現場任せの無責任体制2022/08/20 11:28

単なる利用者の立場で思うのだけど、
現場で利用者と向き合う仕事をしている人は、
たいてい、何の権限もない。
文句を言っても、相手を困らせるだけだとわかるだけに、
文句も言いづらい。

今、私の住むマンションは、大規模修繕に入っている。
それを機会に、網戸を新調することにした。
なにしろ、うちのそれまでの網戸は、猫がよじ登ったりひっかいたりして、
ボロボロだった。
コーナンで、張り替え用の網なんかを買ってきたけど、
汚くて見すぼらしくて、おまけに不器用な私が張った隙間から、
虫が入って来る。
虫も完全になめてるな、、、。
せっかく、内装をリフォームできれいにしたし、
バルコニーも大規模修繕できれいになるし、
この際、網戸も新調しようと思いきった。

もともと内装を依頼したリフォーム業者に「いくらくらいかかる?」と聞いたら、
マンションのバルコニーの網戸2枚で、10万円と言われた。
それ、ぼったくりじゃない?
素人頭ではそう考えてしまう。

で、マンションの管理組合が依頼した大規模修繕会社の方に相談した。
そうすると、見に来てくれて、半額以下だった。
で、そっちに頼んだら、
提携会社(←これ、最近、多い)の人を連れてきた。
提携会社って、紹介元は責任を取らないのかな。
子会社とか、下請けとかではなく、リフォーム以来、この言い方が多いという印象。

さて、大規模修繕会社に紹介された人が来て、
バルコニーに出て、寸法を測っていた。
うちのバルコニーの枠って、どれだけ、複雑やねん、というくらい、丁寧に、長時間測っていた。
そして、帰っていった。
仮の見積書を持ってまた、その会社の人が来た。
その後、正式の見積書が郵送されてきたので、依頼した。
しばらくして、(本当にしばらくぶりに)、またその会社の人が来て、
「寸法を測らせていただきます」と言う。
「このあいだ、丁寧に測っておられましたよ」と言ったら、
今度は、いよいよ設置にあたっての測量だとかなんとか。
名刺ももらった。
二回目は、あっさりと測量は終わった。
どうも、同じ人が来ているんだか、別の人なんだか、
マスクをしているし、作業服を着ているし、
私には識別できない。
(ひょっとしたら、全部、同じ人だったかも(笑))

そして、先々週、網戸を設置しに来た。
今回は二人来ていた。
そして、時間をかけて丁寧にはめている。
が、もう一つの方を作業している間に、
反対側を見ていて、私は叫んだ。
「あれ、変! 幅が短い。」
結論を言うと、元の網戸よりも10センチ以上短かった。
なんだかかんだか、つじつま合わせのような説明を受けはしたが、
「不細工ですよ、これは」と私は言って、
請求書の受け取りを、とりあえず断った。
やって来た人は、網戸の写真を撮って、帰って行った。
が、すぐにやって来て、
「会社に写真を送ったら、間違った商品が届いているに違いないから、持って帰るように言われた」とのこと。
そして、網戸を持って帰った。
翌日か翌々日か、また、同じ人(?)が来て、
「今、工場で作り直しています」と言って来た。
で、2週間。

バルコニーの大規模修繕はほぼ終わり、
使用可能の状態になっているが、網戸がないので、
外の風を入れられない。
相変わらず、締め切って、エアコン頼りだ。

さすがに、「もう、ええ加減にせぇ」と腹が立ってきた。
その会社の方に電話をした。
土曜日だからか、電話に出ない。
大規模修繕会社の方に電話をした。こっちも出ない。
職人さんは、仕事に来ているけどね。
ペンキを塗っている人たちだから、
下請け、もしくは、提携(笑)の会社から来ているのだろう。
連絡係になっている現場責任者の電話番号は知らされているし、
この人には、何度、電話をしたかわからないのだが、
(それに、すぐに対応してくれる)、
300世帯以上ある、この大型マンションの電話をずっと受けているのだから、結構大変だろうと、今回は遠慮した。

以前、会社のフリーダイヤルに電話をしたことがあるが、
結局、この現場責任者から返事の電話がかかってきたので、
「全部、あなたがやってるの?」と、呆れたことがある。
いくら有能でも、この人そのうち、つぶれまっせ、と思う。
まだ、若い人だし、職人さんには、自分より年上の人も多いだろう。
今はまだフレッシュに頑張っているが、
そのうち、くたびれて消耗しきるんじゃないかと、余計な心配もしてしまう。

この現場責任者の人を煩わさないでおこうと思ったら、
会社に電話をするしかない。
で、「現場責任者にいちいち返事してもらう必要はないから、
網戸のことで受注した会社に問い合わせておいて」とだけ伝えようと思った。
電話に出なければメールだ、と思ったら、
メールアドレスはどこにも書いていない。
網戸を受注した会社の名刺をもらっているので、
担当の人にメールを送るとき、会社のアドレスにも同報で送ろうと思ったら、こっちもアドレスが書かれていない。
現場担当の個人(としか思えない)アドレスに送るしかないのだ。
ドメインを見ても、会社のアドレスとは思えない。

つまり、担当者にしか、連絡が取れないようになっている、ということだ。

会社は責任を取る気がないのか。

ひょっとして、あの大規模修繕会社の紹介と思っていたけど、
現場責任者が個人的に知り合いを連れてきた、ということかもしれない。

以前、このマンションを買うとき、売買契約の現場に、初めて見る男の人が若い担当者と一緒に来ていた。
契約の媒介会社は、マンションの管理会社で大手だから信用していたが、その若手担当者は、自分の個人的な知り合いを連れてきていたのだと後で気づいた。
リフォーム会社の人だった。
しかも、個人経営の小さな事務所らしく、内装がセンスが悪くて気に入らなかったが、人当たりだけはよくて、憎めなかった。
後から、担当者がリフォームの人を勝手に連れて来て(もう、来ているから断れない)、会社自体はそのことを知らなかった可能性がある。
たぶん、その不動産会社の若手社員は、リベートをもらっていたのだろうと思う。

今回もそれかな、と一瞬疑っている。
だからこそ、大規模修繕会社にも同報メールを出そうとしたのだが、出す相手がなかった。

あんまり、不誠実だと、消費者センターに言っていくしかないが、まだ、そこまでは、、、。

現場に来て、客と対応する人は、たいてい、人当たりが良くて小回りが利くか、実直そうな人か、どちらかだ。
そして、その人が実質担当者で、責任者で、当の会社は連絡を取るのも難しい。

現場任せの無責任体制なのだ。
対応に失敗すると、現場の人が怒られるのだろう。
現場の人に恨まれたくないしね。

組織社会は、利益を得る奴が、どこまでもうまいことやる仕組みを作る。
なんか、いらつくわ~。

コメント

_ M吉 ― 2022/08/20 17:50

件の網戸を受注した会社の担当者が、電話をかけてきた。
返事はメールでいいよ(と言うか、オンライン会議中にかかってきても困ると思ったのと、証拠が残る方がいいので)、と伝えたが、
会議中に、電話を何度もかけてきた。

来週の火曜日には持ってくるそうだ。
舐められてるのか、相手がどんくさいのか、
ようわからん。

どんくさいように見せかけて、案外、したたかかもしれないし、、、。

わからん。
が、電話では、汗をかきかき、平謝りしたはった感じもしている。
しかし、単に性善説の私の思い違いかも。

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