なんとなく、溜飲が下がった気分 ― 2018/07/12 09:36
友人の口うるさいのが、
しょっちゅう、食べ物のことで説教する。
めんどくさいので、適当に聞き流したり、
時には、「うるさいんだけど」と一応、口答えする。
一生懸命食養生をしていて、
早世した友人が何人かいる。
たぶん、体調が悪いから、食習慣を変えようと努力していたのだろうけど、
それを思うと切なくなるが、、、。
しかし、○○の成分がからだにいいから摂りなさい、というアドバイスは、実のところ、最も嫌いな一つだ。
まぁ、そもそも口うるさい、ということ自体が嫌いなのだけど。
今日の朝日放送のTV番組で、
メタアナリシスが証明したからだにいい食べ物、というのがあって、
それを聞いて、気分が良い。
いや、何を食べるのが良い、とかいう話の内容ではなく、
私が気に入ったのは、
エビデンスの中でも、最も弱いのが、
専門家が経験から導き出した情報、という話。
たとえば、医者が長年患者を診てきた経験からなされるアドバイス、
というやつ。
(テレビなどでこうした情報があふれているが)
弱いエビデンスに振り回されるな、という話だった。
やったね! という気分。
日常的な経験則から導き出されるエビデンスは、サンプルが偏り過ぎている。
が、それを自信満々で、あたかも真実であるかのように主張する人が、私の周りにもいる。
私の守備領域をかすっている分野では、カウンセリングの領域にいる人がそれをやりたがる。
いつも眉唾だった。
人間というものは、パーツに分けられない総合的な生き物だから、一概に言えないでしょ、というような場面にチョイチョイ遭遇する。
が、そういう人って、主張が強いので、まぁ、言わせておいてあげている状態。
一緒に、何かを発表するなら、私の主張とは線を引かせてもらうけど、、、。
が、それら経験則から導き出されるエビデンスは最も弱い、という話がされていて、
「だよね~」と、朝から気分が良い。
栄養の話だけど、とてもよくわかる。
結局、食物を成分に分けたり、それに基づいたサプリの広告が多すぎるが、
人間は「複雑系」だから、○○の成分だけを摂るということにあまり意味はない、という話で、それも含めて、我が意を得たりのお話。
いや、栄養分野だけではなく、総合的で複雑な人間というものは、
単純に原因や理由にたどり着けないものだと私は思っている。
もちろん、インフォーマルな会話の中では、私も経験でものを語ってしまうし、
(また、経験以外に語れないし^^;)
それがいけない、ということではないけれども、
エビデンスを必要とする公的な発言は、
最高のエビデンスを用意できなければ、イージーに語れない、と思う。
私の守備範囲の一つで依拠するのは、
政府が発信しているデータなのだが、
常にそれをアップデートしている状態で、且つ、
「政府の現在のデータではこうなっています」と言う。
「真実」「真理」「事実」というような断定的なことは言わない。
まぁ、私と同じ仕事をしている人はみんなそうだろうとは思うけど。
最近はものを考える学生が増えてきた印象があるのでいいのだが、
ちょっと昔の学生は、
○×式の教育を受けてきたので、
「結局、どっちなんですか?」と正解を知りたがった。
社会学系の科目のものの考え方を教えるのも私の仕事なのだろうけれど、
多面的、多元的に考える力のついている学生が増えているな、とは実感する。
それも、時代の思考の力なのかもしれないけれど。
しょっちゅう、食べ物のことで説教する。
めんどくさいので、適当に聞き流したり、
時には、「うるさいんだけど」と一応、口答えする。
一生懸命食養生をしていて、
早世した友人が何人かいる。
たぶん、体調が悪いから、食習慣を変えようと努力していたのだろうけど、
それを思うと切なくなるが、、、。
しかし、○○の成分がからだにいいから摂りなさい、というアドバイスは、実のところ、最も嫌いな一つだ。
まぁ、そもそも口うるさい、ということ自体が嫌いなのだけど。
今日の朝日放送のTV番組で、
メタアナリシスが証明したからだにいい食べ物、というのがあって、
それを聞いて、気分が良い。
いや、何を食べるのが良い、とかいう話の内容ではなく、
私が気に入ったのは、
エビデンスの中でも、最も弱いのが、
専門家が経験から導き出した情報、という話。
たとえば、医者が長年患者を診てきた経験からなされるアドバイス、
というやつ。
(テレビなどでこうした情報があふれているが)
弱いエビデンスに振り回されるな、という話だった。
やったね! という気分。
日常的な経験則から導き出されるエビデンスは、サンプルが偏り過ぎている。
が、それを自信満々で、あたかも真実であるかのように主張する人が、私の周りにもいる。
私の守備領域をかすっている分野では、カウンセリングの領域にいる人がそれをやりたがる。
いつも眉唾だった。
人間というものは、パーツに分けられない総合的な生き物だから、一概に言えないでしょ、というような場面にチョイチョイ遭遇する。
が、そういう人って、主張が強いので、まぁ、言わせておいてあげている状態。
