忘れるということと覚えているということ2023/12/06 09:41

忘れっぽい人が多いなぁ、という感慨が起こることがある。
ある親しい友人は忘れっぽい人で、
いろいろ忘れている。

一緒に参加した集まりなども、覚えていない。
で、もう一人の人に確認しても、覚えていない。
そうなると、あれは私の夢だったか、妄想だったか、、、と思ったりして不安になる。
が、私の記憶が正しかった事実が判明すると、
改めて、
そうか、、、人って、忘れるんだ、、、と軽い絶望感と共に思う。

かくいう私も忘れていることも多いだろう。
私が覚えていて、他の人が忘れていることは、
私にとって結構重要度が高く、
他の人には重要度が低い、ということだったりするのだろう。
その時、その人がどういう状況だったか、が影響することもある。

母がまだ元気だった頃、
私が京都に出かけて、、
母が好きな京都の塩芳軒のお饅頭を買って帰ったら、
母は、「よう覚えててくれたねぇ」と感激していた。
「100回くらい、聞いたから」と冗談含みで答えたような気がする。
母は、あまりにも日常的な会話なので、自分がしょっちゅう言っていたことは意識していないのだろう。
記憶に残すのは、「特記すべきこと」なのだろう。

私の人生での特記すべきことと、
他の人の特記すべきことは異なるのだろう。

この特記すべきことが何なのか、
人生の風景を決定するこういうことをぼんやり考える今日この頃。

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