組織運営の問題2022/08/01 10:55

日本は、、、などと始めると、えらい大きな話になってしまうが、
いくつかの組織で働いてみて、
組織のガバナンス、マネジメントが全くうまくいっていないな、と、思ってきた。

民主主義とか、個人主義とかをこなす能力が日本人にはないのか、と思ったりする。

少し前に「強いリーダー」を求める風潮があって、
やたら強いキャラの、底辺で苦しむ人たちをぶった切る思想の候補者に人気が集まったことがあった。
人は、いったい、何を指導してほしいのか、自分で判断する力がないのか、と絶望したものだ。

今も相変わらず、大きな組織も小さな組織も、同じような感じで、
うまいことマネジメントができないまま、
現場は個人の努力に委ねられる。
多くが強いリーダーの支配下に就くために組織内の空気ばかり読んでいて、
自分の意志と努力でがんばる現場要員は、何もかも、特に困難なことを「お任せ」される。
一人では背負いきれない。
方向性が明確に示され、いざとなったら責任を取るよ、と言えるマネジメント責任が明瞭になっていて、初めて、個人の力量が活かされる。
が、そのマネジメント不在のまま、個人の責任にされて、
そのまわりを方針を持たない烏合の衆がうごめいているのが実態だ。

こんなところでがんばっては、消耗し、つぶれるだけだ。

私が今所属する任意団体は、権威狙いの人はいない。
むしろ、どの人も、責任負担はご免こうむりたい感じで、
(他で、重責を担っている人が多い)
やってくれるなら、お願いします、になっている。
だから、文句も言わないし、どの人も潔い。
そこが私の気に入っているところだ。
ぐちぐち、悪口やクレームばっかりの人はいやだが、
そういう人は、幸いいないし、やることはきっちりやる。

しかし、新たな問題が生じ始めている。
今は、ITリテラシーを持たない世代が統率ポジションで、
威厳はあるけど、実働の能力がなかったりする。
で、オンラインの公開イベントの時に、
実務担当者の思惑、時間管理、スケジュール管理を理解せず、
障害になったりする。
準備会議では、共有するためにちゃんと伝えてあるのだが、
なにしろ、興味がない、知識がない、感覚的に理解できない、ということらしく、
彼女たちの脳に、届かない。
で、完全にこちらの段取りを無視した行動を、現場で取ってくれる。
ああ、これが「老害」というやつか、、、。

そろそろ世代交代の時期だということはわかっているが、
彼女たちが積み上げてきた他団体との交流の実績や、
几帳面に蓄積された実務事務を、
こちらは引き継げない。
引き継ぐだけの実務能力(伝統的なやり方と領域)が、こちらにはない。

今は、その伝統部分も不要ではなく、
しかし、新しいステージでの実務が必要になってきている時代。
いつの時代も、ハザマの時代なのだろうが、
今は、それを実感する。
一新するとしても、これまでの遺産を捨て去るわけにはいかず、
遺産は、彼女たちが掌握している。

遺産と新しい技術がうまく並立できればいいが、
実際には、混在していて、両方に習熟していないと実務は動かない。
が、それは無理だ。
御大のレガシーを尊重しながら、新しい技術で実務管理をしようとしたが、
一人では無理だなぁ。

う~
昨日は、さすがにイラついたぞ。

オジサンが嫌い2022/08/03 21:41

オジサンは、私には天敵だと思われる。
いやいや、最初から、そんな偏見で人を見ていたわけではない。
私は、結構、受容的で共感的なタイプだと思う。
で、結構、いろいろな場面で、オジサンが近寄って来ることがあった。
が、これまでに出会ったオジサンで、
がっかりしなかった人はいない。
どうして、こうも、皆さん、厚かましくて、自分だけは特別と思っていて、
自分のことを反省したりしないんだろう。

でも、こんな本音を言うと、オジサンから攻撃されるから、
通常は、何も言わない。
オジサンは、怒らせたら怖いから。
権力、筋力、腕力、恫喝力、、、物理的なパワーがあるからね。

で、オジサンに困っている、というようなことを書くと、
今度は、
「自分だけは違う」と思い込んでいるオジサンが、
コメントを入れたりする。

昔、ある、複数の男性と恋愛関係にあるモテ女の友人が言っていた。
恋人の一人に、男のひどいところ、ダメなところを語っていたら、
「そうか、、、そんなひどい奴がいるのか」と、他人事みたいな顔をして
びっくりするので、
「あんたのことや」と言ってやった、と。
まあ、それでも、男と恋愛をするのだから、それとこれとは別だったのだろう。
あんまりにもモテるので、
「すごいね、そんなにモテて」と、素朴に感心していたら、
「あなたが捨てるような男を、私は拾っているだけよ」と言っていたその友人は、本当にリアリストだった。
男は拾うに足りないことをわかっていて、男とつきあっていたのだから、この友人は、すごくよくわかっている人だったな、と改めて思う。
早くに亡くなったけど、、、。