一緒に、何かを発表するなら、私の主張とは線を引かせてもらうけど、、、。
が、それら経験則から導き出されるエビデンスは最も弱い、という話がされていて、
「だよね~」と、朝から気分が良い。
栄養の話だけど、とてもよくわかる。
結局、食物を成分に分けたり、それに基づいたサプリの広告が多すぎるが、
人間は「複雑系」だから、○○の成分だけを摂るということにあまり意味はない、という話で、それも含めて、我が意を得たりのお話。
いや、栄養分野だけではなく、総合的で複雑な人間というものは、
単純に原因や理由にたどり着けないものだと私は思っている。
もちろん、インフォーマルな会話の中では、私も経験でものを語ってしまうし、
(また、経験以外に語れないし^^;)
それがいけない、ということではないけれども、
エビデンスを必要とする公的な発言は、
最高のエビデンスを用意できなければ、イージーに語れない、と思う。
私の守備範囲の一つで依拠するのは、
政府が発信しているデータなのだが、
常にそれをアップデートしている状態で、且つ、
「政府の現在のデータではこうなっています」と言う。
「真実」「真理」「事実」というような断定的なことは言わない。
まぁ、私と同じ仕事をしている人はみんなそうだろうとは思うけど。
最近はものを考える学生が増えてきた印象があるのでいいのだが、
ちょっと昔の学生は、
○×式の教育を受けてきたので、
「結局、どっちなんですか?」と正解を知りたがった。
社会学系の科目のものの考え方を教えるのも私の仕事なのだろうけれど、
多面的、多元的に考える力のついている学生が増えているな、とは実感する。
それも、時代の思考の力なのかもしれないけれど。
身軽になりそこねた話 ― 2018/07/12 22:27
某団体の職員研修を頼まれていて、
だいぶん前から引き受けている。
しかし、頼んできた人の話では、
理事長さんの思いがいろいろあるらしく、
何やら、よくわからないが、
それって、私の守備範囲かな? と思えてきた。
自分の守備範囲なら、いくらでもお話はさせていただくが、
ずれて来ている感じ。
で、理事長さんと直接、やり取りしてほしい、と言われたので、
ふと、思いついて、
その理事長さんのご所望のテーマで研修などを仕事にしている友人に、回そうと思いついた。
友人なら、企業や団体の研修が本業だ。
私は、ふだん大学で教えているのだし、テーマもずれて来ているし、
ちょっと違う感がある。
友人は、仕事が増えるので喜んでくれるだろう。
で、そのテーマなら、ぴったりの人がいますので、ぜひ紹介します、と理事長さんにメールを送った。
送った瞬間に肩の荷が下りた感じで、
急に気楽になった。
やった!
これで、この時期、遊べる! と、もう羽が生えたよう♪
そして、理事長さんから返信。
「いえいえ、先生のテーマでぜひ、お願いします」とのこと。
あれれ?
戻ってきた。
つかの間、遊ぼうと思って生えた羽がしゅるしゅると引っ込んだ。
やっぱりな、、、
研修のその時期は夏休みに入る時期。
しかも、私が古くから関わっている研究会の分科会を立ち上げるので、
そっちに専念したかったのだ。
そっちは、完全に趣味の世界。
楽しいし、自分のどストライクなテーマであーだこーだ、といじるのは、
深まるし、広がるし、刺激的だし、どんどん想念が発達する。
あー、しあわせ♪ となりかけたのだけど、
まぁ、もうちょっと、仕事がんばろ・・・
だいぶん前から引き受けている。
しかし、頼んできた人の話では、
理事長さんの思いがいろいろあるらしく、
何やら、よくわからないが、
それって、私の守備範囲かな? と思えてきた。
自分の守備範囲なら、いくらでもお話はさせていただくが、
ずれて来ている感じ。
で、理事長さんと直接、やり取りしてほしい、と言われたので、
ふと、思いついて、
その理事長さんのご所望のテーマで研修などを仕事にしている友人に、回そうと思いついた。
友人なら、企業や団体の研修が本業だ。
私は、ふだん大学で教えているのだし、テーマもずれて来ているし、
ちょっと違う感がある。
友人は、仕事が増えるので喜んでくれるだろう。
で、そのテーマなら、ぴったりの人がいますので、ぜひ紹介します、と理事長さんにメールを送った。
送った瞬間に肩の荷が下りた感じで、
急に気楽になった。
やった!
これで、この時期、遊べる! と、もう羽が生えたよう♪
そして、理事長さんから返信。
「いえいえ、先生のテーマでぜひ、お願いします」とのこと。
あれれ?
戻ってきた。
つかの間、遊ぼうと思って生えた羽がしゅるしゅると引っ込んだ。
やっぱりな、、、
研修のその時期は夏休みに入る時期。
しかも、私が古くから関わっている研究会の分科会を立ち上げるので、
そっちに専念したかったのだ。
そっちは、完全に趣味の世界。
楽しいし、自分のどストライクなテーマであーだこーだ、といじるのは、
深まるし、広がるし、刺激的だし、どんどん想念が発達する。
あー、しあわせ♪ となりかけたのだけど、
まぁ、もうちょっと、仕事がんばろ・・・
最近のコメント