宿題2016/03/01 22:07

 原稿を書く仕事って、宿題をかかえているような感じ。
何をしてても、どこへ行っても、「あぁ、あれ、やらなくちゃ」という感じで、やり終えるまで、思い出します。

 締め切りまでまだ間があるから、と遊びの約束を入れて、実際に遊びに出かけても、ふと、思い出してしまいます。
やっぱり、気になってる・・・

 何も気になることがない、というような日は少ないような気がしています。
 いつも、何か懸念をかかえている感じ、、、。

 仕事をするのが常態だったころは、それが当たり前なので、毎日、仕事をしていました。ずっと、仕事をしていました。
でも、最近は、そういう状態ではないので、仕事が大層になります。

 若い頃、たとえば9時から5時まで働いて、あとは、完全にオフで、気持ちが解放されるような働き方をしたいと思っていました。
でも、結局、家で原稿を書いたり、講義の準備をしたり、という仕事をずっとしてきました。
今となっては、それがなくなると、魂が抜けたようになるかもしれないと思ったりもします。

 老いというのは、少しずつ、用事がなくなる自分にどう魂を吹き込むか、ということかなと、思ったりもします。

息子2016/03/03 09:28

 息子が幼い頃、私が台所でにんじんの皮を剥いていると、外から帰って来た彼が言いました。
「お母さん、そんなことやっても無駄やで」と。
「え?」
「にんじんはいくら剥いても、おんなじ色やで。」

 ちょっと彼が大人に近くなった頃。
私は、子どもたちには、「トイレの掃除をしなさい」と言わずに、清潔に保っている様子を見せることで、掃除の必要性を知ってもらいたいと思って、せっせと掃除をしていました。
その姿を見て彼が一言。
「そんなことしても無駄やで。僕らは、お母さんがきれいにしてくれたら、そういうもんやと思って、楽するだけやから」と。

 すっかりおじさんの年齢になった息子と、久しぶりにランチを食べました。仕事が休みになったので連絡をくれたのです。
私は、突っ張り棒と付属のネットをはずして、かかわっている団体の事務所に持っていかないといけないので、車で運んでくれるよう、頼みました。
快諾してくれました。
「はずすのに、15分くらいかかる? じゃあ、20分後に」と、彼。
で、30分近くかかって、ペンチや何やかやを使って、汗をかいてはずした後、車で待っている彼のところへ、
で、運んだ先で、組み立てるのはさらに至難です。
機嫌よく事務所にポールを運んでくれた彼は、
「じゃぁ、車で待っとくから」と、さっさとエレベーターへ。
組み立てるのを手伝ってくれるかなぁとひそかに期待していた私は、一人では無理なので、諦めて事務所を後にしました。
後日、70歳代のおねえさまと二人でやることになりそう・・・。

いつもとっても機嫌のよい彼は、いっしょにいると楽しくてストレスがたまりません。
でもめんどくさいことは、一切やらないタイプ。
いやなことでも、仕事ならきっとしっかりやっているのでしょうが、(そう願う)
プライベートでは、やりたいことだけをやる人です。

息子を大のお気に入りだった私の母も、
一度目の入院の時、
「あの子が来ても、何をしてくれるわけでもないし、、、」と、久しぶりに顔を見せた息子のお見舞いを喜ぶふうもなく、
寝込んでからは、息子に会いたいと全然言わなくなりました。
娘のことは、呼んだりしていたけど、息子のことはまったく。
ほんとにな~んにもしてくれないから。
「おばあちゃんは、あんたが顔を見せてくれるだけでうれしい」と、いつか言われたことを真に受けて、ほんとに顔を見せるだけ。

相手に気配りして、何かをしてあげる、ということをまったくしない人です。
でも、頼めばホイホイやってくれるし、優しいし、明るいし、年寄り受けのよい男なのですが、世に言う「マメ」さは皆無です。