今、なぜ、こんなことを書くかと言うと、
あるイベントで、ある女性講演者が、
オジサン社会の問題性と、それをどのように解決していくか、ということを講演したら、
女性の聴衆には非常に高評価だったのに、
たった一人、めちゃくちゃ辛口の感想があって、それを書いた人が、
まさにオジサンだったからだ。
そのオジサンが、講演者の話の内容を批判したのだったら、正面から
来たのだとわかるのだが、
講演者の話し方とか、早口すぎるとか、そういうことばかりなので、呆れた。
「自分は、オジサンだから、オジサンとしての言い分がある」というのなら、まだましな気がする。
客観的な批評を装って、自分の不快感だけを辛辣に表現して憚らない。
これがまさにオジサンなのだ、というサンプルみたいだ。

あ~、やだやだ!
だから、ますますオジサンが嫌いになる。

策略、、、2022/08/14 11:01

策士策に溺れる
という言葉がある。

その実例はたくさん見てきた。

と言うより、こんなに、策略を練る人が多いのか、と驚いた。
ある歴史家が言っていたように、
全く、無防備で策を弄さない人は、
何らかの計画を持って行動する人に敗れる、という実例も、
歴史の中の天下取りの図を見ると多々見られるらしい。

まあ、まさかの時に備えない人が、
思いもかけない急襲を受けて、ダメージをもろに受けるのは、
それはそうだろうと思うのだけど、
自分の身近な例を見ていると、
「え? この人、何を考えているんだ?」と思うような言動(見え見えの策略)に出て、
すぐに敗退している人などを見てきた。
ものすごく長期展望に立って、深謀遠慮をめぐらせる能力がないなら、ヘタな策は弄さない方がいい、と、改めて思ったりする。

まぁ、私みたいに、あまりにも無防備で、
易々と相手の作戦に取り込まれるのも、アホだけどね、、、。

でも、ヘタな策士になるよりは、
(なれないし)、
正直にしていて、騙される方がましかも、、、。
いや、ましではないのだが、それ以外に無理、ということか。

なぜ、こんなことを思い始めたのかと言うと、
統一教会のことを考えてみたからだ。
ある番組のコメンテーターが、
統一教会を「反社会的集団」と同一視しているのはおかしいと、統一教会を反社会的集団とは別物であると強調しているのを聞いて、違和感を持ったからだ。
直接、暴力を振るわないで、じわじわと心理的に支配して、お金を出させていくやり方だと、
反社会的集団とは言わないのか、と、その意見には大いに抵抗を感じた。

霊感商法などの明らかな事件があって、
そことのつながりもわかっているのに、
なぜ、この組織を「反社会的集団」と呼ばないのか。
粗暴なふるまいを行う集団にはピリピリしていて、
「反社会的」だとの社会的合意もできているのに、
この奇妙な、からめ手で攻めて来る悪質な集団には、これと言った手を打たない。
この事実一つをとっても、政治権力とのつながりを勘ぐってしまう。

何か、どこか、うやむやにしようという政権の感じが見られて、
安倍よりましかも、と思った岸田も、
やっぱり信用ならないやつだと思う。
いや、岸田はまだ、全貌が見えない。
これまでの勢力にものすごく気を使っているかと思えば、
妙に新しい面をチラ見せする。
少なくとも、安倍に評価してもらっていなかったのは確かなようだ。
安倍にすり寄っても、冷たくされたのは、
安倍が、岸田の持つ「安倍とは、別もの」を見抜いていたからかもしれない。
あの、すこぶる人たらしぶりを発揮したらしい権力者は、
周りの人間の利用価値を見抜く力を持っていたのだろう。
安倍に評価されなかった分だけは、岸田への期待がある。

しかし、旧勢力に気を使い続けるただの優柔不断か、
別の長期の目論見を持っているのか、
まだわからないな。

自転車乗りに告ぐ2022/08/19 19:57

これって、何かの警告文みたいだけど、
ほんとうに、こういう書き方しかできない気分。

毎日、毎日、街を歩く人間は、危険にさらされている。
歩道を走る自転車に。

以前は、年寄りや小さい子供は別だけど、
元気そうな人は、歩道を自転車で走るな、と思っていた。

しかし、最近、車道は確かに危険だから、
車道に行け、とは言えないなと思う。

だから、歩道を使ってくれていいよ。
一応、徒歩の人間が優先だけどね。

しかし、歩道を疾走するな! 

