仕事2015/11/06 22:54

忘れた頃に、引き受けるタイプの仕事があります。

原稿書きと講演のお仕事。

原稿書きは、ストレスフルです。
実は、今、その締め切りを前にして呻吟しています。
長い文章じゃないので、さらっとやってしまうつもりだったのに、なんだか産みの苦しみに入ってしまいました。
今までに書いたことがない、と言うより読んだことがない媒体に書くことになったので、実は雲をつかむよう、、、。

友人からまわってきた仕事です。友人が病気をしてしまって、今は、とてもそれどころじゃないから、と私の方に回してきました。
原稿用紙3枚半くらいの、どうってことない文章のはずだったのに、
はたと困っています。
そういう意味では、文章に関しては今までで最大のピンチかも、、、。
絶対、締切には間に合わせてたのに、とうとう締め切りを延ばしてもらいました。

こういうふうにして、劣化するのですね。

年老いて、不本意だっただろう母を思い出します。
母も、どんどんいろいろなことができなくなる自分に戸惑っていただろうと思います。
何度か、「長生きし過ぎた」と言っていました。
亡くなる数週間前は、「もう終わりにしようと思う」などと言っていました。

母の死は強烈です。
結構自己チューでクールな母だったけど、娘にとっては愛しい人でした。
あまりにも娘に無関心で冷淡なように見えて、恨めしく思ったことも多々ありましたが、
こうして年を取ってくると、いつの間にか、母を追い越している部分もあります。特に、母が経験していない分野では、私の方が成長していたりします。
だから、よけい、かわいらしく思えるのでしょう。
手がむくんでしまってお箸を持てなくなったのに、家に帰ったら、自分で食べようとしていた母。鏡を渡すと、髪をなでつけるようにしていた母。ベッドの柵にしがみつくようにして、こちらを見ていた母。
思い出すと、胸がしめつけられるようです。もっともっと、母の思うようにしてあげればよかったと、つい、悔やんでしまいます。

母を失った悲しみが、今頃、私を襲ってきて、なんだか鬱っぽいのです。

で、労働問題に関する硬派な文章が書けなくて、軟派な私が泣きそうになっている、というありさまです。

眠れる薬2015/11/09 20:13

 睡眠がおかしいことになってきました。あんまり、睡眠障害をかかえたことはないのですが。
あ、そうでもないか。以前、仕事のストレスで、朝までずっと目を閉じていても脳が覚醒していたことがありました。でも、あれは特殊な状況でした。

 久しぶりに、眠りの少ない状況になっています。
母の介護の頃からちゃんと寝られない状況が続いたので、その癖がついたのかもしれません。
そして、亡くなった日をはさんで前後の数日間は、ほんとうに寝ていなかったです。どうして、自分が生きていられるのかわからないくらい、眠れていませんでした。(意外とからだは持つものですね)

 それ以来の癖なのか、あるいは、最近、過剰にブルーライトを浴びているせいなのか、床に就いても脳が覚醒しています。
眠くて眠くてたまらないのに、床について、ちょっと何かごそごそしたら、脳がきっぱりと起きます。
そして、私には軽い絶望感が、、、。
脳が眠るのをやめたその瞬間がわかるので、「あぁ~、また~」という感じで、絶望的な気分になります。

今日初めて、いつも定期的に受診しているお医者さんに相談しました。
もう、ライフスタイルの改善のレベルではないと思ったので、眠るためのお薬を処方してもらいました。
睡眠薬の類は、初心者です。
「ベルソムラ」というお薬で、まだ新しいものだそうです。

以前、一度だけ、友人に「ものすごくさわやかに眠れて、起きられるから」と、強引なほどに勧められて飲んだお薬がありました。
友人はさわやかに起きられてすっきりしたそうですが、私は、翌日、グダグダになって、使い物にならなくなったことがあります。効きすぎた状態です。
お薬も人による、と思ったことでした。
今回のは、今度の休みの前日、つまり、土曜日の夜までとっておきます。
それまで、グダグダになっている暇はないので、、、。

さわやかにちゃんと寝て、起きたいな~。

ベルソムラ2015/11/11 12:14

 土曜日までとっておくはずのベルソムラを昨夜服用しました。昼間のボケぶりが半端ではなくなったので、ここらで手を打っておかないと、困ることになると、今日は、とにかく家にいられる日なので決めたのでした。

 で、効果は?

 実際のところ、よくわかりません。熟睡した感じもないし、起きてもすっきりしないし、、、。
でも、変化はありました。いつになく、ものすごくごちゃごちゃと夢を見ました。なんだか、やたらごちゃついた夢で、メニューがいっぱいでストーリーに整理しきれなかったみたいな、、、。

 てきめんに効果があるとは期待しないように言われていたので、期待外れ、というわけではありませんが、昼間、頭をすっきりさせたいのにその効果が得られなかったようで、ちょっとやっぱりがっかり。

 頭をさえさせていないと、困るのですよ。とにかく、思考力と記憶力は必須。なんか、ちょっとボロボロな感じで心配。
実は、来週、講演を頼まれているので、頭が冴えていないと困るのです。久しぶりに、以前仕事をしていたことのある地域での講演なので、シャープに決めたい。(あ~、でも、今の状態だと無理っぽい。うぅ~。)

