい。

こういう感情の応酬は困りものだ。
事実関係を整えていくだけの作業なのに、夾雑物がはさまった感じ。

以前、職場でも、やたら感情を爆発させて部下をいじめる人がいて、
自分の個人的な感情はとりあえず、家に置いて来いよ、と思ったものだが、
今回の後見人も、この仕事には向いていないんじゃないかと思う。

家族などは、感情のるつぼにいるようなものだ。
それを冷静に客観的に交通整理をしてくれないと困るのだが、
自分自身の感情にかまけて、余計事態をややこしくしている。

その人も日記でも書いて、愚痴や悪口は、そこに書き留めておけばいいのに。
(もう、書いてるのかな? それでもっと加熱してたりして^^)

私自身、あまりにも強い怒りに襲われると、
それだけで熱が出そうになる。
結局、他人を使って八つ当たりしたり、小さな意趣返しができないたちなので、
正面から闘いを挑んでは、撃沈してきた過去の傷跡が、、、、^^;

感情の処理をするのに、傍にいる他人を使ってはいけない、という話なのだけど、
わかってたら、みんなそんなことはしないだろうし、、、。

新しい施設へ2017/10/25 21:28

今日は移動日。

まあ、いろいろややこしいことはあるが、そこはもう書かない。

とにかく、S姉ご推薦のその施設、
私は初めて義姉といっしょに行ったのだが、
新築オープンなので、ピッカピカ。
しかも施設としてのグレードも上がったので、もう、とにかくゴージャス。

き、きれい。
お庭も素敵。
ダイニングルームも広いし、きれいだし、
こんなところに住める人って、いいなぁ~(ため息)

自由にコーヒーや紅茶が飲めるティールームが各フロアにあり、
訪れた家族でひと時を過ごすためのファミリールームも各フロアに2カ所か、それ以上か、、、。

おやつタイムにダイニングルームに連れて行ってもらった義姉が、
おやつを食べ終わった頃、用事を終えてS姉と一緒にダイニングルームに迎えに行った。
係りの方がコーヒーを淹れてくださる。
3人でお庭を見ながら、しばしゆったりとおしゃべりしながら過ごす。
S姉も穏やかだし、義姉も落ち着いている。

お庭の灯籠が、昔住んでいた家の庭にあった灯籠を思い出させたらしく、
「うちにもあんなんあったよね」と義姉が言えば、
「うちのは雪見灯籠やったから、もうちょっと背が低かった」と、S姉もやさしく教える感じ。

いい感じ。
こういう平和がずっと続けばいいのに。

S姉はチョコレートを持って来ていて、義姉と私に分けてくれる。
なかなかおいしいチョコレートだ。
義姉は、おやつを食べた後だが、また食べている。
気に入っている。

ほんとに、ちょっといい時間。
二人のことを大好きになるいい時間。