片づけられない女・・・2018/09/26 16:22

老猫の粗相が増えた。
朝起きてすぐ、猫のトイレ掃除からスタートすることが多い。

トイレに間に合わなくなったのか、
終わったつもりでトイレから出て来て、違う場所に撒き散らしてしまうのか、、、

とにかく、トイレを目指していたのは確か。
そんなに見当違いの場所ではない。
惜しかったねぇ、、、のレベル。

でも、やっぱり、場所がずれると臭いがすごいので、
同じリビングではそのまま暮らすわけにいかないので、せっせと掃除。

もともと、かたづけられないたちなのに、
これだけでもエネルギーを消耗している。

私の住まいは紙類とIT系の小物であふれている。
ケーブルだらけ、書類だらけ、、、あ、本と冊子とDVDもあるか、、、。

某サークルで、発達障害について話題にしている。
メンバーのほとんどが、子どもの発達障害で、少なからず苦労をしている人たちだ。
それでも、サークルに参加できる人の子どもさんは、軽度だ。
サークルに参加が難しくなってきた、という人は、最近、子どもさんが非常に荒れている、とのこと。
他の場面では、とても知的に高いので、私などは理解不能だ。

子どもさんがネットを駆使して情報収集した上で、自己中の理論を展開していて、攻撃のターゲットが、母親なのだそうだ。
その人の話を聞いていると、理論的に相手に理解させようとすること自体に無理がある気がしてくる。
私たちは、誰もが理不尽な人生を生きている。
生まれてきたこと自体、自己選択ではない。
誰もがどこかで、説明のつかない状況と折り合いをつけている。
その子どもさんは、自分の置かれた理不尽さを、とりあえず、母親の責任にして、攻撃してくるらしい。
誰かの責任にしてしまうことで、理論的に説明困難な状況の不快さを解消しようとしているのだろうか。
しかし、解消されっこないのだ。
誰もがかかえていて耐えている、自己存在の不快さ。
私たちは気を紛らわせて生きているだけ、というように思うのだが、
(いや、自覚的か否かは別にして)、
他人のそうした状況には想像力が働かない、ということなのかな。
まぁ、いくら想像できても、不快さの方が大きくなることはあるけどね。

猫は、そういうふうには私を困らせない。
小さな脳の入った小さな頭を見ていると、かわいくて切ない。
そして、私は、トイレ掃除に追われ、
紙とケーブルと本とDVDがごちゃっと載っているリビングのテーブルの前に座って、茫然としている。
友人曰く、片づけられないのも発達障害の可能性大ということらしい。
まぁ、発達のでこぼこは誰にでもあるのだろうけど、
このかたづけられなさは、チョイと極端かも、、、。