閉じると言いながら、、、2018/11/28 14:48

まだちょっと、書きます。

入管法が衆議院で可決された。
もう、むかついて、むかついて、仕方がない。

そもそも、技能実習生として働いていた人たちが、
パワハラ、セクハラを受けたり、人権が保障されない、
最低賃金も払われない、という非人間的な扱いを受けて
逃げ出したのに、
そのことを議論もしないで、新たな「労働力」を入れる法を作るなんて、
ほんとうに、どれくらい面の皮が厚くて、
どれくらい良心を失うと、できる所業なんだろう。

自分さえよければいい、という連中が国を動かしている。

人をここまで大切にしない最近の風潮は、
さすがに、テレビのようなメジャー系でも、反対を唱える人が増えている気がする。
でも、そのうち、このまともな意見を言う人たちが、
テレビから消えるんじゃないだろうか。

安倍は、経済界の顔色ばかり見ているから、
労働者を人として見ることもできないんだろう。
みんな「安い労働力」に過ぎないのだ。

私が経験した、ずいぶん昔のことを思い出す。
少ない人数のアルバイトで、
某施設の運営を回す、という案が行政から出されたとき、
「え? これで回りますか?」と尋ねた。
「大丈夫です。シフトはきれいにはまりました」と得意そうに言う行政の役職者に、
「でも、誰でも病気をしたりするでしょう」と、その一切の余裕のないシフト表を見せられて、唖然とした覚えがある。
「その時は、お互いに交替し合って、、、」と、傲然と言う行政パーソンに寒気すらした。
アルバイトの人たちは、安い労働力で、「人」ではなかった。
行政の宴会に呼ばれて、
「アルバイトを甘やかさないでください」と、二人の係長から言われた。
私は専門職で、人事権も統括権もない立場だったが、アルバイトの人たちは、何かがあると、私に訴えて来ていた。
一生懸命、アルバイトの人たちをかばったが、権限がないので、力が及ばなかった。
行政の酷いやり方で、一人のアルバイトが辞めさせられ、
ある日の帰り道、涙がぽろぽろ出て止まらなかった。

自分の非力さ、立場の弱さを痛感した。

その後、ある行政機関にヘッドハンティングされた時、
今度は、決裁権がある立場だから、ましな仕事ができると思った。
自分の意見を言える立場、行政を説得できる立場だと思った。
が、今度は中間管理職の人たちから足を引っ張られた。

もちろん、単線的な話ではなく、職場では複雑なパワーゲームが行われていたのだけど、
自分の立場を守るのに必死の人たちが、
他の人の尊厳をふみにじる風景はどこにでもあるのだなと思った。
どうして、こんな人たちがいるのだろうと、振り返る度に思う。

今は、私は、どういう組織にも属していない。
そして、相変わらず、非力だ。
テレビを見ているだけで涙が出てくる。
なぜ、人を人とも思わない人たちが富み栄えるのか。

だが、それを「おかしい」と言う人が、まだ存在する。
まだ、すべての人の「人権」が守られるべきだと発言する人がいる間に、死にたい気がする。
世の中、まだ捨てたもんじゃない、と思える間に。

今回の入管法は、自民党の中にすら、違和感を持っている人がいるそうだ。
それはそうだろう、方法論は違っても、政治を志すのは、この社会で「正義」を成すためだった人はたくさんいるはずだ。
もちろん、もはやそんな志もない若手の議員もいる。
「LGBTは生産性がない」と言った杉田議員などは、その典型だ。
(若くはないけど、、、)
あの人は、何も考えていない。おじさん議員の操り人形だ。
日本の恥さらしだ。
こういう議員を増やして、おやじ連中は、自分たちの堡塁を固めている。

なんだか、どんどん悪くなる、、、。
まともな神経を持っている人に、がんばってほしいと思う。
「野党」だからではなく、「与党」であっても、良心のある人は、まだまだいるはずなのだ。

私はもう、こんなささやかなブログに愚痴を書く以外に為すべき方法がないのだけど。

いや、もうちょっと、発言しようかな。
ネットはそのためにあるんだものね。
ネトウヨだけのものじゃないもんね。