3人目2015/11/15 10:00

 かかわっている団体の事務所が引っ越しました。NTTに、インターネット工事をお願いしないといけなくなりました。
任意団体なので、結構、アバウトに処理していることも多々ありますが、運営はクリーンです。

 最初、事務局長のTさんが、NTT担当者と電話でやり取りをしました。何か相手とかみ合わなかったとかで、
「上司を出してください!」と怒鳴ったとおっしゃっていました。電気通信関係が苦手、と常々言っているTさんですから、やり取りがちょっとトンチンカンだったのではないか、と、ひそかに思っていました。

 で、頼まれて、私がTさんのやり取りを引き継ぎました。電話で話した上司の女性は、それはそれは丁寧。たぶん、Tさんの一喝がきいているのでしょう。
 それから、相手は、男性の担当者に代わりました。男性担当者も、やたら丁寧で、電話の向こうでからだを二つ折りにしているのではないかと想像されるような声音。
 で、その折に、電話回線の契約者であるAさんと話してもらう必要がありました。Aさんも、団体の中心メンバーです。
 AさんにNTT担当者の男性と話してもらった後、AさんとNTT担当者の男性の両方から、経緯を電話で聞きました。
すると、Aさんは男性を叱りつけた様子。もともと、ちょっと切れやすいAさん。文句を言ったんだろうなと、いささか相手が気の毒になったりもしながら、でも、もちろん、私はAさんの友達だからAさん擁護の気持ちが強い。
NTTの男性担当者は、一層、へいこらして、私に電話で謝ります。
 「いえいえ、私もよくわかっていなくて、ごめんなさい」と、M吉は穏やかに対応します。

 で、工事の当日、待てど暮らせど、工事の人が来ません。私は、家で仕事をしたいのに、それを置いて、事務所に詰めていました。
約束の時間をとっくに過ぎたので、NTTに電話をしましたが、初めての人が出て、様子がわからない様子。事情を説明すると、「すぐにお調べします」と言うので、連絡を待っていましたが、連絡がありません。
また、電話をしますと、また別人が出て、またもや事情を説明して、「工事の人が来ないのだけど」と告げると、「お調べして、ご連絡をしますので、ちょっとお待ちください」と言います。
「いや、さっきから連絡を待っているんだけど、連絡がないので、また電話をしたのです」と、今度は、以前、話をした上司の女性と男性担当者の名前を言い、どちらかに聞いてくれ、と言いました。
すると、間もなく例のへりくだった男性担当者から、電話がかかってきました。そして、「まだ工事の人が来ないんです」と言いますと、「お調べしますので、ちょっとお待ちください」とのこと。
ここで、M吉も、つい、プチッと。
「同じ会話を、もう、3回繰り返してるんですよ」と文句口調に。
男性担当者は、また腰を二つ折りにして(そう、思える)、「す、すぐに、調べまして、お返事します、、、」とあわてています。

結局、工事の人からは一向に連絡がなく、私は無為に事務所に居続けることになり、こんなことなら家で仕事ができるのに、、、と思っていると、最終的に、工事の人から電話。
のんきな声で「遅くなりまして~」と言う工事の男性に、不機嫌に
「いったい、どうなってるんですか?」と、文句。
再々、男性担当者、それから工事が終わったものと思い込んでやって来たインターネット設定の担当者(この人もNTT)とも話をしましたが、らちがあかず、M吉は、も~う、不機嫌なのでした!
結局、工事の時間指定は、担当者から正確に指示を出されたけれども、工事関係者が勘違いした、という言い訳でした。真相はわかりません。下請けのせいにしているだけかもしれないし、何とも言えません。
あらためて、工事を担当しているところから、私宛にお詫びの電話がきましたが、全然穏やかになれない私。

Tさん、Aさんに続いて、結局、温厚路線でいこうと思っていたM吉もブチブチ切れたという話です。
相手にとったら、3人目のおばさんも結局、「怖かった」ということなんでしょうね(大笑)。

終活の季節2015/11/21 10:55

 同年輩の友人たちで、すでに両親を見送った人は、「終活」に入っている、というのをよく聞いていました。
 でも、母を看ていた時は、まだまだ自分の問題にはなりませんでした。

 今頃になって、やっと、その季節が訪れたように思います。母を見送って、もう、私が見送る人はいなくなりました。いよいよ、自分の番だと思います。
 ひょっとして、母より自分の方が先かも、と思ったこともありましたが、なんだか順番通りになりました。「わがまま娘」みたいな母でもありましたが(だから、かわいく老いたのですね)、逸脱しない母らしい終わり方でした。

 そして、自分の番です。整理していなかった雑多な、私にとっては大切な物、でも他の人にはゴミに過ぎないこれらのがらくたをそろそろ片づけたいと思っています。

 昨日、講演が終わりました。某公的施設の15周年記念とかで、市長さんなんかも出席して、なかなか正式な運び。
 で、私は先に送っておいた資料が「難しい」と言われてしまったので、さて、どうしたものか、どこまで話をくだくか、、、と思案していたのですが、以前、一緒に仕事をした人たちもたくさん来てくれていて、どういう話題を選べばいいか見当がつきました。
 おかげで、なかなか喜んでもらえて、私もうれしかったこと! 幸い、記憶力も集中力もちゃんと働いてくれて、久しぶりの講演の快感でした。

 これで、仕事納めかな。

 さて、終活。お片付けの季節です。