お友だちとの線引き2020/06/04 10:12

今の内閣のお友達優先ぶりは、あまりにもあからさまで、
よほど国民をなめているのか、
幼稚極まりないのか、
推し量ることができないレベルだ。

しかし、とても卑近な例だけど
昨日、はたと、思ったことがある。
久しぶりに団体の事務所に出掛けた。
機関誌の発送作業だが、4人でしゃべりながらそれぞれの分担の作業
をする。
あまり頭を使わない作業なので、みんなよくしゃべる。

別の団体の催しのチラシについて、御大二人がもめ始めた。
機関誌と一緒に同封することになったらしいのだが、
チラシ自体はまだ一枚しか届いていないので、
事務所のコピー機でコピーするらしい。
もめている内容はわからないのだが、
おそらく折衷案を求めたのだろう、御大の一人が、
私に説明をし始めた。
聞けば、表面だけコピーして、「お申し込みは裏面へ」という文字を消して、
「お申込みは〇〇(私たちの団体の名前)まで」に修正しようと思う、とのこと。

そこで、「え?」と私。
「これ、他の団体だから、情報を出すとすれば、両面をコピーして全部の情報を出すべきじゃないですか? うちの団体が窓口になるのはおかしくないですか?」と。

この意見は、今度は御大たちをびっくりさせた。
成立以来、ずっと御大二人が関わっている。
同じネットワークの中にある。
会議も同じ事務所を使っている。
「近い団体やのに」と御大二人。
「友だちの団体やのに」
出たぞ! 友だち!

「別の団体として成り立っている以上、情報を改変するのはよくないと思います。
このチラシは表と裏で情報が完結しています。だから、両面をコピーしてそのまま伝えるべきだと思います」と、私も譲らない。
御大の一人は一瞬、怒りの表情を向けたが、
「あんたも、結構、、、、」とあとを飲み込んだ。
しばらく皆、沈黙。
「頑固やなぁ」と言いたかったのか、「固いなぁ」と言いたかったのか。
そうだよ、M吉は、厳格で頑固なのだ。
なあなあは嫌いなのだ。
なあなあにするなら、なあなあにする理由が要る。
知らんかったんかい、という感じ。
おとなしくて、けんか腰でものは言わないけど、筋は通すのだ。

御大二人は、活動が長く、これら近縁の団体はほぼ自分のシマだ。
ほとんど自分の裁量の範囲内だ。
が、私から見ると、それは団体の私物視だ。
団体に多くの時間を割き、お金もたくさん出してきただろう。その貢献度は高い。
それでも、団体は客観的に成立していなければならない。
いくら貢献しても、個人の思い通りにはならないもののはずだ。
お二人と同じ感覚を共有していない私は、違和感を表明し、
理屈では反論しにくかったらしいお二人は折れてくださって、結局、両面コピーとなった。

帰り道、そのことを考えていた。
今日はえらそうに言ったけど、他の集まりでは私も同じことをやらかしているかもしれない。
当たり前になっていることを相対化するのは、非常に難しい。
心理的に距離が近いと、活動の実践にも影響が出る。
団体の役員が友人だったりすると、団体についての困りごとの相談を受ければ惜しみなく同情的な助言を個人的に行う。が、それが、その団体の方向性を決めることもある。
その団体が社会的に重要な位置にあったりすると、個人的な助言が、大きな方向性につながることがある。
そのような事例をたくさん見てきた。
助言した本人には、そのような重大な局面に関わったつもりはない。
団体の方向性を決めるような大それたことを、外部の自分がやるべきではないと思ってさえいる。
しかし、友人の困りごとなら、個人的に相談に乗る。同情もする。楽になれるような助言もする。
が、プライベートな発言が、社会的に独り歩きすることなど、いくらでもあるのだ。

話をもとに戻すと、
今の政権のお友だち優位主義は、こんな卑近な例に匹敵するくらい、
幼稚であからさまだ。
昔は、もっと凄腕の策士がいたのかもしれない。
悪だくみが、もっと大人に見えた。
なんか、みな、一律に低下したのか。
それとも、こちらがバーサンになって、みんなが幼く見え始めただけか、、、。

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