私は、頼むのが苦手だし・・・

花粉・・・2016/03/06 16:00

花粉が飛んでいます。

私の天敵、花粉が、、、、。

目が痒くて痒くて。

お薬を飲んでいても、効かなくなるほど、重症のことがあります。
近々、イベントがあります。
今度の私の役割は、総合司会。

「ようこそ・・・みなさ・・ま (フェ・・・フェックションッ)
ほんじ・・つ、、(フェクション)は、わが団(フ・・・ファッ)体の、、、」

あ~、想像するだに、いやだなぁ。

自分が講演者であるときは、それなりに言い訳などもはさみながら、
好きに喋れるのだけど、
生真面目な(?)司会者が、こけたら、どうよ。

ま、しゃーない。
そのときは、ちょっとしまらないイベントになるだけだわ。

2016/03/10 09:53

あちらこちらで風邪が流行っています。
インフルエンザだった、という人にも何人か会いました。

私、大丈夫かな~。
花粉だけで精いっぱい。
これ以上、ウィルスをもらいたくないのだけど、
こう寒暖の差が激しいと心配になります。
ふと、風邪の兆しを感じると、
う~ん、あの友達も風邪だった、あの人はインフルエンザが治ったばかりだと言ってた、、、と、やたら気になります。
仕事を控えているときは、仕事が終わったら、
風邪でもなんでもひくから、今はまだダメェ~、という感じです。

極度の心配性、という友だちと会いました。
彼女も風邪が治りかけ、と言っていました。
やせ細って、いっしょにランチをしたのですが、
いきなりレタスを食べている彼女に、思わず、
「もっと、栄養のある物を食べて」と、あんまり、そういうことは言わない私も言ってしまいました。

彼女は、心配性が高じて、からだをこわすほと悩んだりしていたようです。
だから、食べ物ものどを通らないみたいです。
本人は、自分の考え方の癖をよくわかっていて、
客観的に分析できる人です。
小さかった心配事を、自分で勝手に大きくしていく癖がある、ということも気づいています。
なのに、心配性から抜け出せず、鬱々としてしまうそうです。
考え方の癖、というのはほんとうに抜け出しにくい。
朝寝坊の人が、なかなか早起きできない、というのと同じです。

私の父は、私が子どもの頃、私の悪いところばかり、責める人でした。
ずっと、私の「できていない」ことを言いたてて、
私はすっかり自信のない子どもになっていました。
でも、自信がなくて、元気のない子どもだった私を、やっぱり父は、
「元気がない」「うっとうしい奴だ」と責めました。
だから、私は亡父を未だに嫌いです。
でも、あるとき、私も親しい人を、責めている、ということに気づきました。
責めるつもりなどまったくなくて、相手を評価してさえいるのに、
なぜか、不満ばかり言っていたようです。
それは、呼吸するように、無意識の行動でした。

相手からの異議申し立てなどに、だんだん、気づくようになりました。
それも、ある日突然わかった、と言うよりも、じわじわと父のいやだった言動や自分の言動などを振り返りながら、気がついてきました。
父と同じような、すごいマズイ癖を、私も持っているとわかって、愕然としました。

これは、異議申し立てをちゃんとしてくれる人が傍にいないとわからないことかもしれません。
「いやな人間」だったのかもしれないと思うと、恥ずかしくて、たまらなくなります。
う~ん、今は大丈夫だろうか?

誰か、時々、やさしく叱って! なんて思います。

さて、これから2016/03/13 23:27

今日は、かかわっている団体の総会です。
無事、終了です。
こういうイベントをやると、元気が出ます。
疲れるけど、闘志がわいてきて、やる気になります。

最近の仕事の場は、いじめやパワハラが横行しているようです。
関わっている団体でも、そういった相談が持ち込まれることが増えました。
パワハラは、鬱になったり、トラブルになったり、
何一つ、良いことがありません。
どのように解決に持っていくか、頭をかかえるところです。

個人的にも、
去年、私の授業を受けていた学生さんからヘルプの電話。
また、非常勤講師仲間の先生からもヘルプの電話。

続くときは続きます。
総会も終わったし、明日から、これら相談事の解決にかかります。

で、結局、事務局長を引き受けてしまったのですが、
その団体の御大が、最近、扱いにくい。
もう一人の御大とよくバトルをしています。
私は、お二人のペースではやってられないので、
「逆らいますよ」と宣言しています。

バトルの末、疲れ果ててやめてしまった友達が、
「あなたは一見ソフトだから、うまくやれると二人に思われてる」と笑います。
「ほんとは、違うのに」と。
「やってられるかっ」と私が切れるのは案外早いかも、、、と自分でそれが心配。
うまくやっていけますように・・・