歩道を使うのはやむを得ない。
が、前を歩いている高齢者は、いつよろけるかわからない。
いや、道の反対側にわけあって、移動するかもしれない。
そういう者の横を猛スピードですり抜ける自転車。
これは危険極まりない行為なのだ。

下りて押しなさい、とも言わない。
前はそう思っていたけど、それも無理だとわかった。
乗りたいんだよね。
だけど、疾走するな!

チリンチリンを鳴らしてはいけないことになっているらしい。
歩行者をチリンチリンで追い散らしてはいけない。
なにしろ、歩道は歩行者のものだから。

だからと言って、音もたてずに、
後ろから、猛スピードで歩行者を追い抜いていく自転車。
こちらはよぼよぼなんだよ。
その風圧で、倒れそうにさえなるのだ。
通り過ぎることができると踏んでいるんだろうが、
予測通りに行かないことが起こるのだ。
生命の危険の問題だ。

どこか、行政機関に言っていくしかないかな、、、。
もっと、自転車運転を指導しろ、と。
そもそも、あんなにスピードの出る自転車を販売許可するって、
どういうことなんだろう。
街中を走る自転車は、もう少しスピード規制のある仕様にできないものか。
あるいは、自転車ゾーンをしっかり設けてほしい。
と、ここでこんなことを言っても始まらないな。

場所を特定できれば、行政機関に言っていけるのだけど。
以前、そうだったみたいに、
行政は、何らかのきっかけで動く。
私が、行政と警察の両方に要望の連絡を入れたら(もちろん、名前を名乗って)、
2回、電話がかかって来た。
2回目の連絡は、
「予算がおりて、実施できます」と、うれしそうな報告だった。
すでに、いくつも苦情があったタイミングで、連絡先を明らかにしている私が要望を出したのかもしれない。
そのへんはわからない。
行政が動くタイミングというものがあるので、それまでは粘り強く運動を続けるしかないのかも。

が、今度は、自転車乗り、というだけで、
土地の不備を特定できない。

う~ん、知恵が要るな。

現場任せの無責任体制2022/08/20 11:28

単なる利用者の立場で思うのだけど、
現場で利用者と向き合う仕事をしている人は、
たいてい、何の権限もない。
文句を言っても、相手を困らせるだけだとわかるだけに、
文句も言いづらい。

今、私の住むマンションは、大規模修繕に入っている。
それを機会に、網戸を新調することにした。
なにしろ、うちのそれまでの網戸は、猫がよじ登ったりひっかいたりして、
ボロボロだった。
コーナンで、張り替え用の網なんかを買ってきたけど、
汚くて見すぼらしくて、おまけに不器用な私が張った隙間から、
虫が入って来る。
虫も完全になめてるな、、、。
せっかく、内装をリフォームできれいにしたし、
バルコニーも大規模修繕できれいになるし、
この際、網戸も新調しようと思いきった。

もともと内装を依頼したリフォーム業者に「いくらくらいかかる?」と聞いたら、
マンションのバルコニーの網戸2枚で、10万円と言われた。
それ、ぼったくりじゃない?
素人頭ではそう考えてしまう。

で、マンションの管理組合が依頼した大規模修繕会社の方に相談した。
そうすると、見に来てくれて、半額以下だった。
で、そっちに頼んだら、
提携会社(←これ、最近、多い)の人を連れてきた。
提携会社って、紹介元は責任を取らないのかな。
子会社とか、下請けとかではなく、リフォーム以来、この言い方が多いという印象。

さて、大規模修繕会社に紹介された人が来て、
バルコニーに出て、寸法を測っていた。
うちのバルコニーの枠って、どれだけ、複雑やねん、というくらい、丁寧に、長時間測っていた。
そして、帰っていった。
仮の見積書を持ってまた、その会社の人が来た。
その後、正式の見積書が郵送されてきたので、依頼した。
しばらくして、(本当にしばらくぶりに)、またその会社の人が来て、
「寸法を測らせていただきます」と言う。
「このあいだ、丁寧に測っておられましたよ」と言ったら、
今度は、いよいよ設置にあたっての測量だとかなんとか。
名刺ももらった。
二回目は、あっさりと測量は終わった。
どうも、同じ人が来ているんだか、別の人なんだか、
マスクをしているし、作業服を着ているし、
私には識別できない。
(ひょっとしたら、全部、同じ人だったかも(笑))

