仕事・・・2017/07/08 08:45

仕事を最優先して生きてきたので、
いよいよ、仕事も終わりかけてきて、
どうして生きていけばいいのか、、、、。

私の科目は、旧カリキュラムに属しているので、
今は、私の科目を選択した4年生以上が受講するだけだ。
学生は、だいたい、時間の都合で科目を選ぶから、
曜日によって、多かったり少なかったり。
しかも、就活もしているから、全然授業に来なかったり。

彼らが卒業すると、私の科目はなくなる。

一科目だけ、新カリキュラムに入っているので、
半期に一コマは、これからも続く。

こうしたカリキュラム編成について、
私に説明してくれる人はいない。
嘗ては、専任の教員が、次年度の出講依頼とともに、
カリキュラム編成の説明をしてくれたが、
今はそういう人がいない。
だから、非常勤仲間と話していても、ちゃんと説明を受けていない人が結構いるとわかる。
語学の先生だけは、
必修科目を専任と連携でやっているらしく、情報通だ。

この状況、巷のアルバイトばかりで回しているチェーン店などと、
あまり変わらないように思う。
長年働いて習熟している店員さんなんて存在しないから、
商品知識はゼロに等しい。
大学もこれに似てきている。
ある年度から、事務所の人ががらりと入れ替わり、
新米っぽい人がカウンター越しに対応してくれるようになった。
ちょっと、踏み込んだことを聞くと、とにかく奥に聞きに行く。
それなら、私が直接聞くよ、と言いたい感じ。
たぶん、派遣かアルバイトか、なのだろう。

そして、ベテランらしい事務職員が、
私にカリキュラムの変更について教えてくれる。
かつてなら、専任の教員の仕事だったと思うが、
今は、教員もよく知らなかったりする。
外部から見ているだけでも、内部で何かが大きく変わったのがわかる。

今、働く人はキャリアを積み上げることができないシステムになっている。
一部の中枢部の人たちだけが、正規社員となって全体を司り、
残りはルーティンワークをこなすだけの働きアリだ。
だから、非正規で十分という考え方だが、
それが社会全体の熟度の低さに反映し、浮足立った世相をつくっている。
現場のルーティンワークでも、習熟した人が行うと、
その充実度が違うのだ。
それは、消費者、利用者の満足度に反映し、社会全体の文化度にも反映される。

現政権の労働政策は最悪である。

で、まぁ、私の仕事の話だが、
なんだかまだ、仕事をしない自分を想像できなくて、茫然としている状態だ。

コメント

_ つゆ ― 2017/07/08 10:25

大学でも人件費節約ですか。
正規、契約、派遣のうち、正規を減らしていくのは、
普通の社会でも昨今見られることで、
一部の大企業だけが得するだけのようです。
おっしゃるように、文化、教育、社会程度の総レベルを下げるだけ。
そのシワ寄せを受けるのは、結局女性ーー

_ M吉 ― 2017/07/08 19:26

つゆさん

ほんとに、いずこも同じですね。
若い人たちも、働き甲斐がないでしょうね。
いくら働いても、経験も積み上がらず、経済的にも苦しいまま、なんて。

_ みのり ― 2017/07/08 22:44

虎猫さん

 始めましてみのりです。
教員をされているのですね
もう定年退職ですか?
長い間お疲れさまです。
定年後は趣味などを楽しんで下さいね

_ M吉 ― 2017/07/09 18:13

みのりさん

コメントをありがとうございます。
もともと講師の仕事は副業だったのですが、
今やそれしか仕事はなく、それもなくなりかけ・・・
趣味もなく、あ˝~、どうしようかな? てなところです。

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