与し易し2016/04/01 17:02

小学生のころから、よく母に言われました。
「あんたは、与し易し、と見られて利用される」と。
「与し易し、って何?」
「自分の思い通りになると、思われることっ」と、母はちょっと怒っていました。

たぶん、お金を借りられた、とか(返ってこない)、
相手の思う方向に誘導される、とか、
そういう私が歯がゆかったのでしょう。

結局、大事に至るようなことがなかったのは、自分にとってあまりにも不利益なことだと、ごく自然に退いたからだろうと思います。
で、今もそうなのです。
あんまり、自己主張しないので、そういう私だからこそ近づいてくる人はいます。

もちろん、誰もが悪巧みで近づいてくるわけではありません。
ものを言いやすい、受け入れてくれそう、という好印象で、交流が始まる人が多いのですが、たまに、「与し易い」と思って近づいてくる人もいる、ということなのです。

で、与し易い、ということで近づいた人は、私の「本性」に出会って、今度は遠ざかります。
私に怒られた経験のある人は、「怒ったら怖い」と、ず~っと言い続けています。
怒らないと思って、私を侮っていた自分が悪いんでしょ!


私は、
友だちがころころ予定を変更しても、
約束を違えても、
たいてい、怒りません。
あんまりそういうことで腹は立たない。
でも、心をこめてやっているのに、
こちらの誠意や努力を顧みず、相手が自分の思い通りにならないだけで文句を言いだしたら、たぶん、
怒る!
だいたい、相手が怒れば、私の怒りに火が着くことが多いのです。

私のことを「頑固」という人は、私の強硬な態度に驚いた経験があるのでしょう。

でも、私に言わせれば、「柔和」であることと「従順」とは全く違うのです。

親しい友人がいつも言います。
「この人、ソフトに見えて、ほんとは強いからね」と。

で、そういう私とずっと友達でいてくれるのは、
「与し易い」から近づいたわけではない人たち。

今、関わっている団体の御大が、口うるさくて、
自分がそのうち、切れるのではないかと、自分が怖い。
ソフトなまま、うまくあしらいたいのだけど、そんな芸当、私にできるかなぁ。

ブショネ2016/04/01 20:20

立て続けにブログを書いているのは、
書かなきゃいけない原稿のためにパソコンの前に座っているのに、
全然はかどらないから(^^;)

タイトルの「ブショネ」
最近、知りました。

私は赤ワインがとっても好きなので、
晩御飯の友は、たいてい赤ワインです。

先日、あるおしゃれな店で友人とイタリアンな食事をしました。
ワインとチーズが売りで、ちょっと通(つう)な感じの店。
固定ファンも多いようで、カウンターには一人で来ている若い女性や男性客。

で、ここのワイン、結構高めなのですが、
そして、すっごく楽しみだったのですが、
ワインが変な匂い。
何度匂いを嗅いでも、変。
友人にもみてもらうと、友人も眉をひそめます。
「上等なワインって、こんなもの? まさかね」
と、サーブをしてくれている店員さんを呼びます。
店員さん「ソムリエに言います」。
で、なんだかちょっとプライド高そうなソムリエ(?)が席まで来ました。
この人、以前、来た時と同じ人ですが、ちょっとプライド高そうで、あんまりサービス業に向いている感じはしない女性です。
彼女曰く
「テイスティングしましたけれども、同じものを飲んでもみましたけれども、問題はございません」とのこと。
「それなら、いいです」と、こちらの気のせいにして、
続けて飲んでみるけど、やっぱりダメ。

変な匂いって、どういうのかと言うと、
あるサイトにぴったりの表現が書いてありましたが、
「雑巾を陰干し」したような匂いです。

やっぱり飲めなくて、結局、安くないそのワインを残しました。

で、帰ってから調べましたら、
「ブショネ」というものだそうです。
それは、バクテリアに汚染されたワインなんだそうです。
ワイン生産量の3~7%の率で存在するのだそうです。
で、ソムリエでもわからない場合も多く、開けたばかりのワインだったりすると、わからないことがあるとか?

3~7%って、一生当たらない人もいそう。
こういうのだけは、当たるのね、私。

わからずに飲んでもからだに害はないらしいですが、
そのせいかどうかわかりませんが、その夜、トイレに通うこと5回くらい。
食べたものがよくなかった、としか思えない。
友人と二人、
あこがれだったその店ですが、
これからはやめとこう、という結論でした。