そして、先々週、網戸を設置しに来た。
今回は二人来ていた。
そして、時間をかけて丁寧にはめている。
が、もう一つの方を作業している間に、
反対側を見ていて、私は叫んだ。
「あれ、変! 幅が短い。」
結論を言うと、元の網戸よりも10センチ以上短かった。
なんだかかんだか、つじつま合わせのような説明を受けはしたが、
「不細工ですよ、これは」と私は言って、
請求書の受け取りを、とりあえず断った。
やって来た人は、網戸の写真を撮って、帰って行った。
が、すぐにやって来て、
「会社に写真を送ったら、間違った商品が届いているに違いないから、持って帰るように言われた」とのこと。
そして、網戸を持って帰った。
翌日か翌々日か、また、同じ人(?)が来て、
「今、工場で作り直しています」と言って来た。
で、2週間。

バルコニーの大規模修繕はほぼ終わり、
使用可能の状態になっているが、網戸がないので、
外の風を入れられない。
相変わらず、締め切って、エアコン頼りだ。

さすがに、「もう、ええ加減にせぇ」と腹が立ってきた。
その会社の方に電話をした。
土曜日だからか、電話に出ない。
大規模修繕会社の方に電話をした。こっちも出ない。
職人さんは、仕事に来ているけどね。
ペンキを塗っている人たちだから、
下請け、もしくは、提携(笑)の会社から来ているのだろう。
連絡係になっている現場責任者の電話番号は知らされているし、
この人には、何度、電話をしたかわからないのだが、
(それに、すぐに対応してくれる)、
300世帯以上ある、この大型マンションの電話をずっと受けているのだから、結構大変だろうと、今回は遠慮した。

以前、会社のフリーダイヤルに電話をしたことがあるが、
結局、この現場責任者から返事の電話がかかってきたので、
「全部、あなたがやってるの?」と、呆れたことがある。
いくら有能でも、この人そのうち、つぶれまっせ、と思う。
まだ、若い人だし、職人さんには、自分より年上の人も多いだろう。
今はまだフレッシュに頑張っているが、
そのうち、くたびれて消耗しきるんじゃないかと、余計な心配もしてしまう。

この現場責任者の人を煩わさないでおこうと思ったら、
会社に電話をするしかない。
で、「現場責任者にいちいち返事してもらう必要はないから、
網戸のことで受注した会社に問い合わせておいて」とだけ伝えようと思った。
電話に出なければメールだ、と思ったら、
メールアドレスはどこにも書いていない。
網戸を受注した会社の名刺をもらっているので、
担当の人にメールを送るとき、会社のアドレスにも同報で送ろうと思ったら、こっちもアドレスが書かれていない。
現場担当の個人(としか思えない)アドレスに送るしかないのだ。
ドメインを見ても、会社のアドレスとは思えない。

つまり、担当者にしか、連絡が取れないようになっている、ということだ。

会社は責任を取る気がないのか。

ひょっとして、あの大規模修繕会社の紹介と思っていたけど、
現場責任者が個人的に知り合いを連れてきた、ということかもしれない。

以前、このマンションを買うとき、売買契約の現場に、初めて見る男の人が若い担当者と一緒に来ていた。
契約の媒介会社は、マンションの管理会社で大手だから信用していたが、その若手担当者は、自分の個人的な知り合いを連れてきていたのだと後で気づいた。
リフォーム会社の人だった。
しかも、個人経営の小さな事務所らしく、内装がセンスが悪くて気に入らなかったが、人当たりだけはよくて、憎めなかった。
後から、担当者がリフォームの人を勝手に連れて来て(もう、来ているから断れない)、会社自体はそのことを知らなかった可能性がある。
たぶん、その不動産会社の若手社員は、リベートをもらっていたのだろうと思う。

今回もそれかな、と一瞬疑っている。
だからこそ、大規模修繕会社にも同報メールを出そうとしたのだが、出す相手がなかった。

あんまり、不誠実だと、消費者センターに言っていくしかないが、まだ、そこまでは、、、。

現場に来て、客と対応する人は、たいてい、人当たりが良くて小回りが利くか、実直そうな人か、どちらかだ。
そして、その人が実質担当者で、責任者で、当の会社は連絡を取るのも難しい。

現場任せの無責任体制なのだ。
対応に失敗すると、現場の人が怒られるのだろう。
現場の人に恨まれたくないしね。

組織社会は、利益を得る奴が、どこまでもうまいことやる仕組みを作る。
なんか、いらつくわ~。